お化け屋敷なんて怖くない!2024夏④ | バツイチ独身・四十路女のブログ♡

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入るとすぐ、真っ暗な中にテレビがあり…

このお化け屋敷のコンセプトが、おどろおどろしい物語調になって語られておる映像を見る仕様となっていた。


おまけにその映像の説明によると、私たちにはミッションまであるらしいチーン


お化けの呪いを解くためには最後に現れる部屋の中から鏡を見つけ出し、その鏡をお化けにかざすことで呪いが解けて、ここから脱出できる…というものであったあせる



ミント心の声→「た、ただでさえ怖いのに、ミッションまであるのかよ…私はトム・クルーズじゃないんだぞえーん(ミッションインポッシブルのことが言いたいらしい)つーか私、何やってんだろ…。友達に懇願して遠路はるばるこんなとこまでやって来て、わざわざお金まで払って、おまけにランタンまで別料金で買って、で、入る前から泣き叫んで入口のお兄さんに苦笑いされて、今もすでにこんなに怖くて、なんでこんな苦行を自ら遂行してるんだろ……。足し算ができないと生活に支障は出るが、お化け屋敷に入れなくても何も困らない。なのになんで私は自らこの試練を買って出てるのか…。イヤ、ちょっと待てよ…苦手なことを克服するのが本来の目的だったよな…つーか苦手なことなら他にもあるだろ!秀晴の運転とか、料理とか、もっと生活に密着した実用的な不得手が私にはあるだろっ!なのになんで!なんで私はわざわざお化け屋敷なんぞをチョイスしてるわけっ!?こういうとこよ、こういうとこっ!私はこういうとこがお調子者というか…とにかくいかんのだぞ!てゆうかそもそも……」



と、ここまで来てまだ往生際悪く自分で自分の浅はかさを心の中で責めておると…



『では、いってらっしゃい。』



と、映像が消え、横にあった小さな扉がギーっと開いた。



『行くしかないえーん


私と友は椅子から立ち上がり、意を決してその扉をくぐった。



『ランタン、持ってますからね~。優しく、優しくしてね…』


そう声を出しながら真っ暗で細い通路を友と手を取り進んでいく。

通路は細いので、必然的に果敢な友が前を進む形になっていた。


ひとつめの折り返しのようになっておる角の地点では何もなく、四十路女2人はへっぴり腰でソロリソロリと歩を進めた。


怖い。ただひたすらに怖い。

もうミッションやら呪いやらなんなら苦手克服なんぞもどうでもよいあせる

嗚呼…神様仏様、私たちにただひたすらこの場をやり過ごす術を…術を…


と、2つ目の角(ビビり過ぎてよく覚えておらんのだが、多分)を曲がろうと友人がそっと角から顔を出し

その先を確認した。


その瞬間…



『あああああ!な、なんかいる~!』


と、友人が声を上げたゲッソリ



私たちは動けなくなった。

この時、映像を見て中に入ってからまだ2分足らずであるあせる


私もそっと角から顔を出し、恐る恐る勇気を出してその先を見た。

暗がりに明らかに何かが立っているゲッソリ


『ムリぃぃっ~!ムリムリムリムリっ!叫び叫び叫び叫び



通路は細く、あの立っている何かの横を通るには距離が近すぎる叫び

みんなどうやってあの横を通過し、歩を進めたのか……

超絶怖がりな私からしてみれば、もう尋常ではない精神力としかいいようがない。

開始2分足らず、おまけに1発目の仕掛けでこの恐ろしさえーん

この時の私はもはや、この場から立ち去ることしか頭になかったあせる


『出よう、リタイアしようえーんもう私、絶対ムリえーん


『ミントちゃん、何言ってんの!まだ入ったばかりだよ!進まないと!』


友人はそう言いつつも明らかに固まっていた。

四十路女2人、お化け屋敷の通路でまったく動けず『進みたい。でも怖くてどうしても進めない。』

という極限の精神状態に追い込まれていたあせる



『お願い、もう出ようえーんリタイアしようえーん



『ミントちゃん…』


『謝る、今日のことは謝る。今度ランチ奢る!だからホントに…』



ゴンっ!!(物音)



四十路女2人→『ぎゃあああああっ!』



私たちは転がるようにして来た道を引き返した大泣き

先ほど映像を見た場所に戻ると受付のお兄さんが待っていた。

監視カメラの映像に私たちが一向に先に進めずにいて、挙げ句の果てに物音で恐怖がマックスになり、ダッシュで来た道を引き返して逃げておる姿が映っておったのだろうあせる



『大丈夫ですか?あせる


ミント→『リ、リタイアします…ム、ムリです…』


友→『ホントに!?』


ミント→『もう…私はホントに…ホントにムリだよぉぉっえーんえーん○ちゃん、ごめん。本当にごめん。』


友→『ごめん…私もあれはちょっとムリ…』



お兄さん→『ではリタイアで。』


2人→『はい…えーんえーん



てなわけで…

入場料を払い、おまけに『お化けが優しくなるランタン』までも買い、なのにまさかの開始2分足らずでリタイアしてしまう…という顛末を迎えた


『お化け屋敷なんて怖くない!2024夏』えーんえーん



呪いを封印するミッションを遂行するどころか、自らに課した『お化け屋敷克服』のミッションすら遂行できなかった私。。。。



来年の夏は苦手は苦手でも、『秀晴の華麗な縦列駐車』あたりから始めてみたいと思いますぞよチーン




そしてそして…





『お化け屋敷なんて怖くない』もとい、『お化け屋敷はやっぱりめちゃくちゃ怖かった』に改訂させて頂きますチーン



トホホ(;´д`)