お化け屋敷なんて怖くない！2024夏②

お化け屋敷リトライ1週間前…

私はテレビのニュースを観ていた。

すると、私がリトライする予定の例のお化け屋敷がまさかまさか、タイムリーに特集されていた

期間限定、しかもかなり怖いということでテレビが特集を組んだのであろう。

そこには女性アナウンサーがお化け屋敷内に潜入し、出てきた映像が流れていた。

女性アナウンサーは恐怖で号泣していた

おまけに中に入った一般客の出口での姿も流れていたが、女性はほぼ涙目。

『ホントに、グスン、ホントに怖かったです～！！うわぁぁ～！』

とギャン泣きしておる人までいた

な、なんでこんな時にこんなニュース、流れてんだ

私は…私はもうすぐ行くんだよっ！

テレビの前で口を開け、自分が完全にお化け面になってしもーた私。。。。。

『イ、イヤ…演出だ…これは演出なのだ！オトナの事情ってヤツだぞ！きっと！わ、私なんぞ殿方に振られてもっと、もっともっと泣いたんだぞ！こ、怖くない…怖くない怖くない…行ける！絶対に私は行ける！行けるどころかお化け役の人とラジオ体操くらいしてしまえるぞっ！イッチニー、イッチニー！』

と、その場でラジオ体操なんぞを始めてしまい…

いよいよ『お化け屋敷なんて怖くない！2024夏』リトライ当日を迎えたのである……

一緒に行ってくれる友人は

『私もお化け屋敷は決して得意ではない。』

という友人。

『なんでそんなに行きたいわけ？』

『ミントちゃん、なんでわざわざお金払って大嫌いで苦手なことしようとしてんの？？』

なんぞと散々言われたが、私の

『必殺！とにもかくにも拝み倒し作戦』

と

『苦手なことを克服し、自分を変えたいお涙頂戴話作戦』

で何とか同伴の承諾を得るに至ったのだ

車で約１時間…

私たちはお化け屋敷の近くに車を停め、周りにあるショッピングモール内でランチを食べた

私はこの後、ショッピングモールで買い物をするつもりでいた。

その間にお化け屋敷突入への最後の覚悟を決めるつもりであったのだ

だがこの友人は

『さ、行くよ！』

と、グイグイお化け屋敷の方に歩いていく

『え？！もう？？』

『嫌なことは先に済ませよう！ミントちゃんがどうしても来たい…って言ったんだからね！私はさっさと入って、後でゆっくり買い物したい！』

『イ、イヤ…。こ、心の準備が…』

『今まで何日心の準備してたわけ？？引き伸ばしても一緒！さ！行くよ！』

こうして私はいよいよ、自身の苦手を克服すべくいよいよお化け屋敷に向かうことになったのである…

その③に続く。