風呂にも入らず、コタツで寝てしまっていた
本日は女友達とお出かけ…の予定だが、やっぱり雨
しかしよく降るなぁ…
ハイソさんの事を少し、考えた。
向こうは何も思っていない。
そう改めて頭を切り替え、考えても仕方のないことだし…と思うと幾分かはラクになる。
大好きだった。
ずるくて、煮えきらなくて、誠実なのか不誠実なのか、何を考えているのか全然分からない人だった。
好きになってはいけない部類の男性だと、最初から分かっていた。
決して女性を幸せにできるような類の人ではないと。
なのに好きになってしまったのは、私の女としての本能だった。
頭ではなく、私は本能で恋をした。
いけないと分かっていても、彼の幾ばくかの優しさや時折うっすら垣間見える愛情を、懸命に信じようとした。
また涙が溢れた。
ムリはしない。
我慢しない。
泣きたい時は泣こう。
半年好きで、振られても諦められなくて、それで撃沈したんだから。
悲しいのは当たり前。
ちなみに…2歳下のアプリの人。
向こうはガンガンに来てくれる。
毎日LINE。
隙あらば『電話しませんか?』と。
時間があれば、電話で話す。
アチラは私以外にもやり取りしている人はいるらしいが、『ミントさんが優先順位1位です。会ってみて、素敵な人だと思いました。お付き合いを前提に今後会いたいと思ってますし、僕とのことを真面目に考えてほしい。もしあなたと付き合えたら、アプリも即退会します。』との事。
私はのらりくらりと『仲良くしてね』としか言えずに、流されるままいる…というのが実情。
LINEが来れば返すし、こちらからも送る。
さすがに電話はアチラ発信だが…
何度も電話で話してはいるが、1度しか会っていないのに、彼は私の何が分かるんだろう…と冷静に思ってしまう。
ハイソさんもこんな気持ちだったのかな…と、思う。
嫌いではない。好意を無下にするほどでもない。
LINEでやり取りすれば楽しいし、心浮き立つような感覚にも少しなる。
いてくれるならそれでいい。だが、いなくなっても引き止めるほどでもない。
なので真剣に向き合う。となると、それはまた違う。
キーホルダーのことも舞い上がってはいたが、仮に今回のアプリの人から『何かをお揃いにしたい』と提案されたら、『嫌いじゃないし…別にいっか。』と、私もしたかもな…と思う。
(指輪とかそんなんはムリだが)
要するに…すごく好きではないし、弄ぶつもりなんぞサラサラないが、相手に勘違いさせてしまうような行動は取れてしまう。
私も同じ穴のむじな…というか、ここに来て少し、ハイソさんの気持ちが分かった気がしてちょぴっとナーバスになってしまった。
外は雨。
私のこの恋心はいつ枯渇するんだろう。
そして…人の気持ちというのは奇しくも悲しいかな、複雑で奇妙で、残酷だ。