今日は偶然か、午前中はパンツの丈つめを5着もやりました。
いつもサイズ直しなどは午前中に終わらせて、午後から大好きなリメイクやオーダーメイドをやるのですが、こんなに同じ作業が続くのは珍しいです。

そして午前中、最後の仕事になったのがコチラ・・・

お縫い子テルミーに憧れて…
ズボンの脇に大きな穴が空いてしまっています。
小さな穴ならかけつぎの方が、まったくわからないくらい元通りに復元することができるんですが、この大きさだとミシンたたき(うらから共布を当ててミシンで糸の織り目に沿って縫いとめていく方法です)にしましょうか・・・
お縫い子テルミーに憧れて…

こんなに空いてしまったら補修しても目立つかもしれないですが・・・
という言葉にもお客様は笑顔で「大切な物なので着れればよいです」というお答え。それでは心をこめてお直しいたします。

お縫い子テルミーに憧れて…

まずは友布をお持ちでなかったので、裾の折り返しの部分から生地を取ります。





お縫い子テルミーに憧れて…
破れの裏から布を当てて、ミシンで細かく細かくたたいていきます。この時必ず生地の織り目や柄がずれない様に気をつけます。
縫い目が小さければ小さいほど目立たずきれいな仕上がりになります。


お縫い子テルミーに憧れて…
はい。裾も元通りに戻して穴もふさいでリフォームの完成です。
かけつぎだとこの大きさ・・・数万円に及んでしまうと思います(汗)が、ミシンたたきで仕上げると、破れ一ヶ所プラス裾の処理で1,680円でのお仕上がりでした。