白ヤギさんからお手紙ついた
黒ヤギさんたら読まずに食べた
仕方が無いのでお手紙書いた
さっきの手紙の御用事なぁに?
黒ヤギさんと白ヤギさんが、届いた手紙を食べちゃって『さっきの手紙の用事は何だったの?』って手紙を出しては…また、食べちゃって。
誰もが知っている、童謡。
アタイはね、この詩に凄く愛情を感じるの。
同じ失敗を何度も何度も繰り返す、2人?は決して完璧じゃない。
届いては食べ、食べては手紙を書き。
その繰り返し。
学ばない…。
似たもの同士の2人。
でも、黒ヤギさんも白ヤギさんも、手紙を書くことをやめない。
無駄だなんて思わずに、また手紙を書く。
『さっき、何て言いたかったの?』
相手の事を聞きたくて、また手紙を書く。
自分の事を知って欲しくて、また手紙を出す。
何度同じ事を繰り返しても、相手の事が必要で興味があるからなんだろうな。
完璧じゃないけど、この2人はお互いの失敗をなじることなく、いつまでも相手を必要としている。
そして、また繰り返す。
『さっきの手紙の御用事なあに?』
完璧じゃないこの2人の間には、とても深い愛がある。
そう思うのはアタイだけかなぁ?
相手を必要とする事。
ふと相手を想う事。
欲する事。
興味を示す事。
知りたいと思う事。
分かって欲しいと望む事。
相手に触れたいと思う事。
優しく触れて欲しいと望む事。
無駄と思わずに、相手を信じる事。
そんな簡単で単純な事を、すぐに人は忘れてしまう。
言葉がたくさんある分、シンプルな想いが伝わらなくなる。
本当の事が見えなくなってしまう。
黒ヤギさんと白ヤギさんは、今日も手紙を出し続ける。
そして、今日も同じ失敗を繰り返す。
『さっきの手紙の御用事なあに?』
また、相手の事を考えながら想いを手紙にしたためる。
黒ヤギさんと白ヤギさんの愛情物語。