その後に起こったのが、阪神大震災で、その日、前夜に大ゲンカした私は、彼のベッドで彼と寝ていました。
すると
「大丈夫やからな」
と、私にかぶさって守ってくれて、
「この人は私を守ってくれる人だ」
と、感動して、その後彼の実家がどんどん余震や雨風で崩れていき、家を出たいから一緒に暮らそうと言われて、同棲する事になりました。
この時、断っていれば良かったのに、彼を好きだった私は、彼が結婚しても大丈夫な人かなど、全く考えず、とにかく彼と一緒に居たい一心でした。
彼に
「結婚前提で無ければ無理」
と、伝えると、プロポーズもしてくれました。
私は彼は私を愛してくれているのだと思いました。
彼が全く人を愛する事が無い人だとは思わなかったんです。
私の実家は古い考えの両親だったので、同棲にはもちろん反対でしたが、病気だった父が、自分の死期を悟っての事か、彼に会いたいと。
両親と会った時、彼は無言で俯くばかりでしたが、それでも両親に挨拶してくれると、決心してくれた彼に感動し、
「娘をもらってくれるんやな。
頼むな。」
と言ってくれた父にも感動してしまい(私は決して両親とは上手くいってなかったので)初対面は、私にとってとても喜ばしい物でした。
その後、私を地獄へ送るとは思わなかった両親は、私に嫁入り支度をさせてくれ、彼との同棲が始まりました。