「成瀬は天下を取りに行く」からの成瀬シリーズの最新刊にして、集大成の本、とのことで。
成瀬シリーズは、いろんなところで話を聞いたりあらすじみたりはしてたのですが、なかなか機会がなく読んでいませんでした。
が、この度この最終巻を読む機会に恵まれ、読んでみた次第です。
物語は、成瀬あかりが京大理学部に進学するところから始まります。
でも、成瀬が一人称になることはなく、6つの物語で、それぞれ成瀬と関わる人物が、成瀬との物語を自分の目を通して語っていき、その中で成瀬が浮かび上がるような設計でした。
6つのお話を通して私がみた成瀬は、とても力強い『生きる力』と、明晰な頭脳を持った人だな、と感じました。
かなり個性的だけど、人を惹きつける力が強い成瀬は、その人たちとの関わりの中で周りに大いなる影響を与えていく。
物語はとても読みやすく、テンポよく読めました。
また、舞台が京都。
学生時代を京都で過ごした私にとっても京都は第二の故郷で、とても懐かしさを覚えました。
成瀬シリーズ2冊を読んでいなくても、ざっとしたあらすじを知っていれば難なく読めます。
楽しく読むことができました。
