垣谷美雨さんの本は何冊か読んだことがあって、好きな作家なんだけど、この本は読んだことがなかった。
石丸さんが本の帯の推薦文書いていたことをきっかけにこの本を読んでみたいと思った。
主人公は、還暦を過ぎて定年退職した霧島郁子。夫の実家のある地方都市に移住することにしたところからこの物語は始まる。
色んな縁から、郁子は二回目の選挙で市議会議員になり、やがて市長になっていく。
その過程に、政治に参加していく、どこにでもたくさんいる女性たち、男尊女卑甚だしい古参の市議会議員の高齢男性たち、色んな人たちの状況が描かれていた。
読んでいる途中で、この物語は、女性が主人公なんだけど、いつしか安芸高田市で活躍していた石丸伸二氏の、安芸高田市での来し方だったのではないかと思えてきた。
能力の低い議員たちと議論による戦い厭わず、町の存続のために、やるべきことを覚悟を持って進める姿。
郁子の行く末が、そしてクォーター制により沢山誕生した女性市議会議員たちのこれからの活躍がとても楽しみな終わり方だった。
安芸高田市議会が頭の中で脳内再生されてました(笑)
面白い小説でした。
