春馬くんが30歳になってから出演した、最初で最後のドラマ。亡くなる前日まで撮影していたドラマ。リタアイでも見たし、全四話も高画質で録画しました。このドラマに関して、色んな憶測や否定的なことをいう方も少なからずいるようですが、春馬くんの急な訃報の中、脚本家の方もスタッフもキャストも、全力でお蔵入りにせず、春馬くんの最後のドラマを形作って放送してくれたとわたしは思います。昨日まで普通に、一緒に仕事してた人が急に亡くなって、しかも病気や事故でなかったなら、とてもしんどかったであろうことは想像に難くないです。
ここのところ、春馬くんが出ていたドラマが再放送されることが多く、見る機会もありましたが(今は毎週ラスト・シンデレラやってるし)、やっぱり今に一番近い春馬くんが見たくなりました。
そして、眠れない夜に、カネ恋を気づいたら全四話見てしまっていて、そして、かねてより購入してはいたけど、なかなか読めずにいた、本来描かれていたはずの2人の物語の続きを見たくなりました。
(多少ネタバレが入ること、ご了承ください。)
放送された四話、『過去への旅』の回は、やっぱり本当は慶太といくはずだったんですね。そして、きっとその撮影は終わっていたのだと思います。慶太の代わりに、猿彦と純が一緒に旅に出たのですね。
慶太の「チュッ」の意味も、「猿渡さんなら本能で、あ、かわいいな、でするかもですけどね」と、本来慶太が純に相談する時に話していたことを代弁してくれてたんですね。
春馬くんが亡くなってからカネ恋に関する報道で、5話の途中まで撮影が進んでた、とありましたが、その画像見つけました。
これ、慶太が出した企画が通って、企画部で打ち合わせている場面だと思います。シナリオブック見てると、四話か五話あたりのエピソード。
五話のおしまいまでいくと、慶太と玲子がお互いの気持ちを認識し合って、そこで一つの区切りにできたようにも思えるのですが、そうしなかったのはそこまでは撮影が終わったなかったのかな。
シナリオを全部読んで、春馬くんの慶太はこんなふうに動いて、玲子と一緒に物語を紡いでいったのかな、と3話までの慶太をベースに想像しながら読みました。
カネ恋、なかなかおもしろい脚本だと思いました。最近漫画がベースのドラマ多いですが、こらはオリジナルだし、春馬くんが5月の比嘉愛未さんとのインスタライブで『ラブコメやりたいね』
(比嘉さんと一緒に、という意味もあったかもしれませんが)と言ってたけど、結構楽しいラブコメだったんじゃないかと思います。最初は御曹司なのに服のセンスが「??」とかそういうのもありましたけど、多分回を進めていくうちに変わっていった気もします。
玲子と慶太の物語はつづく。
ドラマの第四話(最終回)の最後、爽やかな風が吹いて誰かが家に入ってくる。猿彦が喜んで、玲子が静かに優しく微笑む。慶太が帰ってきて、2人は本来の物語へと戻っていく。私たちはその姿を見ることは叶わないけれど。
最初は、三浦春馬の無駄遣いじゃないか、とも思いましたが、コンフィデンスマンJPのジェシーのように、春馬くんが演じたからこそ、あんなに魅力的な慶太だったんだと思います。
慶太も最後まで見たかったし、いろんな映画やドラマ、ミュージカル、これからも観てみたかった。
慶太がデザインした、猿のしっぽモチーフの結婚指輪。シナリオブックの最後の方のページにこの写真がありましたが、これだったのかな。
春馬くんがどうして自らの人生を終わらせてしまったのか。春馬くんは俳優だから、演じるのが上手で、きっと自分の闇を見せなかったのだと思う。誰かに、何かに追い詰められても、抱え込んでしまったのか、悪意を持った誰かに阻まれたのか、外野には知る術はないのだけれど、春馬くんの魂が、せめて今穏やかにいてくれたらと思います。
そして、私は春馬くんが羨ましいとも思ってます。春馬くんの実行力、私にもあったらいいのに、って。わたしは中途半端だな、何もかも。願っても、できない。勇気がない。
春馬くんが居なくなった時期と、私が仕事で潰れた時期はほとんど同じ。春馬くんがどんどん遠くなるということは、私も社会からどんどん遠くなっているということ。





