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久々の東野圭吾作品。
最近、本当に読書をしてる時間がないので、人気の東野圭吾作品は図書館で
予約して、忘れた頃に予約の順番が回ってきて読む、というパターンが多いです。
この本も、予約したのって8か月くらいだったような。。
(ちなみに最近予約した「危険なビーナス」も80人待ちだったから、順番来るのは
早くて半年後くらいかな(笑))
ま、何はともあれ私の手元にやってきたので読みました。
最初に驚いたのは、なんていうか、「続きが早く読みたい!」という欲求を
ものすごく駆り立てられたこと。2週間が貸出し期間なので、期間内で読み切ろうと
思っていたのが、あまりに続きが気になって、コマ切れ時間を見つけ出しては読んで、
結局2日間で読んでしまいました。。
内容についてですが・・・。
子どもの脳死と臓器移植がテーマです。
プールの事故で脳死状態になった瑞穂の母親、薫子の気持ちが
とても切なく思う場面が多かったです。
あまりに深すぎるテーマですが、脳死や臓器移植がこれほどまでに
活発になっているのなら、作品としてあっていいと思うし、この作品は
非常に質が高いものだと思いました。
瑞穂は最終的には脳死判定を受け(というより彼女が旅立ったと薫子は言います)、
彼女の心臓はある少年へと移植されます。その少年が移植後、
自宅で薫子と過ごしていたころの瑞穂の記憶がもたらしたものとされるバラの香りを
感じる場面で物語は終わりますが、なんていうか、もう、私がレビューで書き出したら
とても長くなってしまうので、ぜひ読んでくださいませ