女たちのサバイバル作戦 | Promised Land -帰りたい何処か-

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わたしにとっての「約束の地」はどこなのか?

その答えを今探しています。

女たちのサバイバル作戦 (文春新書)[本/雑誌] (新書) / 上野千鶴子/著
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私が常日頃、おかしい、どうしてこんなことになってるんだ・・と感じていることを

理路整然と説明しています。

また、このオヤジ社会で生き抜く術のヒントも書かれています。


常日頃、安倍政権は危険だと思っている私の言葉を代弁してくれているかのような

箇所もあります。まさに、「ゾンビ復活内閣」ですよ。。



私の職場では、ありがたいことに今のところ育休解雇はありませんが、

本書に書かれている通りマミートラックにはめられそうです。ここから離脱するには、

やっぱり従来通り、男(=長時間労働)と伍して働かなければなりません。

労働効率を評価に見てもらえません。

マミートラックにハマったら、なかなか抜け出せませんし、もう二流の労働力としてしか

見做されず、それこそ戦力外通知の様な状態になります。


昇進ですでに私はその目に遭っています。

通常、私は昨年4月に昇進するはずでした。なのに、しなかった。

三月半ばに産休に入ったからかもしれませんが、たかだか2週間のことだし、

そもそもうちの会社は産休は夏季休暇や結婚休暇、

忌引きと同じ特別休暇であって休業じゃないんだから、昇進させないっておかしいでしょ。



正直面白くありません。昇進はさっさと据え置いたくせに、

復帰してから、すぐに昇進するならまだしも、復帰して一年さらに据え置かれるのですよ。

理不尽極まりない。

でも、家のローンがありますから、絶対にやめませんよ。ええ、絶対に!




そして、人員削減によるギリギリの人数での仕事をしている限り、マミートラックはなくならない

でしょう。これでも、非正規雇用が増大した今のご時世、マミートラックがあるだけでもありがたい、

ということになるのかもしれませんが・・・。



著者の上野さんは、雇用が安定している人なら、とにかくどんなことがあっても

仕事だけは手放すなとアドバイスしています。

低空飛行になる時期があったとしても、低空飛行を続け、また羽ばたけるまで

飛び続けるように、と。



総括として、上野さんはこんなことを提言しています。

一部抜粋します。


人生の帳尻は五年や十年では合いません。彼女のキャリアには育児でブレーキが

かかり、それまで男に伍して「一番」を張ってきた彼女のプライドはずたずたに壊れるかも

しれません。ですが仮にしごとに優先順位を置いたからといって会社がそれに報いてくれ

るとは限りませんし、そのしわ寄せは子どもに行って、彼女は将来とりかえしのつかない

後悔をするかもしれません。目の前の子どものニーズを最優先しようとしごとを犠牲にした

彼女は、代わりに人が育っていく過程を共有する喜びを味わうでしょう。

(中略)

育児と介護は待ったなし、そしてこれほど専門分野を排し、人間の総合力を必要とする

しごとはありません。育児で培った彼女の総合力はいずれしごとに生きるでしょうし、

その能力を生かさないような職場なら見限って転職した方がよいでしょう。

(中略)

キャリアカウンセラーの福沢恵子さんは、会社での出世の代わりに「アフター・ファイブ」の

活動の場で存在感を示すことを「横出世」と呼びました。インカムソースがマルチプルであるだけで

なく、自分の拠り所、アイデンティティも、マルチプルであることでリスク分散をすればよいのです。


はたらき方を考えることは人生のバランスシートを考えること。そして逆説的なことに

今日では、差別のおかげで女たちの方が、正気でそのバランスシートを考えることができて

いそうです。



あとは、微力な者として、「おかしい」の声を上げ続けていくことでしょうか。

安倍ファシスト政権から平和主義日本を取り戻す、とか、

女たちの権利はく奪を阻止するとか・・・。あ、これは私の意見なのであしからず。