卒論代行業について | Promised Land -帰りたい何処か-

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わたしにとっての「約束の地」はどこなのか?

その答えを今探しています。

今日の朝日新聞朝刊を読んで驚いた。


卒論代行業が横行している、とのこと・・・・。



いったい何のために大学に行っているんだろう、と思った。

就職活動が忙しくて書く暇がない、とか、病気で、とか理由はいろいろらしいけど、

いずれにしたって、ほかの人間に書いてもらって卒業して、

それでいいと思ってるんだろうか。



私は理系学部だったので卒論はまず研究(実験)ありきだから、

実験やってない時点で論文かけないし、

研究室では定期的に報告会があるから、その時に経過をチェックされるので

そんな他人に書いてもらうなんてありえなかった。



それに、昔はフラッシュメモリなんていう大容量のデータを持ち運びできるツールがなかったから

卒論を書き進めるに伴って図や表が増えて容量が大きくなるため、

研究室のパソコンでしか書きようがなかったし。



文系は実験がないから他人に書いてもらうことも不可能ではないのかもしれないけど。

でも、そもそもですね・・・。



大学は勉強するために行っているのであって。

その集大成が卒論でしょ?

立派なものが書けなかったとしても、

自分で考え、自分で調べ、自分で書き上げるところに意味があるのであってね。



他人に書いてもらったら、まったく意味がない。

そんなんで卒業できたところで、本当の意味での大卒の資格はないね。


てか、そんなに勉強するのが嫌なら、高い金払って大学に4年も行く意味などない。



大学は勉強にしろ、社会経験にしろ、なんでも自由に経済的なことやほかの制約を

それほど考えないで自由に過ごせる貴重な場所。

勉強だけじゃなく、何かこれからの人生において

少しでもプラスになるような経験や出会いがあったなら

大学に行った意味があると思う。



遊びまくっていたとしても、折々の試験や、集大成の卒論では、やる時はやる。

そういう要領やメリハリを身につけることも一つの勉強だと思う。



そうやって何かを学んでくるために大学は行くのであってね。

そして、話は飛ぶけど、経済的な問題だけのために勉強したいのに進学できない者を救済するのが

日本学生支援機構の奨学金制度であってね・・・・。



奨学金を返済しない大馬鹿者が最近多いと聞いて嘆かわしいと思っているけど、

こういう卒論代行してもらって卒業したりするから

その結果として出てくる不埒者なのかもね、一部は・・・。



大学の質が低下しすぎている。

そもそも大学で中・高レベルの補講を受けないと講義についていけないレベルの

学力しかない人間が大学に進学する意味がないし、

やる気のない人間も義務教育じゃないんだから行く必要なし。

さっさと働けと思う。



そして、奨学金借りて返さない愚か者ども。

あとの人間のことを考えろ。

携帯代払う金があるなら、毎月払にして、バイトしてでも払え。

自分さえよければそれでいいなんて考え方なら、そもそも奨学金なんぞ借りるな。



あまりに嘆かわしかったので書いてみた。