名古屋名駅薪能 | Promised Land -帰りたい何処か-

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わたしにとっての「約束の地」はどこなのか?

その答えを今探しています。

毎年夏に名駅前で薪能が催されているのは知っていました。

毎年、応募していましたが、ずっとはずれてばかり。


今年も多分当たらないだろうな、と思いながら応募したのですが、

今年は見事に当選いたしました!!ベル



結構有名な能楽師が来ることで有名でしたが、

無料で見られるこの企画。


学生時代親しくしていた人が、能楽部(観世会)に所属していた関係で

それまで全く能に興味のなかった私が、彼の舞台を見に行ったり、

歩き方とか発声の仕方、その他所作の簡単なレクチャーを受けたりとかしていて

ほんの少しだけ能の触れる機会がありました。

無論、卒業してからはなかったんですけどね。



でも、なんだか懐かしく、行ってみたい気がしていて。

それに「薪能」には行ったことがなかったですから。



今回の演目は次の通り。


観世流・能「高砂」
観世 清和
観世流・舞噺子「玉鬘」
久田三津子
和泉流・狂言「鏡男」
井上 靖浩
観世流・仕舞「田村」
観世 芳伸
観世流・仕舞「西行櫻」
橋本 慈観
観世流・半能「石橋」
久田勘鴎・久田勘吉郎

いきなり一番手に大物・観世流宗家が舞いました。

ただ、「高砂」という演目通しで、だったので

能言葉に慣れていないド素人の私には、

舞わない長い前半部分でだんだん眠くなってきてしまい、

後半せっかく美しい舞を披露してくださっていたのに

半分頭が寝ておりました・・・。

(ついでに言うと、直前に座っていたひとが私と同じくらいの背丈で

 視界でかなり邪魔をしていて見づらかった・・・・)


そんなんだったので、次の「玉鬘」もほとんど意識が飛んでいる始末・・。

まったく猫に小判でした。



でも、狂言になってからは、話していることがわかるし、現代でいえば

コントのような感じだったので結構面白くみており、そこでしっかり

目が覚めた大ばか者。


そのあと、仕舞がふたつ続きましたが、動きがとても華麗だったし、

短めだったし、闇に浮かび上がる能舞台の魅惑的な雰囲気に

すっかり浸ってじっくり鑑賞。


その所作を見ながら、昔色々能について彼が教えてくれたことが

だんだんと脳裏によみがえってきたわたし。


そして、トリである「石橋」(しゃっきょう)。

これは、半能、つまりは後半のメインのとこだけやる、というものだったので

いきなりクライマックス。


文殊菩薩の浄土へ渡されている石橋の両岸に牡丹の花が咲き乱れており、

やがて乱序・露の拍子と言われる有名な前奏曲に乗って紅白2匹ずつ、計4匹の

獅子がおどり出て勇壮に舞い戯れ、千秋楽を祝う、というものでした。


舞台装置も能のなかではとても華やかだったし、四匹(四人)の獅子が

舞乱れる姿はとても美しく、かつ勇敢でした。

本当にいいものを見た、という気がしました。



終演後は、一緒に見に行った友達と遅めの夕飯。

タワーズの山本屋総本店で名古屋コーチンつくね煮込みうどん(期間限定、1500円)を

食べました。

意外に会場は気持ちよすぎる風が吹いて、終演のころには若干冷え気味だったので

煮込みうどんがちょうどよかったです。


ついでに、久しぶりに会った友達といろんな話をして、とても楽しい時間を過ごしました。



薪能、見に行けてよかったです。

(ちなみに薪能の薪は、本物ではなく、白い布に赤い光を灯してそれっぽく演出しているだけでした。

 ほんとうに薪でやったほうが素敵だけれど、やっぱり駅前という足かせがあるのでしょうか?)