タイトルに強烈なインパクトがあると同時に、
興味を持った。
嫌われ続けた女の一生、なのかと思った。
いったいどんな人生だったのか、
見てみたいと思った。
恐らく九州大文学部を卒業し、
地元の中学教師になった松子。
だけれど、窃盗事件で職を追われてから、
彼女の人生は転落する。
中洲での風俗嬢としての生活。
雄琴でのヒモ男との暮らしと、殺人事件。
つかまるまでの玉川上水近くの理容師との暮らし。
刑務所での暮らし。美容師資格の取得。
出所後の美容師としてのくらしと、
かつて自分を追い落とした男との暮らし。
再びの刑務所と、その後。
最後は、ヤンキーに嬲り殺されるという、
とても悲惨で波乱万丈な五十数年の人生。
ただ、彼女はいつだって一生懸命に人を愛していた。
そして、全てに絶望した40代以降だったが、
最後殺される直前、彼女は立ち直った。
気持ちを前向きにしていた。
松子はとても不器用な人だけれど、
とても一生懸命で純粋な人だった。
前向きさだって持っていた。
ひどい状況だったとしても。
映画を見にいくかどうか迷っているうちに、
映画は終わってしまった。
DVD化されたら見てみようと思う。
中谷美紀が好演しているらしい。
ちなみに、秋にはドラマ化するらしい。
前向きに生きる。
どうしたらいいのか。
私はあまりにも幼すぎる。
幼い。プロ意識がない。
どんな仕事でも、プロ意識を持って仕事する。
それこそが大切なことなのではないのか。
そうすれば、周りも次第についてくる。
そういうものかもしれない。