観てきました。「男たちの大和」。
「白旗の少女」にしても、「はだしのゲン」にしても、
「大地の子」にしても、戦争を描いた作品を読んで
何時も思うのは、いかにその時代の人たちが、
文字通り命がけで必死に生きてきたか、ということ。
そして、戦場でさえも、自らの過酷な運命を知りながらも、
それでも必死になって、国や、自分の大切な人たちを
命がけで最期まで守ろうと戦う人々。
史上最強といわれた大和だったが、
最期は特攻隊のごとく、護衛艦も戦闘機もなしで
単独で沖縄に向かう途中、実力を発揮することもなく、
海に沈んでいった。
戦艦大和の乗組員である、
内田守二等兵曹(中村獅堂)、森脇庄八二等兵曹(反町隆史)、
この物語を紐解く役割を担う若き少年兵神尾克己(松山ケンイチ・現代では仲代達矢)
その他の若き少年兵や、上官たち。
そして、
無謀な沖縄への出撃命令を下されたときに、
彼らの命を預かっている、という思いから、意見した
伊藤整一司令長官(渡哲也)。
所詮戦争中、軍隊においては、上官、
ひいては最高司令官の天皇(昭和天皇)の命令は絶対だ。
「死ぬ覚悟はできております」
という少年兵たちの言葉を聞き、
「あんな子供みたいなやつらに、
本当に、死ぬということがわかっているのだろうか」
と呟いた森脇。無言で頷く内田。
戦艦大和の最期は壮絶だった。
皆の応戦虚しく、多勢に無勢といった感じで、
どんどん兵士達は撃たれていき、そして最期大和は沈没した。
映画の一番最後に出たメッセージ。
「彼らが命をかけて守った日本に、今私達は生きている」
戦争がいかに悲惨か。
戦後60年間、戦争に巻き込まれること無く平和に過ごせたのは、
彼らの犠牲があったからこそだ。
最近、自衛隊を「自衛軍」にするだの、
憲法を改正(個人的には改悪だと思うが)して、
第9条を骨抜きにしようとしている政治家達がいるが、
そういう人たちに是非見ていただきたい映画だと思った。
そして、戦争を知らない我々若い世代にも。
多くの犠牲があったからこそ今ある平和。
それは決して努力なしでは保てるものではない。
まずは、政治に関心を持つことだ。
選挙で無責任な投票をするのではなく、
棄権するのではなく、自分の頭で考えて、
慎重に選挙権を行使してもらいたいと、思った。
・・・あれ、最後のほうは映画とは直接関係の無い
ことになってしまったけれど・・・
まあ、要するに、色々考えさせられた、
面白い映画だった、ということである。