「秘密」 | Promised Land -帰りたい何処か-

Promised Land -帰りたい何処か-

わたしにとっての「約束の地」はどこなのか?

その答えを今探しています。

昨日のみっともない事件(・・・というほどではないが)の次の今日で、
残業までして仕事をする気はなく、早々に退庁した。
高校時代の友達から、今日なら会えるという
メールを貰って、もと住んでいた街へ向かった。

おいしいご飯と、二人でよく行っていた
コーヒーショップでいろんな話をして帰ってきた。
昨日のこと、元彼が結婚したこと、
自分の今の人生の後悔のこと・・・。
勿論、友達の話も聞いたけれど・・・・・・。

 

帰りに会社に寄ってもらった。
そう、私の会社は桜の名所といっても過言ではないのだ。
研究室から見える桜が私はとても好きだった。2回見た。
2回目の桜に見送られて、私は会社を去った。

少しだけ桜は咲いていた。
また、桜の季節がやってきた。
部屋の写真立てには、満開の桜のした、グループ員全員で写した
写真がある。

 

「秘密」(東野圭吾)を読んだ。
元彼が、今の奥さんと付き合いだしたばかりの頃、薦められて
読んだ本だったからだ。
数ページ読んだ後、私はこの話を知ってることに気付いた。
本を読んだのではなく、ドラマで見た記憶があった。
バスツアー事故で、娘の身体に意識を宿す妻役を確か
広末涼子が演じていた記憶がある。
父親であり、夫役だったのは誰だったか思い出せないけれど。

 

彼はこの本を読んだ後、
「メッセージを彼女から確かに受け取った」と
記していた。
そのメッセージがなんだったのか、本を読んでなんとなくわかった。
彼は、その妻と、本当に深い愛情で結ばれている。
そう、まるでドラマのような。ロマンティストの彼にふさわしく。

悲観主義者で自分勝手なわたしとは、ありえなかったのだ、
彼が幸せになることは。
「秘密」の中の平介のように、彼は「直子」のような妻と人生を
ともに歩み始めて、今本当に幸せのただなかにあるのだ。

 

居場所がない私は過去の断片へ行こうとする。
だから元居た街にも戻る。もう完全には戻れないのにね。

 

今日は我が家に新しい冷蔵庫が来る日だったのだ。
だけど、私は帰らなかった。
今の家族さえ、血縁家族さえ大切にできない私が
結婚などできるはずはない。
そして、前のような仕事に戻れるはずはない。
だからといって、今の仕事を続ける気はさらさらない。
勉強しなくてはいけないんだけどね。
今日は全く勉強せず。また調子が悪いのでもうねるわ。

 

私の話に付き合ってくれた友達に、大感謝。ありがとう。