Larry fisher harps 手続き編 | 大阪・奈良 ヴォイストレーニング・アイリッシュハープ教室 音楽サロン・Cube Crea

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● Larry Fisher Harps 手続き編


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【音楽サロン】 Cube Crea

 

こんにちは、清水祥江です。


一つ前のフィッシャーハープの記事の補足で、私がとった事務的な手続きなど、これから入手される方の参考になればと書き記しておきます。


まず英語が堪能な人は、やりとりに問題はないと思いますが、私のようにほとんど英語がしゃべれない人は、頼みの綱はGoogle 翻訳です(笑)


もちろん最近賢くなってるとは言え、変な文章になる時もあるので、まず自分が送りたい内容の文章はなるべく短い文章をいくつも分けて書くようにしてます。


短い文章だと変な文章になりにくいように思います。


そして日本語から英語に訳したものをもう一回コピペして、さらにその文章を日本語訳にしたときに意味が通っていればオーケーということで、その英文を使います。


 私の場合は、1番最初にLarry Fisherさんにメールを送る前に、英会話を習っておられ、購入歴のある生徒の小林恵美さんが、前もって英語でご挨拶の連絡を入れてくださっていたので、とてもスムーズでした。


ちょうど8月の夏のマイケルさんのワークショップが終わった後、動き始め、8月の末か9月の頭ぐらいには最初のメッセージをお送りしていたかと思います。


Larryさんとのやりとりの中で自分の作っていただきたい木材の種類や細かいパーツのことを決めていきます。


例えば、本体がチェリーやメイプルなどの木材、多分他の種類もあったと思いますが、本体の木材を決める。

そして共鳴板の木材が確かに2種類あります。


シダーと、エンゲルマンスプルース、解釈が合ってるか分かりませんが、シダーの方がより薄く(?)届いてすぐから完成された音色が発せられるとか…


エンゲルマンスプルースのほうは、1年ぐらいかけて成長していくと言うような話でした。


最初Larryさんからは、音色に加え、より軽量なハープと言う部分から、シダーを勧められました。


しかし、いろいろ相談をする中で、耐久性ということにも重きを置きたい部分を考慮し、エンゲルマンスプルースにした方が良いと言われました。


そして、トリム、センターのリブ(真ん中にまっすぐ通っているパーツ)の木材を決めます。


いくつかの種類があったと思いますが、わかりやすく言うと白っぽい色とかこげ茶色とか、デザイン的な意味合いもありますね。


私は確か、カーリーメイプルと言っていたと思います。


出来上がってきたハープのトリムが、恵美さんとハープのような焦げ茶色だったので、もしかしたら、ローズウッドに変わっているのか、それともたまたま色が濃いめのメイプルか?


木材の種類や細かいところを相談した後…


それらが決まり、金額がわかれば手付金と言うのか、デポジットを1000カナダドル分先に入金します。


海外への送金は慣れていない人(私のような人)には、かなり敷居が高く、いくつかの方法があるようですが、私はLarryさんのオススメでWiseというアプリから行いました。


1番手数料が少なく済むように聞いています。PayPalも同じようなものでしょうが、多分Wiseの方が安く済むようにおっしゃっていたように思います。


アプリをダウンロードして、そこから手続きしていきます。


1番最初に手続きしたときの記憶がおぼろげなので、ちょっと違うかもしれませんが、まず自分の持っている日本円を、1000カナダドル分に変換して、カナダドルをプールする形です。


アプリから入金します。


11月ごろに、制作途中の写真をGoogle フォトでお知らせくださり、今こんな感じで作ってくださってるんだ…ということがわかり、とても感動しました。


12月の初めに連絡があり、ハープが完成したとのことで、残りの金額(送料等全て含む金額)を、再度入金します。


説明が合っているか分かりませんが、Wiseが持っているPayPay銀行の口座があり、その時点でのレートに換算した日本円を、一旦、Wiseの所有しているPayPay銀行に入金します。


そのPayPay銀行に一旦入金するときは、自分の銀行口座のアプリまたは、ネットでない場合は銀行に足を運ぶことになるんだと思いますが、とにかくWiseの持つ口座に入金をしたら、アプリ上で入金したと言う連絡をすると、しばらくするとカナダのLarryさんの持つ、Wiseのほうに登録している口座に入金がされると言う形です。


アプリは日本語で表示されてますが、わかりにくいところがあり、もう何度も四苦八苦して、恵美さんに助けを求めたり、私には難しかったです。


特に残金を入金するときに、上限金額を一時的に引き上げておくと言うことを勧めします。


私はそこのところが抜け落ちていて、上限金額が500,000だったので、1度にすべての金額を振り込むことができませんでした。


2日に分けて行うのですが、何かもうそれがすごくややこしくて、いろいろ失敗もありました。


レートが日によって変わるので、残金がどうなるのだろうと言うところが、Wiseのアプリにサポートセンターに連絡をしても返事が来ず、困り果てて、上乗せ料金を振り込んだら、42円返金されました(笑) 


四苦八苦しながらも何とか、すべての金額を振り込んで、やれやれと思っていたら、当たり前ですが、もう一つ…


税関に支払う関税やその他の諸経費です。


税関ではすべての品物を全部開封してチェックすると言う事はもちろんできませんので、抜き打ち的につまりランダムに検査するのです。


今回私はそれには当たらなかったので大丈夫でしたが、なんとこの検査、運悪く当たると、驚いたことに、その検査にかかる費用を、品物を受け取る人が支払わなければならないそうです!


検査立ち会い料みたいな…?


なんやそれ…


もういろいろ謎のシステムですが、とにかく今回それには当たらなかったので、余分なお金はかかりませんでしたが、ほんとびっくりします。


関税やその他の事務手数料等全て含めて、今回の私の場合は、82000円ちょい…という感じでした。


自宅までの配送を依頼すると、高速代金なども支払わなければならず、25000円から、30000円近くかかるようでした。


つまり、ハープ本体にかかるお金以外に、100,000円前後の費用が、余分にかかると言うことです(涙)


空港といっても、普段旅行に行くときのあの空港のゾーンではなく、全く足を踏み入れたことのない、国際貨物受け取りの敷地内に足を踏み入れるのです。


まず空港に向かう連絡橋を渡り、1番右側を行かなければいけなかったようなのですが、左にも国際貨物と言う表示があり、私はそちらに行ってしまったら全然違っていたようで、もうめちゃくちゃ迷ってぐるぐるしました。(涙)


ようやく本来の正しいルートにたどり着き、国際貨物を受け取るための敷地内に向かいます。


事前に連絡先等を、手続きしてくださる海運会社に連絡しておき、空港の関所のようなところ(高速の料金所みたいな感じ)で書類を記入し、首から下げるパスをもらいます。


そして実際に手続きしてくださる部署にその書類を持っていき、受け取りのための書類をもらい、ハンコをもらいます。


フォークリフトが行き交うような、工場のような雰囲気のところで、建物の2階に上がると、いくつかの輸送を扱う会社がテナントとして入っているようでした。


そして、ANAのカーゴのブースに車で移動し、書類を渡し、サインをして荷物が出てくるのを待ちます。


こんな感じでフォークリフトで運んできてくださいます。



自分の車のすぐ真横に、持ってきてもらえるので、とても助かりました!



段ボールの破損等の状況の証拠写真を念のために撮り、車に積み込んで自宅に戻ります。

 

もし明らかに段ボールが破損しているような場合は、必ず写真を撮っておかなければなりません。


私も底面の部分に段ボールの亀裂があったので、写真を撮っておきました。



今回、結果的に中身も無事でしたので、保険うんぬんの手続きは全く必要はありませんでしたが、1つ前の記事でも書きましたが、保険もいろいろ落とし穴があります。


今回カナダからフライトで成田空港に届き、その後トラックで関西空港まで運ばれると聞いていました。


カナダから関西空港までは、フィッシャーさんの保険が適用されます。


空港から自宅まで、運送会社さんが運ぶ場合は運送会社の保険が適用されますが、それは明らかに運送会社のトラックが事故を起こして、品物が破損したということがはっきりわかるような場合で、普通に安全に届けられた場合に、中身が破損していたとしても、それが日本でのトラックの運送中に起きたかどうか証明ができない限り、保証は難しいそうです。


つまり、現実的には、保険が空港までしかないとすれば、空港で中身を改めて無事かどうかを確認しない限りは、どうしようもないのでは…ということです。


そしてじゃぁ中身を見たらいいやんか…となると、これまた落とし穴(笑)


実際に空港で段ボールを開いて中身を確認すると言う事は現実的にはできないシステムです。


まず受け取る場所に、そのような中を改めることができるようなスペースが確保できないと言うこともあるでしょう。


そして、仮に改めることを有料で依頼した場合には、さらなる落とし穴…


自分自身では中身を確認できないのです。


しかも!


1つ前でも触れたように、30分5000円(最低でも1時間はかかるので、10,000円を支払えば、空港の職員の手により、段ボールの蓋を開けて中身を改めることができるが、それはソフトケースが入っているな…と言うところまで目視できるという意味で、中身を引っ張り出して、ハープ本体を確認すると言うことができないのだそうです。


もちろんそれらの作業は私自身が関わる事は一切できず、どこか知らないところで、空港の職員によって行われるということでした。


もういろいろツッコミどころ満載すぎてなんじゃそれ…そんなことに10,000円払って、ソフトケースの無事を確かめるアホが、どこにおるんやと文句言いたくなりましたが、お電話くださった海運会社の方も苦笑いという感じでした。


とにかくLarryさんは世界中にものすごい数のハープを今までに作って発送されている中で、今まで1度もトラブルは無い…段ボールは二重に、かなり頑丈に梱包しているから、安心していいよと言ってくださっていました。


安全に届けていただき、本当に感謝です、ありがとうございました!


もしここで何かハープ本体にトラブルがあると、これはもう運送会社や海運会社ではなく、フィッシャーさんとのやりとりになると言う説明でした。


本当に問題なく無事なハープが届いてほっとしています。


すべてのやりとりはGoogle 翻訳を、再度日本語で確認してから行いましたが、英会話ができないので、微妙なニュアンスとか、何か失礼がなかっただろうかとちょっとヒヤヒヤするところもありました。


Larryさんは若い頃に沖縄に住んでいらっしゃったことがあるそうで、日本にも縁のある方でいらっしゃったようです。


70を過ぎてご高齢とは言え、ハープを元気に作るために、毎日体のエクササイズもしているとおっしゃっていました。


カナダはとても寒いと思うけれど、これからも体に気をつけて、世界中のハープ奏者のために、素晴らしいハープを作り続けていただきたいなと思います。


以上、私が四苦八苦した手続きについて少しご紹介させていただきましたが、そもそも英語が喋ることができる人は全く問題ないです(笑)


日本でもフィッシャーハープを使う人が関東には多くいらっしゃると聞きます。


関西ではまだ私の知る限り、生徒の恵美さんと私、そして広島のマチコさんが使っておられます。


知らないだけで他にもいらっしゃるかもしれないけれど、素晴らしいハープの音色を、きっとたくさんの方が追い求められるかもしれませんね。


Larry fisherさん、このたびは本当にありがとうございました!



フィッシャーハープ については、関東では成田しのぶさんがお手配もなさっているようにお聞きしています。


自分で行うのに、不安がある方は、お願いされても良いかもしれませんね。


私は夏のワークショップで成田さんにお会いしたときに、少しお話を聞きましたが、神戸に入手されている生徒さんがいらっしゃるなら、そちらでアドバイスを求める方が良いとおっしゃっていただき、そのようにさせていただきました。


le k harpeを主宰される、小林恵美さんにも、心より御礼申し上げます。


お力を貸していただき、本当にありがとうございました。


また、広島のさらさマチコさんにも、配送や受け取りのことでいろいろお話を伺うことができ、助かりました、ありがとうございます。


今回、精神的にも肉体的にも金銭的にも、実に多くの方々のお助けがあって、フィッシャーハープをお迎えすることができました。


私1人ではもう絶対に無理だったことなので、皆様に足を向けては寝られない思いです。


この立派なハープにふさわしい演奏ができるように、さらに自分自身も磨かなければと身が引き締まる思いです。


持ち上げたりするときに、とても軽量で音色も素晴らしく、他のメーカーとはまた一線を画する不思議な楽器だと思いました。


関西でご覧になりたい方は、神戸の小林恵美さんのle k harpeと、cube creaにて、ご覧いただくことが可能です。


世界中にはいろいろなメーカーがあり、もちろんまだ見たことも触ったこともないハープもたくさんあると思います。


それらを全部網羅する事はもちろん無理ですが、せめて自分が見たり聞いたり触ったりしたものの中で、なるべくそれらの情報を探している方に、提供できるようにと思い、記事にさせていただきました。


フィッシャーハープに限らず、海外から個人で輸入する手続きを考えてらっしゃる方に、少しでもお役に立てば幸いです。


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アイリッシュハープ・声楽・ヴォイストレーニング
 
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