京都新聞の社説です。
無料では読めなくなると思いますが、こんな事が書かれています。
『国旗を大切にすることと、漠然とした罪で国民に刑罰を科すことは全く別次元の問題である。
公権力をかざすことで、かえって日の丸への萎縮を招き、親しみを感じる人も遠ざけかねない。
何より、憲法19条が保障する「内心の自由」を脅かす。必要性も妥当性もない法律を、国会は成立させるべきではない。
高市早苗首相が「持論」としてきた日本国旗損壊法案が、衆院で審議入りした。
議員立法として共同提出した自民、日本維新の会、国民民主、参政の4党側は、2年以下の拘禁刑を科す具体例を求められたのに対し、「事案ごとに判断される」としか答えられなかった。
当然だろう。そもそも新たな処罰が必要な事案がないからだ。
自民は20~40年ほど前の4例を持ち出したが、いずれも現行の器物損壊罪で立件されている。
法案は、対象を「人に著しく不快、嫌悪の情を催させる方法で公然と国旗を損壊、除去、汚損した者」とするのみ。お子さまランチの旗や、漫画・ゲームなど創作物は対象外と、わざわざ記載するに至っては、その他の多様な表現活動を制約する恐れが明らかだ。
反対する中道改革連合などは「日の丸に『頑張れ』と書くのはいいが『国旗損壊罪反対』はアウトなのか」とただしたが、4党側に明確な答弁はなかった。捜査機関の判断に丸投げするようだ。
法案を巡っては、自民内からも「立法事実がない」と不要論が上がり、国民民主の玉木雄一郎代表は「違憲立法になる可能性がある」と指摘していた。
だが、高市氏が繰り返す「外国旗の損壊罪があるから、日の丸も必要」という理屈におもねった形といえよう。外国旗の損壊罪は外交関係への悪影響を防ぐためで、立法趣旨が違う。
国民民主は参政と政権へのすり寄りを競うかのように、提案側へ転じた。玉木氏は「(法案は)いらないと思う」と言いつつ、国旗損壊の動画を交流サイト(SNS)に事後投稿する行為を処罰対象外に修正したと「実績」を挙げた。ただライブ配信は対象のままというから、迷走の極みだろう。
この変節で、法案は今国会で成立の公算が大きくなっている。
結局、提案4党は法案がうたう「国旗を大切に思う国民感情」を守るというより、高市氏の主張を守るため、百害あって「一理」も見えない法を作ろうとしているのではないか。強く撤回を求める。』
新聞社らしい至極真っ当なことが書かれてますね。
外国旗への損壊は罰があるのは他国への敬意という儀礼上のものですね。国民感情として国旗を大切に思うってなんなのでしょう、ただの目印ですよね。だからウヨクは馬鹿と言われるのです。橋本さんがお隣の吉村さんの家と同じ表札を作ってそれい落書きして橋本さんの門柱に掲げるのは大変失礼ですね。でも、橋本さんが自分の表札に落書きして掲げても誰も文句はありません。
