なんだか、虚業に近い様な企業がもて囃されてます、しかしあまりメディアでは取り上げられないのですが、基本的な実業のメーカーがあります。虚業は砂上の楼閣ですね。メーカーではありますが台湾のＴＳＭＣも日本が作るラピダスも砂上の楼閣です、何度も書いてますが半導体製造装置の企業があってこそ成り立つ企業です。
人知れず活躍してる企業はいっぱいあるのです。その内の一つの企業の例ですが、イビデンです。
ＩＣパッケージの市場では世界の過半数を占めています。勿論、半導体の素材であるシリコンウエハーは日本の２社で世界の過半以上を占めています。言い換えればＴＳＭＣもラピダスもこの様な素材、製造装置メーカーがなければ成り立たない。
国はこの分野を育てようとはしていない、まあ下手に国が関与すると競争力が無くなるという過去事例がありますが。このような分野で働く人の待遇が良くならなければ良い人材もあつまりませんね、おそらく都心のタワマンに住める様な待遇ではない筈です。
社会としてどこか間違ってませんか。
以前も書きましたが、２１世紀初頭に毎日新聞科学環境部が著した「理系白書」という本があります。『日本の驚異的な経済成長は、理系の科学者・技術者によって支えられてきた。にもかかわらず、理系人の待遇はそれにふさわしいものとは言えない。本書は、産・学への取材や種々の統計を通じて、理系人の実態を明らかにしようとしたもの』とレビューで書かれています。理系にもワルはいますけどね。