知ってるとお得?意外と知らないカセの仕組み
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白いものを写すのに
白いボードの上に置くってどーなの?
って気もしますが、
これは絹糸のカセです。
200gくらいあるのだけれど、人に渡すのに半分に分けたいと思いました。
↓
ちょうどぴったり半分ではなくて、ざっくり半分です。
でもカセの仕組みを理解していれば 巻き直したりなどの手間なしで カセは小分けすることができます。
これがどんなときに便利なのかというと
冒頭のように一つのカセを 小分けして複数の人に送らなくちゃいけないとき。
友達と二人でデッカイ カセの糸を分け合うことになって、どちらか一方が糸巻き作業の負担を負わなくて済むとき。
この糸を染めるのに、200gも同じ色はいらない。半分にして2色に染めたいけど、巻き直しは面倒って思ったとき。
まぁあまり度々あることではありませんね・・・
でもこの話を凸さん凹さんにしたら、染織のことなら一通りの知識はあると自負している二人でも知りませんでした。
と、
期待させるほどたいしたことではないのだけれど、意外と知られていないんだなーと思いまして、参考までに今日のネタにしました。
まずはカセの仕組みです。
これは糸の初めと終わりの結び目部分
このメビウスの輪のように通してある細い糸は アミソといいます。
語源は知りませんが・・・
カセを玉巻きするときに 深く考えずにアミソを抜いて
こんがらがっちゃったぁ
なんて経験をお持ちの方もいると思いますが、
このアミソは糸の巻かれている方向を示しているので
とっても重要です。
カセを巻くときは
もちろん普通のアンブレラタイプのカセ掛けでもよいのですが…
↑このように アミソを横に広げて カセをかけます。
自分でもすんごく稚拙とわかっていますが、
AとBが糸端の位置
アミソを横に広げた状態というのは カセをつくったときと同じ状態なので
巻き始める前によーく広げて整えておけば外側から自然と絡むことなく 糸が出てくるということです。
そして先ほどの ざっくり小分けをする場合は
部分的アップです。
さっきと同じで AとBが糸端の位置
この方向にすると 糸が左から右へ あるいは右から左へ 巻かれている状態になります。
このざっくり小分けの作業は カセ掛けではしないので最初の画像に戻ります。
↓
この木の角材みたいなものが何かというと、
高機の織り前の横木ですね。
↓
東京手織機の横木はネジをはずせば簡単に外せるので
わたしはいつもここでこの作業をしています。
で
きれいにアミソを重ねたら、アミソは切ります。
糸の流れは右から左へ 左から右へ
次に 目分量というか 手で握りしめた感覚で
だいたい半分ってこのくらいかなー
これって両手でする作業なので 同時にデジカメを操作するのはかなり困難なのですが、
半分くらい分けた糸を両手で持って、パンパンと下に引っ張るようにして糸のカセをはたきます。
↓
この引っ張った状態の画像を撮るために
つっ ついに足も動員しました
手で持つカセの糸の位置を何度か移動させながら何度か パンパンと はたきます。
最終的にはこの状態
糸端の結び目が出てきて、カセの糸は二つに分かれました。
それぞれ結べは 二つのカセの出来上がり
小分けの仕方は 半分とは限らず
目分量で1/3にしてもいいし、半分に分けたものをまた半分にすることもできます。
↓
形態は違うけれど
玉の糸の中の 糸の層を確認しながら指を入れ、
理屈としては一緒ですね
ただ
ちょっと問題なのはこの作業をする場所です。
まっすぐで あまり動かない棒さえあれば済むのですが・・・・
この浴室の棒は 長い分 しなって 外れる可能性があるから不適格。
これは 咲きおりのテンションバーですが、
これにカセを通し、バーの両端をしっかり両手で持っていてもらいます。
この状態ならパンパンってはたく小分け作業はわりとすみやかにできます。
※追記
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