営農型太陽光発電設備を視察 | 信州ぶらぶら日記

信州ぶらぶら日記

何気ないお花や風景などを発信しています!!
たまーにお出かけ情報も発信していきたいと思います。
(旧信州癒しの里 箕輪町ブログ)

今日は上田市に視察へ。

午後の待ち合わせ場所は生島足島神社(いくしまたるしまじんじゃ)

神社ホームページには

「生きとし生けるもの万物に生命力を与える「生島大神」と、生きとし生けるもの万物に満足を与える「足島大神」の二神が祀られ、摂社(下社・下宮)には諏訪大神が祀られる信濃屈指の古社です。生きとし生けるもの万物に生命力を与える「生島大神」と、生きとし生けるもの万物に満足を与える「足島大神」の二神が祀られ、摂社(下社・下宮)には諏訪大神が祀られる信濃屈指の古社です。」と。

私失礼ながら今回の視察までこの神社を知りませんでした(>_<)

上田と言えば北向観音とか五重塔とか上田城とかに行ってばかりで、次回行く際はゆっくりこちらの神社を巡ってみたいと思います。

とても落ち着いたいい雰囲気でした。

 

さて神社へ向かう前に腹ごしらえ(笑)

道中で食事をとれる場所を探していたら、古民家を改装したカフェ「エピス」さんがヒット。

あんかけ焼きそばとスパイシーカレーが人気のようで、特に女性やカップル、旅人のライダーさんなどがお越しになられているようです。

 

人気だとあった、あんかけ焼きそばとスパイシーカレーのWを注文。

出てきたときに、思わず食べきれるかと思いましたが、おいしくてペロッと食べられちゃいました(^^)/

 

さて今回の視察は。農用地に太陽光発電設備を設置する営農型太陽光発電設備=ソーラーシェアリングを見てきました。

以前書きました信州大学でのDXプラットフォームの際、わたくし挨拶でDX推進とともにゼロカーボン(GX)の担当室長をしていると。

休憩の際、ぜひ見てほしいと上田市に本社がある「ガリレオ」様からお話しをいただき視察してきました。

最初見た時の印象は、なんだこれは・・・でした。

 

今日は浦野副町長、鈴木農業委員会長や私含めて担当職員で視察を。

 

発電効率を上げるため、裏面も発電できるパネルだそうです。

 

そしてこの太陽光パネルは、太陽の向きに応じて自動で稼働する代物。

だから台風の際には水平することも。

さらに作物によっては、日照不足になるためきめ細かい設定ができるとのこと。

そうしたシステムを自社開発し、自ら実践している・・。えって思ったら、発電事業者でありながら、農業法人でもあり自ら圃場管理をされているとのこと。

だからこそ営農効率を求めて設計しているなど、農業生産を軸としてのソーラーシェアリングなのに驚きました。

 

また圃場には田植えと同時に敷設することができる、紙原料=生分解素材の防草シートが。

ガリレオさんのすごいのは、発電も重要視しながら、いかに効率の良い収益の上がる農業生産を考えられていること。

ただ、農業生産で収益を上げられるのは実は大規模農家だけで、中小規模農家はできないとも指摘。そのため発電事業で農業生産事業以上の収益を上げられるとことにより、農業者の維持や確保に寄与できるのではないかとも。そして地球温暖化対策、ゼロカーボンに寄与できるのではないかと。社長さんは本当に地球環境問題に真剣で、聞き入ってしまいました。

まさに同感でした。

社長さんから、箕輪町でゼロカーボンに真剣に取り組んでいる人がいると信州大学の先生から聞いていましたと。

あはは。ちょっと照れちゃいましたが真剣ですよ(^^)/

 

そして災害などの停電時における電力供給。

今FIT制度では再エネ特措法上求められていることですが、案外言葉=計画だけで具体性に欠けていますが、いざという際に地域の皆さんが使えるようにとの工夫が。すごい!!

 

すでに20か所以上も設置しているようで驚くとともに、さらなる進化を求めているようで、田んぼの中ではなく、畦(土手)を使うことを大学機関とともに研究中とのこと。

この圃場がまさに実験しているようですが、畦って草刈りがとにかく大変。

 

そこに設置して透明シートで地面を覆い暑さで草を退治しつつ、その後シートを外し草の芽を出すという、生物多様性と循環を考えた研究が行われているようです。

私も今年感じていますが、雑草が大変だからと除草剤を多用していまったりすると、本当に土壌が弱ってしまいます。反省です。

 

従来の藤棚式も視察させてもらいました。

やっぱり柱が多くて作業効率は劣るようですが、これはこれで作物しだいで活用できると思ったところです。

 

こちらではこれから大豆栽培を行うとのことです。

 

こうした太陽光設備は、とかく景観が・・・と言われます。

ですがどうでしょうか。そんなに違和感がある施設なのか。

それよりも担い手もなく荒廃地していく雑草だらけの農地の方が良いのか。

国の無茶苦茶な水張り制度が始まれば、より深刻になるのではないかと危惧しています。

私もゼロカーボン担当として、お前は町中をソーラーパネルで埋め尽くすのかと揶揄されますが、そんなこと思うわけもありません。

それよりも農業収入プラス太陽光。そして自ら設置するのはかなり無理ですので、町内の企業と協力して取り組み、協力金などの形で収入を得ていくこともありではないかと思う次第です。

ゼロカーボン×農業×地域企業=環境企業・環境農業=働き方改革・環境配慮型地域=雇用確保=U・Iターンへなど持続可能な地域づくりにつながるのではないかと思っているところです。