2月14日から国立新美術館で「マチス展」が開かれようとしています。
絵画について素人の私が言うのも失礼なことかもしれないが、ピカソやマチスの絵画が
オークションで何億円もの値がつけられているが、そんなに価値があるものなのか。
ピカソの「ゲルニカ」は見たところよくわからないし、キュビズムの先駆けとして
高く評価されているのだろう。ピカソの絵画は相当多くの作品があるが、
ピカソが描いたというだけで、一般庶民の手に届くような価格ではない。
聞いたところでは、その絵画がどのくらいの集客力があるかということで、
落札する側は価格を決めるらしい。

私の感覚では、ルネサンス時期の三大巨匠と言われるダビンチ、ミケランジェロ、
ラファエロの方がどれだけ感動するだろう。
三大巨匠の絵画や彫刻、ルーベンスやベラスケスの絵画を見たことがあるが、
本当に感動します。

近現代で言えば、ルノアールやダリなどは素晴らしい。
日本でいえば、千葉市にあるホキ美術館に収蔵されている絵画の数々は
本当に見とれてしまう。ピカソやマチスの絵画よりよほど優れていると思う。

もっとさかのぼって、明治・大正・昭和にかけて沢山の超絶技巧と呼ばれる作品が
生まれている。
安藤碌山の「竹の子と梅」などは本物の竹の子みたいです。
山崎南海作「自在海老」は象牙でできており、関節が動くらしい。
最近では若者がこういった作品にチャレンジしていることは頼もしい限りだ。

このように日本の絵画、彫刻でもピカソやマチスに勝るとも劣らない作者がいる。

そういえば、忘れてならないのが、版画界の巨匠と言われる葛飾北斎である。
多分世界的評価はピカソやマチスより数段も上なのだろう。
葛飾北斎以外にも沢山いて、挙げればきりがない。

ということで、今回は芸術作品について考えてみました。