言葉は時代とともに変わっていくものですが、昔は普通に使っていたものでも
今使用すると、差別用語だとか、放送禁止用語と言われます。
古いと言っても戦後の映画でも、「今では使われない言葉ですが原作者の意図を
汲み取りそのまま放送します」と必ず断り書きを入れています。
先日黒澤明監督の「七人の侍」、「隠し砦の三悪人」を見ていたら、案の定断り書きが
ありました。78歳の私から見たら、何がいけないのかよくわかりませんでした。
看護婦、保母、スチュワーデスなど、必ずと言っていいほど、看護師、保育士、CAと
言い換えられます。
看護婦と看護師とは意味が違うのに。病院で脈を診るのに看護婦さんに見てもらうから
脈拍が上がるのに、看護師ではどうも困ります。(私は頭の中で昔の言葉に直しています)
男性もいるので看護師や保育士やCAと言うのでしょうが。
「めくら」や「つんぼ」、「おし」、「ちんば」などなど、挙げればきりがありません。
なにも差別とようとして使用しているわけではありません。
「セクハラ」と同じで、相手が「セクハラ」と思えばセクハラなんです。
「物言えば、唇寒し秋の風」なのでしょうか?
昔は夫婦のことを、亭主、殿方、家内、奥さんなどと言っていましたが、
最近では、夫婦のことをパートナーと言ったりしますが、私にはどうもしっくりしません。
でも、放送業界や出版業界では、毎日目を光らせいてる人が沢山いるのでしょう。
今の中国と同じで、ネットにあふれる記事を監視して、削除したり、処罰したりする人が
たくさんいるのでしょう。
いやな世の中になりました。