代表ブログ ー糖質抜きダイエット人体実験中(なぜ脂質に着目したか?)ー | スタッフブログ

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みのる塾の教育活動についてお知らせします。

 糖質抜きダイェットをすることによって


「脂質」をエネルギー源として使う身体に作り替えることを


狙っているわけです。


 理由は、簡単です。


 仮に、体重が60kgで、体脂肪率10%の人の場合を


考えてみましょう。


 「糖質」は、グリコーゲンとして


肝臓や筋肉の中に蓄積されますが、


この人の場合は多くても1,000kcalなのです。


 それに対して、「脂質」は


脂肪として体内に蓄積されていて


少なくても54,000kcalも貯蔵されているのです。


 だから、54倍ものエネルギーを


生み出す「脂質」を有効に活用することが


運動能力のパーフォマンスを


上げてくれるのではないかと考えたわけです。


 これは、ひょっとすると私の独りよがりな仮説に


過ぎないのかも知れません。


 今日現在で、「糖質ゼロ食」を始めてから


71日が経過しました。


 この間、月曜日と火曜日はロータリーの


打合会や例会が入りますので


1日2食になりますが、


その他の曜日は夕食のみの1食ですませています。


 しかも、午前中にトレーニングをすることが多いのに


朝・昼はほとんどビタミンCやコーヒーのブラック、


それに水などの飲み物、


そして塩分やミネラルを補うための


梅干しを食する程度です。


 それでも、7月の月間歩行距離は


522.5kmを記録しました。


 これは、毎日平均17km弱を歩いた


勘定になります。


 どうしてこういうことが可能なのでしょうか?


 類人猿の時代を含めると


人はこの地球上に約400万年棲息してきたと


言われています。


 しかし、現在のように「糖質」を


豊富に摂るようになったのは、


稲作や麦などの穀類を栽培を始めた


約1万年前からなのです。


 では、それ以前には、ヒトは


何を食べてこの地球上に生を長らえてきたのでしょう?


 ヒトの主食について研究している人類学によると、


エチオピアで発見された250万年前の猿人の研究から


彼らが石器を使って肉食生活をしていたことを


明らかにしました。


 さらに遡って約400万年前、


森林を離れてサバンナに進出したばかりの


ヒト(初期人類)は、


どう猛で俊敏な肉食獣などに比べて


非常に弱々しい存在でした。


 そんな環境の中で、


ヒトが主食として選ぶことができたのは、


肉食動物の食べ残しと野生植物しか


考えられません。


 しかも、食べ残しの肉は


ハイエナやハゲタカが平らげてしまいます。


 後に残るのは、骨だけでしょう。


 従って、初期人類は骨の芯、


他の動物が見向きもしない


「骨髄」を主食として生き延びてきたと


考えられるのです。


 「骨髄」は血液をつくる工場ですから


「タンパク質」「脂質」「ビタミン」「ミネラル」という


重要な成分を豊富に持っています。


 ただし、「糖質」はゼロです。


 このようにヒトという動物は


穀類の栽培を始める約1万年前までは、


エネルギーを「脂質」に頼っていたのです。


 だから、「糖質」を摂らないでも


十分活動できるというわけです!