代表ブログ ー1億総中流階級は、今は昔!ー | スタッフブログ

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みのる塾の教育活動についてお知らせします。

 随分昔の話になるが、


日本がバブルに沸き返っていたころ、


日本人の大半は「中流階級」意識を持っていると


言われていた。


 高度経済成長の1960年代に


国民全体に広がり、


1970年代初めまでに国民の意識として定着し、


「一億総中流」が完成したと言われた。


 そして、2008年ぐらいまで続いたと言われるが


現在はどうなんだろう?


 そういう意識が芽生えた背景に


何があったかというと


マイホームが「住宅ローン」によって、


自家用車が「マル専手形」や「オートローン」によって、


家電製品も「月賦」で可能になった。


 それだけで不足すると「サラリーマン金融」を借りてまで


一般庶民が「高級消費財」に手を伸ばすようになった。


 しかし、バブル経済が崩壊した後の


「失われた10年」になると、


グロバリゼーションの進展によって


人事面や給与面で


能力主義や成果主義が導入されるようになると


終身雇用が崩壊して


「1億総中流意識」は瓦解してしまい


現在では二極分化が言われるようになっている。


 ところで、日経新聞には


4月11日から「中間層(ミドルクラス)の興亡」


という連載が始まったが、


この傾向は2009年から2020年、


そして2030年となるに従い、


欧米からアジア太平洋の新興国にシフトしていると


報じている。


 現在新興国と先進諸国の間で


進む「中間層(ミドルクラス)」


正に日本でかつて言われた「中流意識」は


世界に新たな変革の嵐を


巻き起こしていくことになるのだろう!


 従って、現在飛ぶ鳥を落とす勢いの「中国」を


見るだけではなく、


インドを初めとして、


インドネシア、タイ、マレーシア、ヴェトナムなど


東南アジアの国々を


注意深く見て行かなくてはならない。






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