仮に、今観光庁が掲げている"2020年までに訪日外国人観光客の数(年間の延べ人数)を3000万人にする”プラン(Yokoso Japan Plan )を実現するにあたり、何を行えばいいかについて問われた場合、どうすればいいか?


まず、現状を把握する。


*1 - 2009年あるいは2008年のデータでどれだけ訪日外国人観光客がいたか?

 835万人(2008年)、679万人(2009年)

*2 - *1の内訳は?

 アジア :75% 北米 :10%強 欧州 :10%弱 オセアニア :3% その他 :1%弱

*3 - ここ10年でどれだけ増えたか?

 1998年 411万に対し、2008年835万人 つまり425万人増(アジア:350万人増、北米:15万人増、欧州:30万人増、オセアニア:10万人増)

*4 - 他の国における外国人訪問者数(2008年年間延べ人数)

 1位フランス:7900万人、2位米国:5800万人、3位スペイン:5700万人、4位中国:5300万人、5位イタリア:4300万人、6位英国:3000万人

*5 - 外国人が訪日する上での阻害要因で最も顕著なもの2つ

 1:物価、 2:言語

*6 - 訪日外国人が日本滞在中に費やす費用(平均)

 約30万円


つぎに上記のデータをもとにさらに分析する。


・*1の数字と目標の3000万人を比べると、ちょっとした改善や、スポット的な観光PRではとても達成できない。

・*2と*5から、割と近隣諸国からの訪問者が多く、情報と航空運賃が関係していると考えられる。

・*3でアジア諸国からの訪問者の数が急激に伸びたのはビザ免除による要因が大きい。

・*4で1位から6位までの国の観光客の訪問先は、複数の箇所に均等に分散している。

・*5において、物価、言語以外にはほとんど問題がないということになっているので、これらを改善していけば観光客の更なる増加が見込める。-基本的に日本の文化はどの地域の人にとっても魅力があり、訪問したい人が多い。また、情報が得られれば得られるほど魅力は増す傾向にある(物価の不安も情報の欠落によるものなので)。


これらを踏まえて、達成するための案を立てる。


訪問者の国の言語に対応したガイド(GPS機能+エリアマーケティングガイド)+お財布携帯機能(SUICA、PASMOなどのプリペードカード機能と本人認証を含めたクレジットカード機能)を搭載した携帯電話を各観光客に配布して(本人の希望)、なおかつ、プリペードとしてあらかじめ1万円ほどをサービスとして入れておく(*6の額からすれば小さい)。

これにより、*5の不安は解消できる(物価についても、情報が足りないというケースがほとんどであるので)。また、犯罪に対する対策としても、携帯電話の所在がGPS機能ではっきりするので、防止策にもなる。


満足いくようなROIが出せるかどうか分からないが、やるだけの価値はあるかもしれない。

最近、日本に行ってみたいという海外の知り合いが増えてきているので、こういうサービスで是非リピーターを増やしていきたい。