「北斗サーガ系譜まとめ13」から続く。

https://ameblo.jp/minorudaburu/entry-12548583463.html

 

「東洋と西洋の比較」はこちら♪(^0^)/

●「ツボ」は神経や血管の要髄。神経の集まる場所であり、血管が分かれる分岐点でもある。
ツボに鍼を刺すと「血管拡張物質」が出て筋肉を弛緩させる。頭頂部の「百会」という

ツボは視床下部に作用してオレキシンの分泌を抑え、ストレスを軽減させる効果がある。
「経絡」はツボを繋げた道であり流れ。この考え方は今、西洋医学でも注目されている。
西洋医学では、離れた痛みの原因となる場所を「トリガーポイント」と言う。
トリガーポイントはツボの場所と90%合致する。やっと西洋が東洋の鍼灸治療に追いついてきた。
●突起物でなく、ソフトボールやハンドローラーでもツボは刺激出来る。
大きく柔らかくグッと押せる様になり、血流が改善。電気刺激にも血流改善効果がある。
ツボ(秘孔)は数千あるとも言われており、鍼治療は鎮痛剤や体操に比べても格段に効果がある。
日本では20を超える大学病院で臨床や研究に取り入れられている。
●アメリカ空軍のリチャード・ニエムゾー博士は、耳ツボを研究し、数年かけて「5つのツボ」

に絞り込み、独自の治療法を完成させた。名付けて「バトルフィールド・アキュパンクチャー

(戦場鍼治療)」。世界各地の米軍基地で治療が進められており、国際ボランティア団体も世界

の被災地で実施している。素早く痛みが取れ、他にも凄い効果が出て来ている。この「5つの

ツボ」に刺すと、脳の前頭前野の血流が増加し、働きが活発になって、痛みを感じる扁桃体の

興奮を抑える事が出来る。足の痛みが10段階中7だった人が1になったりするんだそうだ。

「墳門」「神門」のツボは満腹中枢を刺激してレプチンを分泌させ、食欲を抑えてダイエット

に効果がある。他にも脊椎管狭窄症や顔面神経痛、頻尿や逆子等もツボで改善し、美顔術も可能。
 

 

●思ったんだが、女性は西洋医学より東洋医学の方を学んだ方がいいんじゃないかな。
鍼灸・ヨガ・漢方とか、何か東洋医学は「女性の質に合ってる」様な気がする。
●ヨガも、ヨガの前後の脳波を比べると、シータ波の割合が1.2倍上がるんだそうだ。シータ波は

集中力や記憶力のアップに繋がる。また、ヨガを8週間やると海馬を含む領域の密度が3%アップする。

海馬も記憶力や学習能力等を司る部位。ヨガは「脳の運動」でもあり、脳の老化を防ぐ。
●ヨガのポイントは3つ。「ポーズ」「呼吸」「瞑想」だ。これにより神経伝達物質の分泌を促す。
因みに空海の「三密加持」は「身密(不動体)」「意密(不動心)」「口密(無念無想)」の3つ。
ゆっくりとした呼吸はストレス軽減効果がある。忍者の呼吸法「息長」などは「1分間に呼吸1回」だ。
睡眠障害にも効果があるというので治療プログラムにもヨガが取り入れられている。ガン治療後の痛み

や不安を和らげる効果もある。疲れが溜まりにくくなり、リラックス効果とストレス解消効果もある。
●犬・馬・牛・鷹等、動物にもツボが存在するんだそうだ。そういえば拳志郎も虎を

ツボで仕留めてたなw歩けなかった犬に鍼治療を施すと歩ける様になったのは凄かった。

●西洋薬と漢方薬では処方の考え方が違う。西洋薬は「患部各所への対処」。漢方薬は「病気の根本の原因を探って全体的に治す」。
漢方薬は2千~3千年という長期間における人体実験の結果得られた。今、科学が漢方の効果のメカニズムを解明しようとしている。
●科学が注目する「人参養栄湯」は12種類の生薬を混ぜ合わせたもの。病気の後の不調だけでなく、認知症にも効くらしい。
アルツハイマー病で壊される「(神経の軸索の周りの)ミエリン」が修復され、信号が伝わり易くなるんだそうだ。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

●寿命を延ばす漢方も分かってきた。「六君子湯(りっくんしとう)」。人間には「サーチュイン

遺伝子」というものがあり、これは「老化を防ぐ長寿遺伝子」で、傷ついた細胞を修復し、

細胞が活動する為のエネルギーを作る。六君子湯を飲むとこれの働きが活発化するんだそうだ。
●西洋薬は「その時の対処」であり、「急性」に効く。漢方薬は「長く飲み続け」た方が良く、「慢性」に効く。
漢方は「証」という診断で「陰陽虚実」を見極め、その患者に合った方法を探すんだそうだ。
今、東西の医学界が協力して、漢方の処方のエビデンス(根拠)を上げていく作業が行なわれている。
●アフリカのウガンダでは今「お灸」が実践されている。足ツボの「三星」は「長寿と健康

増進のツボ」とされるが、ここにお灸をすると免疫力が向上し、結核にも効くんだそうだ。
日本人で「世界初のお灸博士」と言われた「原志免太郎(しめたろう)」という人物

がいるのだが、彼はお灸の免疫力の効果を研究し、「お灸療法」という本を書いた。

これが今生かされてるんだそうだ。お灸をするとヘモグロビンが大幅に増えるらしい。

お灸なら安価で、病気にも有効。世界中の貧しい人々のニーズにも応えられるのである。

https://strongod.com/sanmitsukazi/

このサイトによると、「日本史上最高の天才・空海の『三密加持』は史上最強の能力開発法」。
人間の主要感覚モードは「身(触覚)・意(視覚)・口(聴覚)」。この3つは煩悩の入り口に
なるから仏教用語では「三業」という。また、気功の基本概念として、体内の気の密度は低い順
に「精(肉体のエネルギー)・気(心のエネルギー)・神(知恵や啓示、天地との合一)」に分かれる。
 
 
●「身密」(手に印契を結んで脱力→精を高める→不動体)、 

「意密」(丹田や蝋燭の火に意識を集中し、「上善水の如し」の様に水をイメージ→気を高める→不動心)、 

「口密」(呼吸を整え、同じ呪文を繰り返し唱えて「小我」を消していき、脳内のセルフトークを「無」にする→神を高める→無念無想)。

●これらで其々三業の質と気の密度を「神」の域(働きが超特的に高度な状態)

まで持っていって、3つ全てを統一した状態で同時に加持する(気を加えて保つ)。

気功の鍛錬の究極の目的は天地と1つになる境地を目指す所にある。

つまり、「モデリング」におけるモデルを神とし、神になり切るのである。

http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1275628472
「日本料理は引く料理、西洋料理は足す料理」。
和食は素材本来の持ち味を楽しむ「引き算の料理」。洋食は味付けやソース等を楽しむ「足し算の料理」。
「内と外の違い」とも言えるな。

●これは東洋医学と西洋医学の違いにも通じるな。
http://www.healthcare-aoyama.com/difference.html
東洋医学は「自覚症状の内因性疾患に強い、全機的・経験的な自然治癒重視の調和型医療」。
西洋医学は「他覚症状の外因性疾患に強い、局部的・理論的な病因排除重視の攻撃型医療」。

●「相手の持ち味を生かす」と「相手の持ち味を殺す」。 「内から引き出す」と「外から封じ込める」。慢性と急性。 
「日本武道が実戦、プライド、戦での美学、武士道なら、西洋スポーツはゲーム、ルール、神との契約、契約社会(by谷川貞治)」。

●「西洋は自然を制覇し、東洋は自然と共存する」という人がいた。「相対性と相補性の違い」とも言い換えられるね。 

 

 

●「西洋哲学」と「東洋思想」を比較したものとしてこんなものがあった。 
http://www.tsr-net.co.jp/news/situation/20140324_01.html 
西洋が「性悪説・騎士道」で、東洋が「性善説・武士道」なんだそう。

「個・罰・一神教」の文化と「和・恥・多神教」の文化というのもその通りだ。 

●下記は最新の宇宙理論。 
http://blog.livedoor.jp/dogon23/archives/27845902.html 
ブラックホールの凝縮された一点から別次元の宇宙がまた広がっていくんだそうだ。 
拳法で重要なのは「間合い(圏)」。人間関係も突き詰めれば「間合い」である。 
「一は全の為に、全は一の為に」「無から転じて有、有から転じて無」

「色即是空、空即是色」。精神世界と物質世界。ミクロとマクロ。人体と宇宙。 
自や個が消えると他や全が生まれる。これは自我が消えて他者を受け入れる様になる構図と同じ。 
「個別的自衛権」「集団的自衛権」というワードが一時話題になったけど、 
自由主義・資本主義・個人主義が民主主義であり、社会主義・共産主義・全体主義が独裁主義に陥り易い 
というのも皮肉で面白いねじれ現象だ。 
ブラックホールも「一(無・空)」から「全(有・色)」が生まれ、また「一」に戻る。

「宇宙は循環的なもの」「神は細部に宿る」のである。 

●ワロタwイスラム教での天国は、日頃我慢したんで「27人の女性をご褒美で与えられて、一生遊んで暮らせる場所」でw、
仏教での極楽浄土は、人生修行重ねて、更に「修行に最適の塾」なんだってw(んなとこ行きたくねえよw)ww
イスラム教、女性の場合は「ご褒美は無し」なのか?wしっかしw、「宗教の我慢の褒美」も「結局エロ」かい(爆)ww
死ぬ直前にイスラム教に改宗して特典だけ貰おうぜ♪(爆)www

 

 

「旧約聖書のお浚い」はこちら♪(^ー^)b
●「天地創造」「アダムとイヴ(エバ)」「カインとアベル」「ノアの箱舟」が序章。
しかし「カインとアベル」の話は、そりゃあれじゃあカインも怒るわ。
カインは地道に厳しい労働続けてるのに。カインの気持ちよく分かるよ。
アダムも神も分かってやらないんだから、そりゃあカインにすれば理不尽だと思うさ。
「北斗の兄弟間の争い」の様に、これは「永遠のテーマ」だね。
●次に、アブラハムを父として、2人の息子が産まれる。
女奴隷ハガルとの子が「イシュマエル」。彼はアラビア人(アラブ人)の祖となる。
妻サラとの子が「イサク」。彼はヘブライ人(ユダヤ人)の祖となる。
因みに、ペルシア人はイラン人に、オスマン人はトルコ人に其々なる(クルド人は不明)。
●アブラハムの弟ロトが兄と別れて移り住んだ町がソドム。
ソドムとゴモラの2つの堕落した町は神の無数の火矢によって滅亡。
オカルトファンは「古代核戦争」とし、ロトの妻が「振り返って塩の柱になった」描写は「被爆」としているがw
因みに「ラピュタ」では神の火矢は「ラピュタの雷」と表現された。
●「はいコテ(ガンジー)」は「リジェネシス」で「ミガドルの雷」と聞いても「ラピュタの雷」
や「原爆」を連想すら出来なかったがw、まあ「あのブス」は「只のニワカ」だから(爆)www
 
 
●イサク→ヤコブ→ヨセフと系譜は続き、ヤコブ一家は「カナンの地」から「エジプト」に移り住む様になる。
そして「カナンの地」は、後にモーゼがヘブライ人(イスラエルの民)を率いて目指す事になる「約束の地」となる。
●ラムセスとモーゼは血の繋がらない義兄弟としてエジプト王家で育てられ、後にラムセス
はファラオ(王)となり、モーゼは奴隷化されたヘブライ人の解放者・指導者となる。
ヤコブの子らがエジプトに住み着いてから430年経った日にモーゼ一行は旅立った。
ヘブライ人の心の拠り所である「夢占いのヨセフ」の亡きがらと共に。
ラムセスとモーゼを描いたアメリカ映画があったが、「赤化する川」や「大繁殖する蛙」等を「環境汚染
による疫病の流行」、「割れる海」を「干潮により海に現れる道」と其々解釈してたのは面白かったw
●一行が苦しくなると神はパンを降らせ、水を湧き出させた。何か「御都合主義が過ぎるストーリー」だなww
●「十戒」は「モーゼが神の山(シナイ山)に籠って作った十条憲法」。
しかし、モーゼの帰りを待ち切れずに、不安から偶像崇拝に走った民衆を「皆殺しにしていい」って(呆)
カインにはいかなる理由があろうと殺生を禁じた筈じゃなかったのかよ(呆)
何ちゅう「身勝手な神」や(呆)こんなもん崇めてるユダヤ教徒や、本当の事と信じてる福音派はどうかしてるよ。
忠誠心試す為にアブラハムに実子イサクを殺させようとした時にも感じたけど、一体「信仰」って何やねん(呆)
何ちゅう「傲慢な神」や(呆)だから福音派はトランプが好きなのかもな。
「他は滅びても自分達だけは助かる」という思想なんだろう、きっと。
「福音派」のルーツは、古代ギリシャ語の「エヴァンゲリオン」、即ち「福音」である。
 
 
●モーゼの死後一行を率いたのはヨシュア。
しかし、「カナンの地に入る為にエリコを滅ぼす」?何で?
侵略の理由も「主の御意志」(呆)何でも「神のお告げ」(呆)
何ちゅう「身勝手な宗派」や(呆)こんなんだからパレスチナ人の事も平気で迫害出来るんだろうな(呆)
「旧約聖書」って改めて見ると相当酷いな。これが「世界で最も読まれてる書物」か(呆)
●長老サムエルは「イスラエル国王」を2代に渡って選んだ。初代サウル、2代目ダビデ。
ダビデは「ペリシテ人のゴリアテ」という巨人兵を倒して人望を得、
エルサレムで指揮を取るエブス王も後に倒して「第2代イスラエル国王」となる。
ダビデ王の下に「イスラエルの十二部族」は1つとなり、「カナンの地」は再びイスラエルのものとなった。
●エルサレムは「ダビデの町」とされた。イスラエル人の聖地として「シオンの山」もある。
●「モーゼの律法(十戒)を刻んだ石板」を中に収める「契約の箱」は行方が
分からなくなり、「失われた聖櫃(ザ・ロスト・ア-ク)」と呼ばれる事になる。
モーゼの時代には「神の言葉を記した『石板』、雨を降らせる『アロンの杖』、永遠に食料
が無くならない『マナの壺』」の3つが入っていたが、ソロモン王の時代には「石板だけ」。
途中、ペリシテ人に奪われた時に無くなったのだろう。日本の「三種の神器(鏡・剣・勾玉)」
や西欧諸国の「レガリア(王冠・王笏・宝珠)」も原型はここから来ているものと思われる。
三種の神器も実際に見た者は誰もいないんだそうだ。つまり「天皇家には存在しない」。
三種の神器は「オリオン座の三つ星」を表わしているんだろう。
「失われた聖櫃」(神輿と同形。「聖なる棺」「ソロモンの秘宝」)」は世界中のユダヤ系民族
が未だに探し求めているもので、それを手に入れた者は世界を手中に出来ると言われている。
 
 
●ダビデは2人の息子を得る。アブサルムとソロモン。しかしアブサルムはクーデター計画
が露見して追放され、ソロモンは地上で最も豊かな「ソロモンの王国」を築く事になる。
モーゼ一行がエジプトを出てから480年目の日にエルサレム神殿の建設を始め、7年後に
完成させた。だが、「シバの女王」の忠告を守らなかったソロモンの王国は次第に崩れ始める。
●ソロモンの死後、息子の代にイスラエルは、「ユダ族とベニヤミン族の南王国(ユダ
王国)」と「残り10部族の北王国(イスラエル王国)」という様に南北に分裂してしまった。
北王国は紀元前722年にアッシリアによって滅ぼされ、一部は捕らえられた(アッシリア捕囚)。
南王国も紀元前586年に新バビロニアによって滅ぼされ、一部は捕らえられた(バビロン捕囚)。
北王国滅亡の時に行方が分からなくなった者達を「イスラエルの失われた十支族」という。
●イスラエルも昔は南北に分断していた。なら領土の南半分をパレスチナ人にくれてやってもよかろう。
●サムエルの子の「預言者エゼキエル」は「契約の書」をエルサレム神殿から運び出した。
バビロン捕囚となってから70年目にペルシアの王キュロスによってヘブライ人は解放された。
●「薔薇の名前」でもそうだったが、どうも「神は笑いが嫌い」らしい。
人間が神を畏れず笑いで満たされるのが事の他不快な御様子だ。
●次にヘブライ人を支配したのは「ローマ帝国」。預言者達によって「救世主(メシア)」の登場が待望され、
「東方の三賢人」(エルサレムの遥か東の国にいる3人の学者達)もその誕生を予見して西を目指す。「北斗
サーガ」では三賢人は「三斗(北斗南斗元斗)宗家の拳の其々の伝承者達」という事にすれば面白いと思うw
 
 
●「ナザレのマリア(15歳)」は神から「処女のまま妊娠する。産まれてくる子は
イエスと名付けなさい」とお告げを受け、ベツレヘムを目指す。途中、親戚のエリザベト
の家に寄ったマリアは、「ザカリアとエリザベトの間の子」であるヨハネを抱き上げる。
ローマのユダヤ属州の王であるヘロデは自分の地位を脅かすメシアの抹殺を目論む。
そんな中、ベツレヘムの馬小屋で「救世主イエス」は産まれた。
●イエスの父は、聖書によれば、ダビデと同じ「ユダ族の出身」。イエスの母マリアは、聖骸布
のミトコンドリアDNAを調べた所、「ナザレに住むドルーズ族の出身」という事が分かった。

 

 

「太陽の塔」についてはこちら♪(^0^)/

●「太陽の塔」の特集番組を観たよ。「太陽の塔」は子供の頃、行列ばかりで外見しか見た記憶が

無かったのだが、改めて内部の「生命の樹」とか、テーマの大きさと深さに圧倒された。原哲夫先生

や辻秀輝君には「蒼天の拳リジェネシス」を描く上で是非直接観に行って欲しい。絶対イメージや

インスピレーションが沸く筈だ。「進歩と調和」をテーマとし、科学技術賛歌の為に開催される筈

だった大阪万博。しかし、塔のプロデュースを依頼された岡本太郎は敢えてここに異質なものをぶつけた。

近代的な科学文明へのアンチテーゼ、「太陽の塔」である。岡本太郎はアンチテーゼのつもりは無かったかも知れない。

「太陽の塔」を置く事で万博は初めて「調和」するのだから。「太陽の塔」の内部には「生命の樹」が築かれている。

学術的な裏付けに徹底的に拘って作り上げた、進化の過程を忠実に描いた系統樹だ。

「生命の樹はそれで1つの生命体」なんだそうだ。そこで他のどれよりも大きく描かれているのが、最下層の「アメーバ」。

色んなイメージが沸いてくる。共通祖先(原始生命体)、蟲、バクテリア、プランクトン、葉緑体、受精卵、ミトコンドリア。

現代最先端の「ゲノム編集」に使われる「クリスパーキャス9」は石野良純教授が古細菌の

研究の中で見つけ出したものだ。石野教授は地元で開催された大阪万博を何度も見て育った。

生命の根源、エネルギー、原点回帰、ルネッサンス。複雑になり、選択肢が多くなり過ぎた現代社会。

岡本太郎は「科学の進歩さえあれば皆幸福になれる」と信じられた高度経済成長期に「アメーバ回帰」を訴えた。

「皆、単細胞のアメーバから始まったんだ」と。「無機質な科学万博」に敢えてぶつけた「有機的な生命の樹」という問題提起。

諸星大二郎もその昔「1つの生命体に融合すれば差別も無くなる」という「究極の調和」の話を描いたっけw

「生命の樹」は宇宙へと伸びてるんだそうだ。どこかノスタルジーを感じさせる世界観。「生命の樹」は神経や血流の様でもある。

正に「経絡秘孔」。森羅万象二極一対。男と女、生と死、魚と鳥、戦争と平和、創造と破壊、東洋と西洋、北斗と南斗。

 

 

南北問題や貧富の格差にも繋がる、「人間とは何か?」という問い掛け。生物全体を支えている、進化

の頂点としての、人間文化の多様性。正に「リジェネシス(再創生)」にピッタリですよ、原先生w

「生命の樹」を観る為にはまず「地下展示空間」を通らなければならない。

そこには世界中の部族の仮面や神々の像を収集したものが展示されている。

多くの部族がキリスト教の布教活動で破壊された。「産業革命」を支えたものもアフリカ奴隷狩りによる「三角貿易」だった。

それらの展示物は著名な芸術家が造ったものではない。一介の部族、民衆が作ったものだ。

ここには生命の本質があり、幸せや生き甲斐、進化の過程で置き忘れたものにも通じる。

それでいて、子供が見ていて「楽しく感じる」のである。人間の逞しさ、人間賛歌。岡本太郎は北斗と一緒だ。

「矛盾するもの2つのぶつかり合い」を創作のテーマにして来た岡本太郎は、縄文土器を「日本

の美の原点」として初めて紹介した芸術家でもあった。日本人のルーツ、グレートジャーニー、

民族の生命力、原始の造形物。「太陽の塔は仮面をつけた土偶なのだ」と井浦新は言っていた。

「太陽の塔」は日本初の「国立民俗学博物館」設立にも繋がった。「対極、ミスマッチなものの衝突で起きる火花」

が岡本太郎の考える人生哲学、芸術だ。縄文は火山や祭りも連想させる。再生、太古と近未来、時間と空間、進化論。

「太陽の塔」に描かれた3つの顔は「過去・現在・未来」を表わしてるんだそうだ。輪廻転生や宇宙の循環にも通じる。

「地底の太陽」も描かれている。地球は内と外に「2つの太陽」を持っている。「太陽とコア」だ。

14~19世紀の「小氷期」は「太陽活動と火山活動」の2つの異常でもたらされた。

「宗教は火山を説明する為に出来た」と言う学者もいるくらいだ。「日と火」。「縄文土器」は「火の土器」である。

「太陽の塔」は扱うテーマが物凄く大きい。そして、圧倒的な深さだ!原先生や辻君も是非観に行って欲しい!

 

 
「チャーチルに関するお話」はこちら♪(^0^)/
●鷲とライオン。ヒトラーVSチャーチル。歴史上最も重要な「宿命の対決」。
どちらも画家で、演説も上手く、スピーチの練習をとことんやり、其々の国民に勝利を約束した。
第1次世界大戦ではどちらも一兵卒として戦い、火薬と血の匂いの漂う戦場の塹壕の中で喜びを感じた。
●ヒトラーはシャンパンの事を「下品な酢」と呼ぶ程酒を毛嫌いしたが、
チャーチルはウイスキーをこよなく愛する大酒飲みだった。
ヒトラーは神経質に前髪を掻き上げるが、チャーチルはお道化て笑う。
ヒトラーは死ぬ間際まで独身で通し「妻はドイツ」と公言したが、チャーチルは重要な席にも夫人を度々同席させた。
●チャーチルは「ユーモアと機知と毒舌」。ヒトラーは議論しないが、チャーチルはとことん議論をやる。
女性議員が「私が貴方の妻だったらコーヒーに毒を入れてやるわ」と言うと、
チャーチルは「私が貴女の夫だったら喜んで飲みますよ」と返したw
●年齢はチャーチルがヒトラーより15歳年上。
チャーチルはイギリス人の父とアメリカ人の母の間に生まれた。貴族一家で、父親は国会議員だった。
子供の頃はどうしようもない問題児で、父親から「お前は負け犬になる」と冷たく突き放された。
やがて「一番認めてもらいたかった父親」が死んで喪失感を味わい、その後も父の背中を追った。
チャーチルの命日は父親と同じ「1月24日」である。
●政治家になりながら、自身が立案した作戦で6万人を死なせ、一兵卒として戦場の最前線へと戻った。
チャーチルの凄さはここだと言う専門家も多い。
●直にドイツに行って現状を観、「ヒトラーの脅威」に最初に気付いた人物の1人となったチャーチル。
 
 
●当時のイギリスでは、ウインザー公(エドワード8世)もロイド・ジョージ首相もリッペンドロップ
駐独大使も揃ってヒトラーを支持していたが、チャーチルは断固拒否し批判し続けていた。
チャーチルは「歴史が諸君の間違いを証明する。何故これほどの確信を持てるのか。この私が歴史を書くからだ」と言った。
●英仏はチェコスロバキアの同盟国であったにも関わらず、ミュンヘン協定に調印してズデーテン地方をヒトラーに差し出した。
イギリス国民はチェンバレン首相を「戦争を回避した英雄」と讃え、歌まで作った。チャーチル1人が反対し批判していた。
●その後ヒトラーは裏切りを続け、1939年9月1日にはポーランドに侵攻。英仏はここでやっと宣戦を布告する。
イギリスの世論も変わり、チェンバレン首相は世論に屈する形でチャーチルを閣僚に呼び戻した。
政治家は疎んじたが、チャーチルは民衆を味方につけた。
●1940年5月10日。この日、ヒトラーは仏蘭ベルギーへの西欧侵攻作戦を開始し、チャーチルはイギリスの首相となった。
●チャーチルの演説には野党議員も涙し、有能な議員が次々とチャーチルの下に集まった。
●フランスはドイツに敗れ、占領された。
チャーチルは、ダンケルクでの救出作戦「ダイナモ作戦」を決行。33万人の救出に成功した。
●1940年8月12日、ドイツは、メッサーシュミットによるイギリスへの「鷲の攻撃作戦」を開始。
イギリスはスピットファイヤで応戦し、お返しにチャーチルはベルリンを空爆した。
ヒトラーは更にお返しで、ロンドンへの「電撃爆撃」を開始。
2か月続いたこの大空爆で、10万発の爆弾と100万発の焼夷弾がロンドンに投下された。
●しかしチャーチルは、「ヒトラーは『イギリス魂』が分かっていない」と言ってのけた。
ロンドン市民は「ロンドンは動じない」を合言葉に、普段通りの生活を送った。
震え上がるものと考えていたヒトラーは計算が狂った。ここから形勢は逆転する。
●最新鋭のレーダーを装備してドイツの爆撃機を1400機撃墜。スピットファイヤがメッサー
シュミットを次々撃破し、制空権を取り戻した。ヒトラーにとっては「初の敗北」だった。
 
 
●ヒトラーは侮っていたが、側近のゲッペルスはチャーチルを高く評価。
「チャーチルが1933年に政権を獲っていれば今の我々は無かっただろう。油断は禁物だ」と発言している。
●1941年の「真珠湾攻撃」で、ヒトラーは日本を、チャーチルはアメリカを、其々「味方につけられる」と喜んだ。
●チャーチルはアメリカの議会でお得意の演説を行ない、協力を約束させた。
しかし、この頃チャーチルは実は心臓発作を起こしていて、病を隠しながら指揮を続けた。
●1942年11月、チャーチルが立案したアフリカ侵攻作戦「トーチ作戦」開始。
イギリスのモンゴメリー将軍がドイツのロンメル将軍率いるアフリカ軍団を撃破。
●チャーチルは精力的に戦場を視察。ユーモアを忘れないチャーチルは、モンゴメリー将軍が「私は酒
も煙草もやらないから100%健康だ」と言うと、「私はどちらもやるから200%健康だ」と返したw
●ノルマンディー上陸作戦に備え、チャーチルは「フォーティチュード(不屈の精神)作戦」を決行。
これは「ゴム製の車両を英仏海峡のドーバー近くに大量に置き、ヒトラーを欺く」というもの。
●ノルマンディー上陸作戦を迎え撃ったドイツ軍は総司令部に増援要請の伝達をしたが、
就寝中のヒトラーを起こして怒られるのを恐れて、伝えられなかった。その後ようやく
起きたヒトラーだが、「ゴム車両作戦」にまんまと騙されていて、増援要請に応じなかった。
●ヒトラーは腹いせに、脱走兵の処刑や収容所での虐殺に走り、自らインフラを破壊。ドイツ国民まで殺そうとした。
●地下壕での自殺前の口述筆記で、ヒトラーは先ず宿敵チャーチルの事を非難した。
チャーチルもスターリンの事は嫌っていたが、ソ連軍に包囲される中で自殺した
ヒトラーの事を、「ヒトラーに相応しい死に方だと言わざるを得ない」と評した。
●ヒトラーは「わが闘争」を著し、それを読んだチャーチルは「ヒトラーの真実」という本を書いた。
チャーチルはヒトラーの本質に早くから気付いていたのだ。
戦後チャーチルはヒトラーとの戦いを懐かしむかの様に執筆に取り組み、著書「第2次世界大戦」でノーベル文学賞を受賞した。
 
 
●ヒトラーは野望。チャーチルは志。
●ヒトラーとチャーチルはどちらも地図を手放さなかったが、どちらも「優れた戦略家」とは呼べず、将軍達は頭を悩ませていた。
しかし、ヒトラーは周りを粛清したが、チャーチルはよく自覚していたので周囲の進言にも耳を傾けた。
●ヒトラーは独裁だから何でも通るが、チャーチルは何事も議会を通さねばならなかった。
しかし、イギリスの野党も「ヒトラーを止められるのはこの男しかいない」と考えていたのだ。
●戦争後半ヒトラーはドイツ国民の前に姿を現わさなかったが、チャーチルは現場に行って市民を励ました。
「帽子・葉巻・ステッキ」のスタイルを貫き、この姿がイギリス国民に「まだ大丈夫」との安心感を与えた。
「神経質な首相だったらヒトラーには勝てなかっただろう」と言われている。
●「世界の経営者が尊敬するリーダーランキング」第1位。アメリカでは「鉄のカーテン」
の有名な演説を行ない、80歳で政界を引退した時にはエリザベス女王の労いを受けた。
●不屈の指導者、チャーチル。常に勝負師としての人生だった。
●火薬の匂いと戦闘を懐かしむチャーチルは、戦後何年も経ってから記者に「いつの時代をもう
一度生きてみたいですか?」と聞かれ、「1940年を何度でも。そう、何度でもだ」と答えた。
●近年はドイツがメルケル、イギリスがメイと、どちらも女性首相になった。そして、ロシアはウクライナに侵攻した。
●ヒトラーが1939年に完成させた「総統特別列車」、通称「アメリカ号」は、20ミリ対空機関砲も備えた「走る要塞」だった。
1944年、イギリスは「ヒトラー暗殺計画」、通称「フォックスレイ作戦」を立案。
総統特別列車の水タンクに、「アイ」と呼ばれる「検出不可能な毒物」を仕込む作戦である。
だが、ヒトラーは利用価値があるという事で中止された。「今死んだら『殉教者』にされてしまう」というのである。
●「ヒトラーを愛で殺す」とか面白いからw「リジェネシス」にこのエピソード入れようぜ♪(^ー^)b
 
「北斗サーガ系譜まとめ15」へ続く。
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