遅ればせながら、年末恒例の2020年Best MixをSoundCloudにアップロードしました。

 

Best Songs 2020

 

[1] All Filghts Are Delayed - YUKIKA

(00:00-01:30)

作曲 ESTi

編曲 ESTi

from "서울여자 (2020)"

 

 

アルバムの中で一曲目の「From HND to GMP」と対を成しているインストチューン。

このような曲を配置することによってアルバムにストーリー性を持たせたり、かと思えば1時間Mixを製作してみたりという、この曲の作者にしてYUKIKAが所属する事務所ESTIMATEの社長でもあるESTi氏のアプローチが面白い。

昨年11月にそのESTIMATEとの契約が終了したあと元マネージャーが立ち上げた新事務所UBUNTU Entertainmentに移籍したYUKIKAが今後どのような活動を展開していくのか、要注目である。

 

[2] dOra Maar - OnlyOneOf

(01:30-4:40)

作詞 해일

作曲 해일, Nap!er

編曲 Nap!er

from "unknown art pop 2.1 (2020)"

 

 

かつてLOVELYZLOONAに携わってきたJaden Jeong氏が現在手掛けているボーイズグループ、OnlyOneOf

単純にサウンドの好みだけで選んだが、シュルレアリスム時代の写真家/画家にしてPablo Picassoの愛人であったDora Maarがモチーフとなっていることを踏まえて聴き直してみると興味深い。

 

[3] Call Back - Ryu SuJeong

(04:40-08:23)

作詞 윤상조, 강연욱

作曲 윤상조, 강연욱

編曲 윤상조, 강연욱

from "Tiger Eyes" (2020)

 

[4] Without You - Golden Child

(08:23-12:07)

作詞 BLSSD, 이장준, TAG

作曲 BLSSD

編曲 BLSSD

from "Without You" (2020)

 

 

[5] 다시, 봄 - Rocket Punch

(12:07-15:30)

作詞 이기, 용배

作曲 이기, 용배

編曲 밍키

from "Red Punch" (2020)

 

woollim Entertainment所属アーティストの作品を続けて3曲。

これらの曲が現在のwoollimを代表しているとは言わないが、自分が好きなwoollimを具現化してくれていることは確かである。

表現力の成長を感じさせてくれる[3]や[4]も味わい深いが、若さゆえの凛々しさに満ちた[5]は2020年度の最高傑作だと思っている。

 

[6] Star (목소리 English ver.) - LOONA

(15:30-18:45)

作詞 Jesse Saint John, Georgia Ku, Trackside

作曲 Jesse Saint John, Georgia Ku, Trackside

編曲 Jesse Saint John, Georgia Ku, Trackside

from "[12:00]" (2020)

 

 

[12:00]と書いてMidnightと読むLOONAの3rdミニアルバム。

同アルバムに収録されている「목소리」の英語バージョンと位置付けられているこの曲であるが、作編曲者達が歌詞を手掛けていることから恐らくこちらが原曲と考えられる。

メロディ的には英語版のほうが滑らかであるが、歌詞の内容は韓国語版のほうが深みが感じられ、甲乙つけがたいものがある。

気が付けばSM EntertainmentのLee SooMan代表にすっかり掌握されてしまった感のあるLOONA(というか所属事務所のBlockBerry Creative)だが、今後はどうなるだろうか。

 

[7] This World - Slow Reverse

(18:45-21:09)

作詞 Slow Reverse

作曲 Slow Reverse

編曲 Slow Reverse

from "The Moon Arrives" (2020)

 

 

Slow Reverseは2006年に結成されたThailandのエレポップグループ。

2009年に1stアルバム「Slow Reverse」、2012年にRemixアルバム「Illumination」をリリースしているが、昨年いきなり2枚組の大作「The Moon Arrives」をリリースした。

重なり合ったり離れたりしてモアレパターンのような不思議な浮遊感を織りなすOilとPangのツインヴォーカルが聴きどころである。

 

[8] Heavenly Blue - D-DAY

(21:09-24:28)

作詞 川喜多美子

作曲 成田忍

編曲 成田忍

from "Heavenly Blue" (2007)

 

 

昨年3月に開催されるはずだったD-DAY復活LIVE。

残念ながら昨今のコロナ禍により中止となってしまったが、いつの日か観られることを祈願して選曲に加えた。

2019年8月、新代田FEVERのステージでBorisの轟音をバックにこの曲を披露した川喜多美子さんの雄姿は今でも鮮明に覚えている。

 

[9] 자각몽 - LOVELYZ

(24:28-)

作詞 danke

作曲 제이윤

編曲 제이윤

from "UNFORGETTABLE" (2020)

 

復活と言えば、LOVELYZが1年4ヶ月ぶりにリリースしたこのアルバムも復活と呼ぶに相応しい。

閉塞感と同時に安らぎも感じられるようなこの曲の不思議な箱庭感はLOVELYZの初期作品、「비밀여행」や「놀이공원」にも通じるものがある。

2020年も押し迫った11月25日、woollimエンターテインメントが公式オンラインショップ「Woollim Mall」をオープンした。

実質的な運営は通信販売サイトEverlineが管理しているようであるが、本社ビル1Fの「NIT SHOP」を長いことComing Soon状態のまま放置してきたwoollimがMD販売にようやく重い腰を上げたことは、大きな進歩である。

 

woollimの現在の所属アーティスト(INFINITE、LOVELYZ、GOLDEN CHILD、ROCKET PUNCH、DRIPPIN)のグッズが既出の品も含めてラインナップされているが、LOVELYZのグッズで注目すべきは何と言っても「LIGHT STICK POUCH(ペンライトポーチ)」である。

2017年1月に公式ペンライトが発売されてもうすぐ4年になるが、公式ポーチの登場を待ち焦がれていたファンも多いのではないだろうか。

待ち焦がれていなかったとしても、コンサート会場や放送局などで手を滑らせてペンライトを落とした経験のあるファンは買うべきである。

 

ちなみに自分の場合、ペンライトの持ち運びには望遠ズームレンズ用ポーチ(HAKUBA KLP-SF1224)を使ってきた。

ビックカメラの売り場にペンライトを持ち込んでサイズを確かめた甲斐もあって、フィット感はまずまずである。

 

さて、実物を入手したので早速レビューしていきたい。

 

実物を見てまず思ったのが、意外と高級感があるということ。

ウェットスーツなどに用いられるネオプレーンが素材として用いられているが、本製品に使われている生地は適度な光沢があり、ネオプレーン製品にありがちなゴムっぽさは感じられない。

ファスナーやストラップにプラスチックではなくメッキパーツが用いられていることも、高級感の演出に一役買っているだろう。

 

正面と側面に配置されたロゴは最新アルバム「UNFORGETTABLE」のジャケットのロゴを踏襲している。

側面のポケットには予備の単四電池を忍ばせておいても良いだろう。

 

外寸は245×130×135mm。

これまで使っていたレンズポーチ(260×130×130mm)と較べると長辺は15mm短かくなっている。

しかし、断面形状の違いで公式ポーチ(写真右)のほうが圧倒的にかさばるという事実が判明した。

 

ペンライトの形状に合わせて円筒形にしていればもっとコンパクトにできたのだろうが、それではますますレンズポーチになってしまうというもの。

この点に関してはデザインを重視した結果として享受したい。

 

ちなみに下の写真のように互い違いに入れると二本収納することも可能であるが、こんな使い方をする機会はまずないだろう。

 

何はともあれ、このような実用品の真価は現場でないと分からないということは事実。

来年はこのポーチが活躍する場がありますように。

 

 

  1. Unforgettable
  2. Obliviate
  3. 자각몽 (明晰夢)
  4. 절대, 비밀 (絶対、秘密)
  5. 이야기꽃 (話の花)
  6. 걱정 인형 (心配人形)

前回、UNFORGETTABLELOVELYZの最近のアルバムとは別格の質感を持っていると書いたが、そう感じられるポイントの一つがアルバム前半の[1]から[4]にかけての流れで、その中でも最も重要なのが[3]の存在である。

 

[2]の雰囲気を引き継ぐようにオルゴール風のリフレインで静かに始まりつつ徐々に疾走感を増していくこの曲は、タイトル曲の世界観をより強固なものとして位置付けるとともに、続くバラード曲[4]がもたらす安堵感を強調する役割も果たしている。

また、この曲が配置されたことによりアルバム前半の展開がスリリングなものとなったうえ、タイトル曲を中心としてアルバム全体を支配するストーリー性も感じられるようになったと言える。

もしこれまでのアルバムのように[2]の次にサブタイトル曲[5]が配置されていたとしたら、アルバム全体の印象は全く違ったものになっていただろう。

[2]の「Obliviate」というタイトルは映画「ハリー・ポッター」に登場する呪文をモチーフとしているというのが定説であるが、「꿈 속의 꿈」(夢の中の夢=明晰夢)という言葉がまるで呪文のように繰り返される[3]は、要所に散りばめられたサウンドエフェクトのミステリアスな効果も相俟ってタイトル曲以上にハリー・ポッター的と言える。

 

もう一曲取り上げておきたいのが、アルバムのラストを飾る[6]。

タイトルが「A New Trilogy」収録の「인형」を連想させるが、歌詞の世界観は全く異なっていて、LOVELYZの成長を反映したような内容となっているので、比較してみると面白いだろう。

また、近年のLOVELYZのアルバムは「SHINING★STAR」や「LOVE GAME」などどちらかと言えば子供じみたイメージの楽曲で締めくくられることが多かったが、今回はストレートなRockバラードが選ばれたという点も現在のLOVELYZに相応しいだろう。

アコースティックギターをバックにSuJeongが歌い始めるイントロはコンサートで披露することを念頭に置いている(アコギ担当はもちろんSuJeong!)可能性が考えられるが、もし実現したら「어제처럼 굿나잇」のようにコンサートのラストを飾る名曲となるかもしれない。

 

P.S.

今回のアルバムはA Version(写真右)とB Verisonの二形態で展開されていて、CDの収録内容はどちらも一緒であるが、ブックレットで使用されている写真は全て別のものとなっている。

両方買いましょう!(笑)