代表が自宅購入していた人材派遣会社を3,300万円の脱税容疑で東京国税局が告発! | 体脂肪率4.4%の公認会計士 國村 年のブログ

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朝日新聞によると、約3,300万円を脱税したとして、東京国税局査察部が、人材派遣会社(千葉県柏市)と代表(42)を法人税法違反の容疑で千葉地検に告発していたことが、先日、関係者への取材でわかったようです。

 

告発は2024年3月25日付けです。

関係者によると、代表は2022年8月期までの2年間、業務委託料やコンサル料などの名目で知人が関係する会社に資金を振り込み、のちに現金で戻させる方法で約1億3,600万円の所得を隠し、計約3,300万円を脱税した疑いがあります。

得た金は代表が自宅の購入資金などに充てていたとみられます。

朝日新聞は代表に取材を申し込みましたが、回答はなかったようです。

 

なお、東京国税局査察部は2023年6月に強制調査に着手していました。

 

脱税して建てたお家で穏やかな気持ちで住めるものなのか知りたいですね。

ここの会社のホームページを見ると、『質』にこだわっているようなことが書いてありますが、経営者としての『資質』はどうなのかなぁと思います。

このような架空経費の計上・後日キャッシュバックの脱税事件を見るたびに思いますが、脱税をしている会社は架空経費計上により法人税や消費税を減らすことができますが、相手先は、法人税や消費税が増えるため、何とかしてキャッシュバック分を経費にしたいと考えると思いますが、そこが脱税スキームがバレるところなんでしょうね。

 

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