エディー・バウアーが再上陸して商業施設を中心に年5店出店! | 体脂肪率4.4%の公認会計士 國村 年のブログ

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日本経済新聞によると、アメリカのアウトドアブランド「エディー・バウアー」が再上陸しました。

先日、大阪府などで再上陸後初の店が開設されて以来、これまで計4店舗出店しました。

ダウンジャケットなどアウトドアを軸に商品を絞り、若者を開拓するようです。

5店のペースで商業施設を中心に出店を進め、直営店での年間売上高は2028年6月までに25億円〜30億円を目指すようです。

 

再上陸後の出店はアパレルメーカーの水甚(岐阜県岐阜市)が手掛けます。

先日、高槻阪急スクエア(大阪府高槻市)、イオンモール福岡(福岡県粕屋町)、モラージュ菖蒲(埼玉県久喜市)に店舗を開設しました。

そして、ららぽーと愛知東郷(愛知県東郷町)にオープンしました。

 

エディー・バウアーが2021年に撤退する前の店舗面積は平均300平方メートルほどでしたが、今回は100〜150平方メートルに縮小しています。

水甚の中村好成社長は「商品数をアウトドアを軸にある程度絞り、お客様に(アウトドアの印象が強い)エディー・バウアーのイメージを発信したい」と話しています。

 

水甚はエディー・バウアーが示したデザインの方向性を基に日本向け商品を企画します。

以前はカジュアル衣料やビジネスシーン向けなどと幅広かったですが、再上陸後はエディー・バウアーの強みであるアウトドアを軸に事業を展開することに転換しました。

水甚が日本市場での製造・販売を担います。

 

狙う主な顧客層も撤退前と変えました。

かつて主要顧客だった50〜60代に加え、今回は20〜30代の新規客も狙っています。

商品構成では、ダウンジャケットやマウンテンパーカーなどのアウトドア商品と、ニットやフリースなどのカジュアル商品の種類を半数ずつそろえます。

 

水甚は原材料の調達力などを生かしたダウンジャケットの生産に強みを持っています。

中村社長は「当社の強みが(エディー・バウアーの戦略と)マッチした」と指摘しています。

 

商品単価は1〜2割程度上げました。

原料高は影響しているものの、高品質な素材を使うなど、価格を戦略的に引き上げました。

ダウンは膨らみやすさを表すフィルパワーが700〜800と高品質なものが標準で、価格は3万円〜5万円ほどです。

 

水甚は今後、大都市圏を中心に駅ビルやショッピングセンターなどに出店する予定です。

将来はリゾート地などへの出店も視野に入れています。

 

大手セレクトショップにも卸します。

まずは、ユナイテッドアローズやアパレル大手のジュン(東京都港区)の店舗でも販売してもらいます。

また、公式サイトで販売を始めたほか、ゾゾタウンにも出店しました。

楽天ファッションにも開設しました。

 

エディー・バウアーは1920年に、アメリカのシアトルで誕生しました。

アメリカで初めてダウンジャケットを制作したことで知られています。

日本市場では2021年に撤退するまで約60店を展開していました。

その後は伊藤忠商事がアメリカの投資ファンドのオーセンティック・ブランズ・グループ(ABG)から日本市場のマスターライセンス権を取得し、水甚とサブライセンス契約を結んでいます。

 

一時期、有名ブランドが日本から撤退していきましたが、再上陸が出始めたんですね。

色々なところがしのぎを削って、活性化してくれるといいですね。

水甚(みずじん)という会社を知りませんでしたが、『FIRST DOWN』とか『アーノルド パーマー』とかも扱っているみたいですね。

出店や店舗運営などに関しノウハウもあるでしょうし、スケールメリットもあるでしょうから、頑張って欲しいですね。

 

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