国税もスマホのPayアプリで手数料無料で納付可能に! | 体脂肪率4.4%の公認会計士 國村 年のブログ

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香川県高松市で会計事務所(税理士・会計士)をやっている公認会計士・税理士です。●棚卸●事業承継●M&A・組織再編●贈与・相続のコンサルティングをしています。会計・税務に関することなら、お気軽にお問い合わせください。

日本経済新聞によると、2022年12月からスマートフォンのアプリを使った国税の納付「Pay払い」が始まりました。

個人になじみ深い税目としては所得税、贈与税、相続税などがスマホ払いに対応しました。

 

手順は簡単です。

Pay払いに対応したスマホで「国税スマートフォン決済専用サイト」にアクセスします。

e-Taxを使って申告書データを送信した人は、受信通知からアクセスすることもできます。

 

利用できる決済方法は「PayPay」「d払い」「au PAY」「LINE Pay」「メルペイ」「Amazon Pay」の6種類です。

従来からクレジットカードでも納付できましたが、クレジットカードの場合は手数料が発生します。

例えば、納付額が2万円超3万円以下なら250円の手数料がかかります。

 

一方、Pay払いは手数料がかかりません。

スマホのPayアプリのアカウント登録をしておけば、事前の手続きも不要で、夜間休日を問わず24時間、思い立ったときに納付手続きができます。

利用する決済サービスによってはポイントを獲得できる場合もあり、上手に使うとクレジットカード納付よりもお得度は高いでしょう。

 

ただし、Pay払いにも注意点があります。

一度に納付できる金額の上限は、30万円です。

仮に、それぞれのPay払いに支払いの上限が設定されているなら、そちらが優先されます。

 

個人に関係ある税目は所得税、贈与税、相続税ですが、贈与税や相続税は納付税額が高くなる可能性があります。

上限を超える税額の場合には、複数に分けて納付する必要があります。

 

国税に限らず、地方自治体の税金などでもPay払い対応が増えてきています。

今後はクレジットカード納付と手数料や獲得ポイントを比較し、お得な方法を選択するといいでしょう。

 

ますます便利になってきていますね。

個人的には、金融機関に行く手間もなくなり、キャッシュレスサービスが大好きですので、使っていきたいと思いますし、クライアントの方にも進めていきたいと思います。

 

国税もスマホのPayアプリで手数料無料で納付可能になったことについて、どう思われましたか?