NTTの関連施設の工事を巡り、架空の請求書を提出するなどして勤務先の会社から2億円以上をだまし取ったとみられる男2人が、警視庁に逮捕されました。
逮捕されたのは、東京都中央区の建物の保守管理会社の元社員(53)と、下請け会社の社長(77)の2人です。
2人は2012年6月から7月にかけて、NTTの関連施設を修繕工事する名目で架空の請求書を建物の保守管理会社に提出し、およそ450万円をだまし取った疑いが持たれています。
取り調べに対し、2人は容疑を認めた上で「だまし取ったカネは遊興費などに充てた」と供述しているということです。
警視庁は2人が同様の手口で2006年から10年間にわたり、会社からおよそ2億円をだまし取っていたとみて裏付けを進めています。
これも、架空経費を使った事件ですね。
インターネットで検索すると、この建物の保守管理会社は、売上高約600億円、従業員約1,300人の会社のようですが、10年間も気づかないところを見ると、内部統制に問題があるんでしょうね。
最近、横領事件の記事などを頻繁に目にしますが、中小企業だろうと大企業だろうと、もっと真剣に内部統制について考えないといけない時代になってきているように思います。
工事の架空請求で2億円以上詐取した2人が逮捕されたことについて、どう思われましたか?