次回公演のお知らせです。
このような時期に、ご案内していいものか…どんな風にお知らせしよう…と……モヤモヤが晴れませんが、
このような状況でなかったのなら、心の底から沢山の方々にご覧いただきたい!!と願っていた念願の舞台です。
3週間後がどのような状況になっているか…分からないことだらけですが、ご案内させてください。

『イヌの仇討』に続き、再び、こまつ座に出演させていただきます!!


井上ひさしさんの戯曲を上演する、大好きなこまつ座さん!なんと演出は数々の素晴らしい作品を産み出し続けていらっしゃる、栗山民也さん!!!
10年ぶりに上演される、井上戯曲の名作『雨』!

このような時期に、こんな作品に参加できること…ありがたく、幸せでいっぱいなのです。
初めましての栗山さんのお稽古は毎日刺激的で、濃厚な日々を過ごしております。

茶屋の娘になったり、女中なったり、芸者になったり、着物とカツラを取っ替え引っ替え!
山形弁で歌って踊ります!

出演者も多く、世田谷パブリックシアターという大きな劇場で、これまで出演させていただいた舞台作品から比べるとかなり大掛かりな賑やかで華やかな作品です。
なので…こんなご時世ですが…本当は……沢山の方にご覧いただき…楽しんでいただきたい……

こんな状況でなければ、、と、なんとも言えない気持ちでいっぱいですが…お心が劇場に向きましたら、ぜひいらしてくださいませ。



紅花の赤、そして恵みの雨、拾い屋の徳の「残酷な運命」 
人に化ける、ニセモノ、替え玉、
どんでん返しを盛り込んだ井上戯曲の傑作。
雨乞いに隠された庶民の思いと引き換えに、
一人の男が仕組まれたものとは。

東北羽前国平畠藩...そこは一面の紅花の里。
瓜二つの紅花問屋の当主になりすまそうとした江戸の金物拾いの徳
言葉、習慣を捨て、自ら証明するものを失っていく。
騙したつもりが騙されて、替え玉になったつもりの徳を待ち受けていたのは...
幕府と藩の駆け引きを背負って、紅花問屋の娘・おたかは、必死に何を守ろうとしたのか。
井上ひさしさんの傑作ミステリー!
雨が結びつけた、拾い屋の徳の運命は…

井上ひさしさんの故郷、山形の県花である“紅花”をめぐる物語。

「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに」
という、井上ひさしさんのことば。

『雨』では、まさに日本の構造そのものを考えさせられます。
力強い作品です。

土があって、水があって、人が生きて、紅花が咲く。雨が降り、生命が繋がるように、
悲しみや苦しみの上に必死に生きる人々がいる。


大変な時代ですが、舞台を通して何かを感じていただけるよう、懸命に稽古に励みます。
ぜひ、ご覧いただけますように……

そして、心より皆様の健康をお祈りしています。


こまつ座、139回公演
『雨』
作:井上ひさし 演出:栗山民也


☂️9/18(土)〜26(日) 世田谷パブリックシアター
☂️10/2(土)関内ホール 大ホール
☂️10/8(金)所沢市民文化センターミューズ マーキーホール
☂️10/13(水)静岡市民文化会館 中ホール

S席10,000円
A席8,000円
U-30(観劇時30歳以下)7,500円

チケットのお申込みはこちらから👇
劇場でお会いできますように。
どうぞお元気でお過ごしくださいませ。




みのり🍎