前回の続きです。
2月22日の8時半頃から今回紹介する試合が始まると思います。
女子バンタム級
ノーラ・コノルvsジョセリン・エドワーズ
コノル UFC 3-2
現在12位
KO率7割近くを記録する女子バンタム級ランカーです。
MMAデビューは2021年で、今回が10戦目になります。
UAE Warriorsで3連勝した事でUFCと契約しましたが、現在は3勝2敗のまずまずの戦績です。
直近はカロル・ロサに判定で敗れています。
エドワーズ UFC 7-4
現在14位
今回がUFC12戦目を数える選手です。
元々あまり目立った存在ではなかったですが、2024年から3連続フィニッシュ勝利で現在下火の女子バンタム級の中では強いインパクトを残しています。
特にプリシア・カショエイラ戦はインパクトの強いKOシーンでPOTNも獲得しています。
両者は2023年、コノルのUFCデビュー戦で対戦しており、その時はコノルが判定勝ちを収めています。
相性の良し悪しがあるのかもしれませんが、正直コノルはあまり覚えておらず、最近の勝ち方も含めて上り調子のエドワーズがリベンジを果たすのではないかと思います。
フライ級
アルデン・コリアvsルイス・グルレー
コリア UFC 1-0
現UFCフライ級王者ジョシュア・ヴァンと同門のストライカーです。
昨年緊急オファーでアレサンドロ・コスタと対戦すると回転の速い打撃の連打で確実にダメージを与えて、3Rにフィニッシュをしています。
UFC参戦前はFury FCとLFAのフィーダーショーでキャリアを重ねていました。
グルレー UFC 0-2
UFC参戦以前は無敗のパーフェクトレコードを残していた選手ですが、昨年のUFCデビュー戦にて、次に登場するオデ・オズボーンに洗礼を受けると続くヘスス・アギラーとの試合にも敗れ、後がない状況となっています。
キャリアの10勝のうち半分がKOのストライカーでUFCでの過去2戦においても打撃メインのスタイルだと見て取れます。
相対的にコリア有利な試合になると思います。
スタンドにおいてよりテクニカルで更にリーチや上背もコリアのが大きいとなるとグルレーは中に入っていく必要がありますが、それすらもなかなか出来ず、厳しい試合になるのではと思います。
コリアは打撃だけでなくレスリングも混ぜれる選手なので、様々な技を見せてレベルの高さを改めてアピールするようなセルフプロモーションも兼ねた試合にしないとなかなか評価が上がらない相手なだけにフィニッシュやそれに付随するシーンは作っておきたいところだと思います。
フライ級
オデ・オズボーンvsアリビ・イディリス
オズボーン UFC 5-7
サウスポースタイルと185cmのロングリーチから繰り出す左ストレートが最大の武器のファイターです。
現在の直近5戦の戦績は1勝4負で、UFCでの戦績は負け越していますが、過去にはチャールズ・ジョンソンを下したり、敗れた試合の中でもロナルド・ロドリゲスやスティーブ・アーセグを試合開始後追い詰めるなど、確かな潜在能力はありますが、弱点もはっきりしている分、対策されると脆い部分があります。
イディリス UFC 0-1
昨年のTUFシリーズにおいてNaiza FCの王者として参戦した選手。
予選を勝ち上がり、UFC 319で行われた決勝に進みましたが、元UFC経験者のジョセフ・モラレスとは経験の差が出てしまい、プロ初黒星を喫しています。
左右のパンチや回転系の技が特に印象的な打撃系の選手ですが、テイクダウン能力も高い選手です。
今大会の試合予想の中で個人的に悩ましいカードです。
イディリスが今回どのような作戦を練っているか分かりかねますが、お互いの得意な打撃戦をするのであればオズボーンの左ストレートが試合を決める可能性も高いと見ています。
オズボーンのTDDと下になった後の対処はどうしても不安が残るので、安牌で行くには打撃を散らしながらタックルに入るのがイディリスとしてはベターだと思います。
オズボーンとしてもここで負けるようだとリリースされる可能性も大いにあるので、今回は絶対に勝ちたいところで今までの弱点に変化が見られる事にも期待したいところです。
予想はイディリス。
イディリスの方が勝ちパターンが多いように感じ、最終的にはこうなりました。
ウェルター級
チディ・ンジョクアニvsカルロス・レアル
ンジョクアニ UFC 5-4
兄に元UFCファイターのアンソニー・ンジョクアニを持つ選手。
MMAではRFAとTachi PFでタイトルを獲得しており、アラン・ジョウバンやマックス・グリフィンに勝利しています。
2015年からBellatorで8戦を経験し、加藤久輝、メルヴィン・ギラード、アンドレ・フィアリョを下しています。
2021年のDWCSからUFCと契約し、当初はミドル級で戦っていました。
デビューして2戦連続1R勝利を収めてこのまま続くかと思ったところで3連敗を喫し、苦境に立たされた中で階級を落とすという選択をしました。
2024年からウェルター級で試合を行うと3連勝で持ち直し、2025年には元ランカーのエリゼウ・ザレスキをKOで下しランカー戦も見据える位置まで来ました。
身長191cm、リーチ203cmのウェルター級随一の体格から首相撲の攻防で相手を削るスタイルでウェルター級では猛威を奮っていましたが、前回のジェイク・マシューズとの対戦では、首相撲の攻防で足払いを喰らいバランスを崩した所で後ろに回られ、スタンディングRNCによって連勝が止められました。
レアル UFC 1-2
UFC参戦前はPFLを中心に様々な舞台を経験しており、レイ・クーパー3世やデビッド・ザワダに勝利しています。
UFCには元々緊急の代打として参戦し、UFC 308でリナト・ファクレトディノフを追い詰めるものの判定で敗れています(この判定はこの試合が行われた2024年のワーストデシジョンの一つに挙げられています)。
次のアレックス・モロノとの試合では強烈なプレッシャーでモロノをケージ際に詰めて肘打ちや顔面とボディに打ち分けるパンチで体力を削り、最後はグロッキー状態になったモロノにレフェリーが試合を止めました。
昨年7月のムスリム・サリコフ戦でもこの形で一気に勝負を決めようとした所でサリコフのタックルフェイントからのオーバーハンドをモロに受けて、キャリア初のKO負けを喫しています。
ノーランカーながら激戦区ウェルター級でその実力はすでに評価されている同士の試合がプレリムの最後を飾ります。
共にKO率が高く、テイクダウンを取りに行くこともあまりないため、スタンド戦になると思います。
前にガンガン出てくるフィジカルパワータイプのレアルに対して、首相撲で捉えるムエタイスタイルのテクニック型であるンジョクアニが身長差も生かして膝を多用する可能性はあると思います。
しかし、両者共に前回は得意なスタイルで1Rから勝負をかけた所逆にそれを利用された形で破れてしまっているだけに、スタイルの変化や慎重な立ち上がりも想定されます。
個人的にはリナトを追い込んだレアルは高く評価していますが、この勝負は相性的にはンジョクアニに有利に働きそうに思います。
どちらかというならレアルの方が今回はMMAをフル活用したい所だと思います。
今回は以上です。
プレリム全8試合の中で私が特に注目しているのは、ンジョクアニvsレアルと第一試合出場のカーリ・ジュディスです。
その他も期待値の高い選手が多く出場するので、プレリムからのチェックも勧めたいと思います。