こんにちは
みのり保育園の管理栄養士です
今日は『幼児食』のあれこれについて、お話します
幼児食って薄味にしなきゃ!…と言うことくらいは知ってるけど、「何で薄味にしなきゃいけないの?」 「いったいいつまで薄味にするの?」
そんな疑問にお答えしていこうと思います
薄味にする理由
⭐大人より『味蕾』(みらい)が多い
舌には味を感じる味蕾(みらい)があります。赤ちゃんの時期が一番多く、成長とともに減っていきます。
大人よりも敏感な舌を持っているので、濃い味は刺激が強すぎるのです
濃い味に慣れてしまうと、将来に生活習慣病になるリスクも増えてしまいます
いったん濃い味に慣れてしまうと、もとに戻すのはなかなか難しいんです
⭐腎臓の機能が未熟
幼児は腎臓の機能が未熟です。
腎臓は体内の塩分量を調整しているので、薄味にすることで未熟な腎臓への負担を減らす事ができます✨
薄味はいつまで?
⭐1日の塩分の目標量
1〜2歳 3グラム未満
3〜5歳 3.5グラム未満
6〜7歳 4.5グラム未満
塩分の目標摂取量というものがあります。園ではこの目標量を目安に献立作成をしています
調味料も含めての1日の量なので、とても少なく感じますよね?
大きくなるにつれて食べられる物も増えてくるので、だんだんと濃い味になってしまうのですが、食べてくれるうちはなるべく薄味を心がけてほしいと思います
みのり保育園のお味噌汁は、子ども一人あたり100mlのお出汁にお味噌の量は3グラムです!
大人のお味噌汁は、200mlのお出汁にお味噌は18〜27グラム使います
幼児食の味付けは、大人の1/3くらいの調味料で十分なんですよ
そう考えると、思っているよりかなり薄い味付けで良いことが分かりますよね
次回は、薄味でも美味しく作る工夫などをご紹介したいと思います
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