こんにちは(*^-^*)ナミオです。
盛岡を目指すのは
この旅でもそうだが医療用酸素を携行している
なみが少しでも良い方向に向かうよう
「鉄分補給」の目的で普段使いする
チョットイイ感じの南部鉄瓶を仕入れるためです。
国道106号を使うのだがこれまた弾丸道路に生まれ変わっており
イイ感じに盛岡まで来ちゃいましたね。
到着です。
2019にもお邪魔いたしました「岩鋳」さん
それほど大きくなく(1L程度)
鉄分補給出来る物(中にコーティングされてない)が中々ありません。
実はなみがネットで調べてあり
とある工房に問い合わせしたのですが
チョット良いと思った物を「お取り置き」してくださるとの事。
南部鉄瓶 なつめ 鉄瓶兼用急須 0.8ℓ 藤枝工房 南部鉄器の写真画像と明細のご案内 (tetubinn.com)
ので
と言うわけで一路繋温泉へ
の中にある藤枝工房というところだが
#トップページ藤枝工房本場盛岡南部鉄瓶|本場南部鉄器 (tetubinn.com)
ココの店主が変っており工房に入ると鉄瓶など展示してあるのだが
それ以上にオープンリールのデッキやら
自作のきなスピーカーの方が場所をとっている。
その前で友人思われ人が音楽を聴きながらお茶している。
流石に接客はするのだが
まずは小さなコーヒーカップでコーヒーを出してくれたのだが
なみがすかさず「まずい」と→心の声ですよ。表情を曇らせた・・・
ココで店主、「このコーヒーは朝に入れた200g298円の安物だから」と自白。
奥へ戻り南部鉄器で入れた白湯を持参し
「コレは水道水を鉄瓶で沸かしただけ」と言い差し出した。
これは普通に飲めた。
ここでなみが鉄分補給の目的で鉄瓶が欲しいと話すと
鉄瓶を売ろうともせず漬け物に入れる茄子や栗の形をした¥1000鉄の塊
これをやかんに入れておけばコレで十分とそればかり勧める。
全く商売っ気がない。
そこでなみが電話で・・・お取り置きと切り出すと
「あー」と納得したが、
「あると思ったんだけど無かったんだわー。」と無責任発言。
ここで初めて鉄瓶の棚の前に行き説明を始める。
ココでも店主節炸裂!
鉄瓶は本来囲炉裏がないと・・・火に掛けっぱなしにしておく物・・・夏でも・・・云々
要は現代生活様式では中々維持管理が難しいと言いたいのだ。
かといって今はやりのコーティングされた物(特に内側)では
本末転倒で鉄分補給にならない。
「お茶の先生達に言わせれば色つきの物などは邪道だ」と言っている。等々
「だからこれがイイんだ」と始めに戻り鉄の塊を勧める。
その中で面白い物があり結果一緒にお買い上げ
そんな中鉄分補給、目的と1L程度というサイズ
注ぎやすさと言う観点から一点選択して連れ帰ることにした。
コレもまた自分の作ではなく友達の作だという。
自作を勧めればイイものを・・・
鉄の塊の栗だが店主によると「雄栗」だという
知らなかったが両面平なのだ。
イガに入っているときは両端にふっくらと片面丸くなった「雌栗」がある。
故に「両手に花栗」ですとのこと。
雄雌両方があり3つ並べると本当にイガの中に入っている栗のようになる
何とも楽しい。
店主曰く
「皆だいたい雌栗を選ぶんだよ。形が可愛いからね。でもやかんの中に入れて使う事を考えると雄栗なんだよ。お湯を注いだときに雌だと逆さまに入っていると暴れるし、雄なら両方平だから据わりが良い。もしホーローのヤカンなんかじゃすべったり転がったりしてぶつかったらホーローが剥がれる。だから雄栗なんだよ。」とのこと。
お会計をしているときオーディオを褒めたら
「ユーチューブのチャンネル登録してください。完全に趣味の世界でオーディオのことだけしかやってないから」だって。
あのね藤枝さん。貴方が「お取り置きしておく」と言ったから
茨城から遙々来てるんですよ。
趣味や能書きの前に、まずは一言「申訳ありません」と言えないものかね(^^;)
まあ勉強になったし楽しかったのでイイですがね・・・
チョット場内を見渡すと「曲り家」があった。
手入れが行き届いてご覧の通り無垢床床板がまるで鏡のよう。
さて今晩の停泊地に移動します。
ほど近くの「道の駅 あねっこ雫石」です。
少しゆっくりした後に併設されている温泉に入ります。
のんびり温泉に浸かった後は
お楽しみの夕食です。
「もつの煮込み」「煮豚」「鯖の水煮のみぞれ和え」等
本日もおいしく頂きました。