最近少しあたたかくなってきましたが、秋から冬にかけての冷え込む時期は、調子が悪くなるお子さんは多いです。
この時期の不調は「ウインター・ブルー」とも呼ばれ、アメリカ精神医学会のDSM-5(精神疾患の診断分類)では、季節型のうつ病という分類が実際にあります。
また、「冬バテ」も最近よくいわれています。寒さによる自律神経の失調も原因のひとつです。
①寒さは「ストレス」
寒さは、それだけでストレスの原因になります。
特に学校はコロナ禍で換気をしていて、エアコンを使用していても「教室が寒い」とよく聞かれます。
発達特性のあるお子さんは、体温調整ができにくい体質の子がいたり、寒さを強く感じやすい子もいます。暑さ寒さは体にストレスがかかるので、エネルギーを消耗して疲れやすくなることがあります。
寒い→寒さで震える→体が不安を感じやすい...ということもあります。
②日照不足によるセロトニン不足
冬の時期は日が短く、セロトニンの分泌量が減少します。セロトニンは心を安定させる働きがあるので、冬場は情緒が不安定になりやすく、不安感が強まったりします。
睡眠を促すメラトニンと拮抗関係にあるので、セロトニンが低下すると睡眠の質も低下しやすく、疲れがとれにくかったりします。
③自律神経の失調
冬は寒さから体を防御するために、交感神経が優位になり、心と体をリラックスさせる副交感神経が働きにくい状態になっています。体温が十分に上がらず、低活動状態になりやすいです。体内時計のリズムにも不調が出やすいといわれています。
④年度末の環境変化や新年度への不安
年度末が近づくと、新年度への不安が高くなりやすいです。進学・進級で環境が大きく変わる場合、特に不調が現れやすいです。
【対策】
🟢積極的に光を浴びる
屋内の照明だけではあまり効果がないので、外で太陽の光を浴びましょう。
🟢生活リズムを整える
体内時計の乱れを整えるために、なるべく規則正しい生活を心がけましょう。
🟢トリプトファンを摂る
セロトニンの生成に必要な「トリプトファン」は、肉、魚、大豆などのタンパク質に多く含まれています。ビタミン、ミネラルなどの栄養素とともに意識して摂りましょう。
🟢軽い運動
ウォーキングなど有酸素運動は、セロトニンを分泌させたり、副交感神経を優位にします。
☝️上手に心身を休めて、新年度に気持ちよくスタートが切れるよう、サポートしていきましょう😊
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2/5(日)に社会福祉士国家試験を受験しました。それまで試験勉強に力点を置いていたので、ブログの更新ができず、反省しています💦
ちなみに、試験の自己採点では126点!合格圏内と言われているので、3/7の発表を待ちたいと思います😊
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