この世で一番不幸かもしれない人って、誰だと思う?
- お金がない人?
- 病弱な人?
- 恵まれない環境に生まれた人?
まあこれらも不幸のカテゴリーには入る可能性はあるけれど、こういう人たちは、周りからみてもサポートが必要なことがわかりやすいので、本人さえしっかり助けを求めるなら救われることも多いし、いろいろ使える制度があったりする。
そして、逆にできることが限られていたり、選択肢がほぼない、ということもあり、意外と自分の境遇を受け止めてできることを自分なりに楽しんでいたりするので、心の中はそれほどモヤモヤしていないことも多いかもしれない。
でも、私のコーチングに来るクライアントさんを見ていて、一見不幸には見えず普通に幸せな生活を送っているのに、実は一番心のなかがモヤモヤしていたり、毎日を楽しんでない人、不幸になる可能性を持っているなあ、と思うパターンは
何をやってもなんとなく及第点が取れちゃう人
です。
及第点、というところがポイントね。
ずば抜けてすごい、ってわけでもないんだけど、まあそこそこ使えるよね、という状態。
こういう人の中には、実際に人からうらやましがられる職業についてたり、知名度のある会社で働いてたり、年収もそこそこ高い人も混じってる。
こういう人って、とりあえず何やらせてもできるから、いろんなことをやらされがち。
若い頃は、いろんなことをやらせてもらえたり、様々な仕事を振ってもらえるのを、「私って仕事できるんだ!」とか「私って信頼されてるんだ!」と勘違いしてしまうかもしれない。
本人もこれまでの人生でずば抜けていることがないから、これからいろんなことにチャレンジして自分の好きや得意を見つけていこう、って思ってることも多い。
ところが、たいていはずば抜けていることが見つかるわけでもなく、とりあえず頼まれた仕事や課題を「まあまあ」こなして、どんどん忙しくなっていく。
そして35歳くらいに差し掛かると、周りの人たちが何かしら「私はこれが好き!」とか「私はこれが得意!」ということを持っていたり、そのスキルや経験を使って、大きな挑戦をしていたりするのが目に入ってくる。
そしてそういう人たちが起業したり、自由に生きてたり、大きなお金を手にしたり、社会的地位を確立したり、人生をエンジョイしていることに気づく。
そこではたと考えるのですよね。
「あれ、私のやりたいことってなんだろう?」
でもね、これって小さい頃から押し並べてなんでも及第点が取れる、って生き方をしてきてしまったから、今さら考えても、自分の好きや得意が全然わからない、という状態になっています。
ある意味現代の教育システムが産んだ不幸な人、とも言えるかもしれない。
ここでね、例えば
- 勉強全然できなかったけど、ピアノ弾かせたら凄かった!
- 運動だけは誰にも負けなかった
- とにかく動物の世話だけは大好きだった
- パソコンでプログラミングにハマってた
- とにかく顔が可愛いことだけが取り柄
- 暇さえあれば、イラストばっかり描いてる
とか、本当なんでもいいんだけど、これしかなかった!、という人は、かなり若い頃から自分の強みをしっかり理解していることが多い。
だから本人もそれに没頭するし、さらに周りも「この子の取り柄はこれだけだから、ここに集中させてあげよう」とサポートももらえることが多い。
結局何かを究めるのは継続でしかないから、「好き」に没頭して極めれば極めるほど、それがお金を生み出したり、その道で有名になったりするわけ。
でもさ、なんでもそこそこできる人っていうのは、そのこと自体を褒められちゃったりしてきてて、もちろん学校にいる時とかはそれもいいんだけど、そういう生き方していると「なんでもできること」が目標になっちゃって、「自分のたったひとつの好きを極めること」というのを考えもしないと思う。
その生き方が悪い、っていうわけではなくて、そういう生き方をしてる人が「私はなんの使命を生きてるんだろう?」って考えたときに見つからないのは当然だということ。なぜならそもそもひとつに絞ってなくて、なんでもやろうとしてるから。
だからこういう人はやたらと「私の使命は?」とか考えないほうが穏やかな人生を送れるんだけど、それってやっぱり自分の中からうずいてくる本能的な想いだから、なかなかコントロールすることはできない。出てきてしまったものは仕方がない。
それに、そういう想いが湧き上がってきたってことは、本当のあなたはやっぱり何か一つのことで輝きたい、もっと大きなことをしたい、社会の役にたちたい、って思っているということ。
じゃあこういう人が幸せに輝くためにはどうしたらいいかというと…
- 自分の「好き」のセンサーを磨く
- 全部うまくやろう、完璧にやろうという気持ちを捨てる
-
使命と大事な価値観ひとつを知り、そこに打ち込む
これだけです。
なんて軽く言ったけど、これらをやるのは怖いし難しいのは知ってます。
でもここを乗り越えないと、精神的な自由を手に入れて、才能を思いっきり輝かせる生き方にはならない。
ではまず「好きのセンサーの磨き方」について。
まずは自分の選択基準、判断基準を、「好きかどうか?」という基準に変えてください。
最終的には、仕事や日常のタスクの全てを「好きかどうか」で選ぶのが目標ですが、これまで一度もそういう基準で選んだことがない人が、いきなりそんな大きなものを選べるはずがないのは明らか。
だからまずは日常の本当に小さなこと、例えばスーパーで食材を買うときに、「好きかどうか?」だけで選ぶ、という挑戦をしてください。これをやるときっと驚くのが、自分がいかに「好きかどうか?」という基準で選んでいないこと。
値段、みんなが買ってるから、大手の会社だから、無難だから、小さい頃からこれだったから、など、普段はほぼ何も考えずに選んでいるはずです。
もちろんそれはそれでいいんですが、今回は「好きのセンサーを磨く」というトレーニングが目的なので、3週間くらいはこれを基準にしていくとだんだんと自分の「好き」という感覚が蘇ってきます。
ここでは例としてスーパーでのお買い物を挙げたけど、もちろん日常の全ての選択をこの基準でやるということ。
「朝食に何を食べるか?」
多分普段はいつものメニューを何にも考えず食べているはず。でもあえて、「今日、今この瞬間、何を食べたいんだろう?」と考えてください。そしてできるだけそれを叶えてあげてください。
「今日何を着ていくのか?」
いつもはそこらへんにかかっている適当な服を着ているかもしれません。でも、「今日、私が一番着ていきたいと思える服はどれか?」としっかり自分の心に聞いてください。
仕事のタスクとかはまだ選べないからそういうのはやらなくていいよ。とにかく、簡単な選択だけで大丈夫。
3週間頑張って!
なぜ3週間かというと、これまでの経験上、3週間という時間でちょうど習慣の書き換えが完了するから。
でもこれを本当に3週間続けてもらったら、その頃にはもう仕事の中のどの業務が好きとか、自分がすごく小さかった頃に夢中になっていた好きなものに気付けるようになっていると思う。
ここにきてやっと、自分の使命とか、人生にとって大切なこととかを考えて、まともに答えられる状態に整っていきます。
本当にこの「好き」のセンサーが使えない人が、使命とか見つけようとしても絶対に見つからないから、まずはこの状態になることが大事。
全部うまくやろうという気持ちを捨てる
ここが2つ目のチャレンジです。
あなたがなぜこれまで「全て及第点」なのかというと、100%のエネルギーを20個のタスクに5%ずつ使っているから。
つまり、5%の力で取り組んでいるから、及第点しか取れない、という状態だったわけです。
でもこれって逆にいうと、5%しか使ってないのに及第点が取れる、しかも好きなことをやっているわけでもないのに、5%の力で及第点が取れてしまっていた、ということ。
っていうかあなた、天才ですか?
考えてみてください。
この人がひとつの大好きなことだけに100%の力を使ったらどんなことが起きるのでしょうか?
きっと想像もつかないほどの大きな成果を出すことが、なんとなくわかりますよね?
「いや、でも一つのことに絞ってしまったら、それがうまくいかなかったときどうするの?」
とかそういうたわごとを言うのは、今すぐやめましょう。
今まで何やっても、なんとなくうまくこなしてきたんだよね?
だから好きなことひとつだけに絞ったら、うまくいくに決まっているんです。
うまくいかなかったらどうしてくれるの?と言われても、もちろん私はなんのサポートもできません。
そこが怖すぎるというのなら、もう使命とかは忘れて、今まで通りいろんなことに手を出すマルチプレイヤーとして楽しく生きてください。
別にマルチプレイヤーが悪いわけじゃない。楽しいと思えるなら、どんな生き方も正解です。
ただいけないのは、自分が選んでいる生き方なのに、被害者のような顔をして文句たらたらで生きること。
どんな生き方でもいいから、楽しく生きて欲しいなと思います。
そして、使命と大事な価値観ひとつを知り、そこに打ち込む
よくセッションの中でも、
- あなたの大切なことは何ですか?
- 人生で優先順位の高いことは何ですか?
という質問をした時に、10個くらい大事なものが出てきてしまう人がいます。
もちろんその10個全部大切なのはわかるんですけど、でもあえてそこに順位をつけていかなければ、どこに注力していいのかわからないですよね。
私の場合、人生という大きな枠で一番大切なのは、健康(肉体面、精神面含め)です。
これが全てにおいて私の最重要事項なので、例えばものすごいお金が手に入るようなチャンスがあったとしても、健康が損なわれる場合は、何の迷いもなくお断りすることになります。
私だって、お金は大事ですよ。だけど一番ではないんです。
そしてもうひとつの指針となる私の使命は
「コーチングの良さを世の中の人に広く知ってもらい、それを使うことで人生の制限を取り払い、自分の人生の目的に向かって一貫性を持って生きる人を世界中に増やす」
なので、ここにマッチしない行動やお誘い、チャンスも基本的にお断りすることになります。
そうしなきゃいけないよ、と言っているわけではなくて、これが大事なことだけにフォーカスして打ち込む考え方だということ。
これができるようになると人生が本当にシンプルになります。
なぜなら、実は自分の本質とはあまり関係ないけどちょっと魅力的に見えるオファーなどに、惑わされたり、無駄な時間を使って後悔する、ということがなくなるから。
なにが大事がわかっていてそれ以外は全て必要じゃないこと、と思っていれば、本当に大事なことだけで埋め尽くされる人生になっていきますよ。
現代はボーッとしていても、いろんな選択肢や情報がそこら中に転がっている時代です。だから来たものに何でも手を出していては、あなたの注意は散漫になっていくだけだし、些末なたくさんのものたちに囲まれて、どんどんひとつのことに使えるエネルギーが少なくなります。
大きなことを成し遂げたいなら、たったひとつの大事なものを知っておく、そしてそれを見つける鍵は、自分の「好きのセンサー」だけです。
物質的には恵まれているのに何だか幸福感がない、もっと何かを達成したい気がする、という人たちの大半は、今日の記事に書かれていることに本気で取り組んだら解決します。
3週間、頑張ってみてください。応援してます。















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