ガンプラの今 | マイナーだっていいじゃない。だって楽しいんだもん。

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管理人自身が楽しいと思ったゲームやコミックを記事にしちゃいます。

先日、横浜の歩くガンダム見物でも

自分にお土産でガンプラ買っちゃいましたが、

皆さんはご存知でしょうか?

 

自分が小学生の頃ですね、

『機動戦士ガンダム』の放送がありました。

 

いわゆる、土曜17時30分から放送された

名古屋テレビ製作のサンライズ枠で

放送された作品で、『無敵鋼人ダイターン3』の

後番組として始まりました。

 

いわゆるファーストガンダムと言われる

シリーズのスタートなのですが、

実際は打ち切りになっています。

 

その打ち切られた番組がなぜ

伝説的なアニメになったのか、

それを支えた要素のひとつがガンプラなのです。

 

ガンプラとは『機動戦士ガンダム』に登場する

ロボット、艦艇、車両などをプラモデル化した

製品群を指します。


このガンプラを、戦闘機や戦車を作っていた

モデラーが作ったことで、ガンプラブームが

巻き起こり、番組の再放送&映画化を呼んで

その流行がさらに大爆発。

 

入荷日となるとプラモデル店に行列ができ、

抱き合わせ販売が発生するなど、

社会現象となりました。

 

当時から続くプラモデル専門誌

『ホビージャパン』誌の巻頭は、

ここ数十年に渡りガンプラが

務めることが多いのですが、

ガンプラ以前は前述した戦闘機や戦車、

戦艦などミリタリーモデルと、

戦場風景を再現したジオラマが中心でした。

 

この戦場風景にモビルスーツが

バッチリとハマったんですよね。

 

それまでのロボットアニメは

1対1の一騎打ち描写が中心でしたが、

ガンダムは一騎打ちもあるけれど

軍隊対軍隊の激突を描き、

量産型というロボットの大量生産が

全面に打ち出されていました。

 

量産機の中の特別な隊長機

(要するにシャア専用ザク)の存在は、

現行戦闘機のエースパイロットの

専用エンブレムと同じ解釈ですし、

たくさんの同型機が並ぶ絵面も

ガンダム以前のロボットアニメでは

あまり見られなかった要素です。

 

廃墟化した都市や砂漠など

地上戦も描かれており

(森林は描くのが大変だったのか、

移動シーンはあっても戦闘シーンは

あまりなかった印象)、

ジオラマに落とし込みやすかったことも

あったでしょう。

 

自分も小学生の頃に憧れたものですが、

同じものを複数購入できる財力もなく、

色塗りも今のようにマーカーもなくて

難易度も高かったし、

実現は出来ませんでしたが

(今でも出来ないけれども)。


そもそも大人気で入手自体が難しかったのは

今と同じですね、そういえば。

 

その頃の子どもたちがオジサンになって

今の市場を支えているような気がします。

 

 

あの頃のガンプラと違うのは、

のち続編や外伝、ガンダムの名を冠する

新規シリーズなども登場してきたことで

ガンダムシリーズに登場するメカのプラモデル、

と解釈が拡大されていること。


大人気で商品が品薄になっているのは

子供の頃と同じなのですが、

転売目的の購入者が増えてしまい

欲しい人がいつまで経っても

入手できない状況が生まれていること。

 

材料費の高騰もあるとは思いますが、

通販専用のレアモデルなども増え、

商品価格がどんどん高くなっていること。

 

これらはマイナス方向への変化ですが、

プラス方向への変化としては、

ずっとバンダイが培ってきた技術を

旧作の機体にフィードバックした

新製品もどんどん増えてきていること。

 

パーツの色分け成形技術のアップで

塗装の必要すらないそのまま組める

モデルが多くなっていること。

 

などなど、いい方向への進化も

凄まじいものがあります。

 

個人的にはもっと楽しみたいし、

息子にも楽しんでもらいたいのですが、

ホビーショップ含め店舗のガンプラ棚が

どんどん縮小されている風景は

本当に悲しい気持ちになります。

 

難易度の高いモデルをじっくり作る

方向性もあるのでしょうが、

息子にはトライ&エラーを繰り返して

もらえるようになって欲しいんです。

 

ほんと、リタちゃんじゃないですが、

転売ヤー許すまじ!

の心境でございます。