著書:「人類の目覚め」へのガイドブック
著者;天外伺朗
天外伺朗さんはソニーでは、CD(コンパクトディスク)🥏の開発や犬型ロボット「AIBO」の開発を手がけた方です。
天外伺朗さんを知ったのも、元々は高次元医学(故宮崎雅敬先生)を名古屋で勉強していた頃ですので、25年以上前です🙋♀️
最初に読んだ本は、今でも覚えています⬇️⬇️⬇️
🔹なぜ人生に幸せを感じられないのか?「AIBO」を生み出した先端技術の開発者が、「科学」と「あの世」の接点と新しい生き方を語る。
私が30歳前後だったと思います。
さて、こちらの「人類の目覚め」へのガイドブックは、昨年の春に出版されていました💫
たまたま見つけて、
久しぶりに天外さんの本を読んでみようと思い
購入しました😊
(話は昔にもどって)当時、世の中は
『ポジティブシンキング』の思想が高まっていました。
物事をネガティブに考えることを、思わしくないとされるところがあり、
ネガティブな心を持っていたら悪いような感じになっていました😔💧
私はそんな中で悩みました😔
どんなに物事をポジティブに考えようと思っても考えられないこともあります。(特に直感を通して、自分に降りてくることなど⚡️)
今なら、それがわかるのですが、その当時は知識も浅く、そして自分に降りてくる直感にも自信がありませんでした😣
なぜ、私は物事を全てポジティブに考えようと思っても、ある面ではネガティブに考えてしまう心があるんだろう?
と悩みました🥺
そんな時に、先程の本に出会いました。。
天外伺朗さんは、
『ネガティブな自分の心を否定すると、かえって心の底に押し込まれ、ネガティブな心が巨大なモンスター👾になってしまう』と言っています。
ネガティブな情動も自分の一部であり、それを切り離そうとすると、『分離』が深まるので、あえてその心を認めてあげることで、『統合』が進むと言う持論でした。
私は天外伺朗さんの考え方が、ストンと心に入ってきて、その頃の自分の気持ちから、
私の中でもネガティブな心に対しての持論が出来上がりました。
人間は神ではなく、人間として生まれてくるのは、この世での修行がまだまだあるということだと私は思っています。
心の中に『悪』があったとしてもそれをも受け入れて、生きていくことこそがこの世の修行であると思いました。
そのために、私が
『心の中の悪の取り扱いについて』考えたことがあります。⬇️
『心の中の悪を認めてあげて、飼い慣らすこと』です。
『あなた(悪)の存在を私は認めてます。でも、私の心の中で目を覚さないで、良い子でずっと眠っていてね。』
と、ネガティブな私の心に伝えるのです😌✨
この世は陰陽の世界、
プラスとマイナスの世界です。
どちらかだけが存在するものではないんです。
それを受け入れないで、
『自分は良い人、正しい人』と思って生きている人の方が、
私は偽善者だと思っています。
(それか、『神の化身』かな🙄💦いえ、神ならば人間として生まれては来ません。あっ🤭キリストはまた別です。その話になると長くなるので今日は省略🤓)
それゆえに、人間の心の中には『悪の心』も存在して良いのです。
悪の心が存在したからと自分を責めることはないのです。
人は、
『悪』がわかるからこそ、『善』もわかります。
自分が苦しんだことのある方の方が、
人の痛みをわかるのと同じです。
でも、だからといって、
『悪が心の中で大暴れするのを許してはいけません✋⚠️』
だからこそ、『悪』を認めてあげて、
心の中にあるフカフカのダブルベットの上に眠らせておいたらいいのです。
『あなたの存在も認めていますよ!』と。
そうやって、その当時から私は自分の心の中の
『悪』も認めて、出来るだけ休眠状態を保たせてきました😌✨
こちらの新書の中でも、天外さんは、
『物事にいいも悪いもないですよ』
人間はその時の価値観に基づいて、「いい」「悪い」のレッテルを張っているだけなのです。
と言っています。
そして、これからの時代は
「分離」ではなくて、「統合」の時代に向かっていくと言っています。
その過程の一部を
『実存的変容』と呼んでいます。
(こちら、心理学の言葉から来ているようです🧐)
🔹では、そもそも『実存的変容』とは、
どういう意味なのでしょうか?⬇️⬇️⬇️
ここで、どうしてもこちらを説明しないとわかりにくいので、『自我の発達段階の4段階』を説明します🧐
1,初期自我
他人のことは考えられず自分の欲求のみ表現し行動する。
2,中期自我
他人の顔色をうかがったり、親の言うことを聞いたり、
そのくせバレなければ好き勝手なことをしたい。
3,後期自我
自分の規範を理性で無理に守り行動する。自分の規範に従わない者は悪と認識し戦う。
4,成熟した自我
自分の規範を、自分の意志と責任で持ち、他人を責めずに受け入れて人を育てられる。
この中で、
3(後期自我)〜4(成熟した自我)への移行期間を、
『実存的変容』と呼んでいます。
こちらの本の内容をまとめると
、
これからの時代をより良く生きるためには、人間が『実在的変容』を遂げること。
そしてそこに至るまでの移行を速やかに行うこと。
そのための指南書のようなものだと思いました。
この『実存的変容』を成し遂げ、
『成熟した自我』に達した人の特徴をわかりやすく伝えているものがあったので引用してきました😌✨✨⬇️⬇️⬇️
1・自分が心からやりたいことをやる事が社会貢献になっている。使命感を心地よいものとして
持っている。
2・自分の価値観を明確に持ちつつも異なる価値観にも寛大である。
3・いい、悪いのジャッジをしなくなる。明らかに好ましくない言動でも「未熟さ」と捉えその人なりの背景や事情があってのことと捉えられる。
4・ラッキー、アンラッキーで、気分が浮き沈みしなくなる。安定した幸福感を持ち、どんな出来事も意味のあることとして受容できる。
5・思いやりや配慮はあるが、人からどう思われるかを気にしなくなり、自分が自分にふさわしい生き方をしているかどうかが重要になる。
6・自分固有のミッションに覚醒してしばしば、非常に個性的でユニークな役割を果たす。芸術家や著作者、研究者などこの段階に達した後に歴史に残るような偉業をなしているケースが多いと言われる。
時代は刻々と変わっていってます。
でも、私達はこの変化をまだまだ実感しにくいかもしれません。
私達の意識が少しでも変わることで、後に残された子供たちや孫、またその先まで続く子孫が、
『生きやすい社会を創ること』も、
私達の使命かも知れません。
私も、出来ることから始めていきたいと思います😌✨❣️