“好きを究める”
今回わたしたち un lien が出会った
紅茶の茶葉販売店のMatinéeさん(以下、マチネ)は、一児の母。
子どもたちも親も同世代ということもあり、
その生き方に深く関心を覚え、同時に、
感動とひらめきさえも与えてもらった気がする。
マチネの店主、福田さんは元々紅茶が大好きで、
独学で知識を身につけていた。
客室乗務員の職に就くも、やはり紅茶を仕事にしたい、という思いが強くなり、
某有名紅茶専門店で働くことに。
先輩スタッフに「よくいろんなこと知ってるね~」と驚かれるほど、
すでに相当の知識を持っていたようだ。
更に、店が休みの日には、神戸市北野のとあるカフェを借り、
自分の紅茶教室までも開いていたという。
結婚、妊娠を経て、教室を芦屋の自宅に移すも、
子どもが小さいうちは子育て中心の生活にしたいと考え、教室は休止に。
とはいえ、大好きな紅茶を扱う仕事は継続したい、という思いから、
それまで全くの門外漢だった、自宅でできるネット販売に挑戦することにした。
いまも、管理・運営、もちろん茶葉の仕入れなどすべて、
福田さん一人で行っている。
子どもとちゃんと向き合いつつ、自分のしたいことも究めていく……
まさに、現代女性の理想のような姿である。
紅茶にも“有機”の壁
マチネの紅茶は、オリジナルブレンドがメイン。
微妙に配合を変え、何パターンも試飲をしながら味を決めていくのだとか。
ハーブを配合するものもあり、そのためにアロマの資格までも取得したそうだ。
もはや、紅茶好きの域を越えた、プロフェッショナル。
今後は、春摘みのダージリンなど、季節ものの扱いも増やしていきたいという。
紅茶の茶葉もハーブもオーガニックのものを主体に仕入れているそうだ。
とはいうものの、“有機”“オーガニック”と大きくうたってはいない。
珈琲豆もしかりだが、看板なる“認証マーク”を取得するには、莫大な費用が必要。
小さな農園で取れる茶葉は、実質的に無農薬ではあるが、
認証マークを取得する費用がないために大きな声では言えないだけ。
実のところ、福田さんがスリランカのとある茶葉農園を訪ねたところ、
農園スタッフは裸足で歩き、素手で茶葉を摘んでいたそうだ。
農薬を使用していると、素手で摘むなんてことはできない。
また、仕入れた茶葉を仕分ける際にも、
作業する人が有機認定の資格を保持していなければ、
その商品が“有機である”とはうたえない。
認定マークは確かに分かりやすく便利はあるが、
それが全てではないということ。
つまり、何を買うか(有機かそうでないか)、だけに注目するのではなく、
“どこで買うか” も、ものを選ぶ重要なポイントだと改めて気づく。
信頼できる人のセレクトだったら、“マーク”なんぞなくとも、安心して購入できる。
大事なことは、目には見えない。
今回、わたしたちのイベント用にセレクトしてくださったのは、
農薬を使用していない ジャワ。
ストレートでも美味、ミルクにも合い、クセがないので飲みやすい。
アイスにしてもおいしいとのこと。
おいし~い淹れ方も伝授してもらった。
いつも適当に淹れて飲んでいた紅茶との味の違いに、
これほどまでも違うのか、と正直驚いた。
淹れ方も、おいしく飲むための重要なポイント!
マチネと出会って、茶葉の選び方や淹れ方、紅茶への思いが見事に変わった。
これからはもっと楽しくおいしく、紅茶ライフが過ごせそう!
今後のマチネ……
店名の“マチネ”は、教室名だった“ラ・グラスマチネ”(朝寝坊)からきているそうだ。
忙しい日々だけど、たまには朝寝坊でもして、
おいしい紅茶を丁寧に淹れて、ゆっくりした時間を過ごしませんか?
という思いでつけたそうだ。
紅茶を愛する気持ち、そしてそれを多くの人に楽しんでもらいたい、
そんな思いが伝わってくるような素敵な名前である。
分かりやすい説明、繰り出される知識、そしておいしい紅茶……、
ぜひ教室再開を!と思っていたら、
お子さんの幼稚園入園を期に、今秋、紅茶教室を再開する予定とのこと!!!!
子育てと好きな仕事を見事に両立されている
マチネのさらなる展開に期待大!!
おいしい紅茶の淹れ方は、ぜひお教室で!!
ちなみに、茶葉の販売はネットのみ。
Matinéeホームページ http://tea-matinee.com