戦国時代は日本史の中でも人気がある時代ではありますが、
いつから始まったのでしょうか?
一般的な説は、
”1467年・応仁の乱”
が始まってからと言われています。
”人世むなしい応仁の乱”や”意志むなしく応仁の乱”
などの語呂もあるぐらい一般的です。
応仁の乱のきっかけは、
室町幕府8代将軍足利義政(よしまさ)の後継者争いによるものです。
義政の息子”足利義尚”(よしひさ)と義政の弟”足利義視”(よしみ)
のどちらが次の将軍になるかということで起こりました。
このときそれぞれの支援をしたのが、
”山名宗全”(やまなそうぜん)と”細川勝元”(ほそかわかつもと)
でした。
戦乱が始まった当初、
山名宗全 ⇒ 足利義尚
細川勝元 ⇒ 足利義視
をそれぞれ支援していたのですがいつしか、
山名宗全 ⇒ 足利義視
細川勝元 ⇒ 足利義尚
と逆転してしまったんです。
何ともいい加減な戦ですかね。
この乱は、宗全、勝元が相次いで病死したこともあって、
決着がつかぬまま終了。
最終的に足利義尚が将軍になった、
というのが応仁の乱のあらましです。
一般的にこれが戦国時代の始まりと考えられています。
しかし近年では、
”1493年・明応の政変”
からであるという説が有力になっているそうです。
明応の政変は、室町幕府10代将軍”足利義材”(よしき)が、
他家の家督争いに介入するため出陣していたところ、
細川政元(勝元の子)が京都を占領してしまい、
別の将軍を立ててしまった事件です。
これを機に幕府の権力は衰退し、
以降戦国時代が始まったというのが近年考えられている説です。