蒸しあがったこうぞを床に積み上げていくところ

蒸気で部屋は真っ白に

 

そのこうぞを近くで見ると

白い芯が皮より飛び出ています

 

熱いうちに皮をむきます

軍手をしているけれど 熱くて指がヒリヒリ

作業しているうちに 蒸し風呂に入ったように じわっと汗

 

むいた皮は外に干して乾燥させます

 

チームワークよく てきぱきと仕事がすすみました

誰が指図することなく 皆がやるべきことを心得ていて

自然に助け合い 次の行動へ移っていました こうでなくっちゃ

 

こうぞ畑は今こんなふうです

奥の方にまだこうぞが残っています

次は来月に集合の予定です

 

 

 

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すっきりと秋晴れ きれいに紙が乾きそうです

いつもの薄美濃紙に戻り 

紙干しの刷毛を動かす感触 干し板を運ぶ足音にも

なぜかしら喜びを感じます

 

何不自由なく 水があり 電気が使え 仕事ができます

ウクライナの人達は・・・

 

その土地ならではの仕事 代々つないできた伝統の技 積み上げてきたキャリア

それが突然 理不尽にも  断絶  終焉  消滅

心にも爆撃を受けてしまった その痛みは想像できません

 

もしも自分がその立場になったら もう どうなってしまうだろう

考え込んでしまいます

 

 

 

 

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美濃市蕨生にある小高い山、中山。

山道には、ところどころに愛らしい石仏、

そして頂上には、戦没者慰霊碑、聖徳太子がまつってあります。

かつてはここでお祭りが行われ、近隣の紙漉さんなどが集い、

それはそれは大変な賑わいだったそうです。

 

中山のお祭りを復活しよう、蕨生を盛り上げよう‼と、

若手紙漉きや蕨生関係者で、手さぐり手作りのお祭りを行いました。

 

今朝の天気予報を何度見ても雨、雨。

どうするの?と尋ねたら、荒天でない限りやる、と、強硬姿勢。

朝はやっぱり雨。カッパに長靴、もう濡れても構わん状態で祭りに突入しました。

山へ入るお祓いをして

 

笛と舞 舞手が持っているのは和紙

 

どじょうすくいもあって 笑いがおこり

蕨生音頭を踊りました

 

雨がやみ

手作りおみこしをふんどし姿の4人がかつぐ

このおみこしには 私の工房オープニングで

地元の紙漉き職人が数十年ぶりに漉いた和紙が貼られています

小さいおみこしは 子供たちが描いた地球

大きい方は金の玉

 

以上は出発式

ここから皆で山へ登りました

おみこしは くねくね道を木々にときどき引っ掛かりながら

わっしょい ドンドン(太鼓) わっしょい ドンドン・・・

 

頂上でお参りをし 狂言を見 どじょうすくいでまたまた大うけ

笛や太鼓で皆が乱舞 中山の賑わいが復活しましたねえ

 

帰り道

石仏がにっこりほほえんでいて うれしそうでした