向日市文化資料館にて
「寿岳旧邸 向日庵ー家族の仕事を生んだ家ー」が
開催されています

寿岳夫妻が昭和12年~15年にかけて全国を旅して集めた
和紙も展示されています
私が杉原紙研究所在籍中 寿岳文庫の山仲さんと共に
これらの紙を調査する機会を得ました
調査が一段落し美濃に戻ってからは 
自分の仕事である薄美濃紙を漉くことに集中し 
経験を重ねています
 
そしてこの日 また出会った紙
どの紙も立派に見える
 
寿岳先生が著書「紙漉村旅日記」で
あまり評価していない紙も
いやそんなことない 漉いている人が目に浮かぶようで
うまく漉いています
 
寿岳先生お気に入りの和紙で仕立てた 向日庵本
和紙を愛でる という言葉がふさわしいような本です
 
会場には
奥様のしづさん 長女の章子さん 長男の潤さんの新聞記事や
芹沢銈介デザインの本 柳宗悦の手紙 などあります
ひとつひとつに魅力があり
いいわ いいわ の連続でした 
 
 
 

ここのところ

晴れ→曇り→雨→強風→晴れ

と目まぐるしく天気が変わっています

菜種梅雨で雨量が多くなったおかげで

近所の水路は水量が回復し

満ち満ちています

 

今日は一日中安定した晴天の 紙干し日和

この晴れを目掛けて漉きました

 

チュピチュピと飛び回るツバメに

落とし物をされないことを願い

今日はセーフ!

年に一度の 美濃こうぞ販売会がありました

「白皮」

こうぞの皮は3層(黒皮+甘皮+白皮)になっており、

こうぞの黒い外皮と甘皮を削ったもの

一般に白い和紙の原料として使われます

今年も丁寧に処理されており、立派な出来です

 

「黒皮」

こうぞの芯を取り除いただけの皮

3層まるごと

この後、外皮の黒い部分を削って白皮にしたり、

黒いチリも混ぜて紙を漉いたりして、

思い思いに処理し、素朴な和紙が作れます

 

「甘皮」 とてもレア!! 面白い発想!

白皮と黒皮の間にある緑色の部分

普通はこうぞの皮を削る時に

切れ切れになってしまう部分ですが

丹念に一筋になるようにめくっていったそうです

信じられない細工です! 長さ60センチ

アート作品に使えそう

甘皮アップ

甘皮 一束0.5㎏ 1,000円(税別)

労力を考えたら安すぎる

乾燥しているので軽いです

 

「美濃市こうぞ生産組合」に取り次ぎますので

もしご入用の方は連絡ください

 

(追記 おかげさまで甘皮は完売いたしました)