岐阜県博物館へ行ってきました

豊臣秀吉の時代の文書や絵図があり、見ごたえがありました

 

私のもっぱらの注目は 紙

豊臣秀吉朱印状は檀紙だ、とか

元は白くて立派な紙だったろうに

かなり手で触られた跡があり繊維がももけている、とか

これは楮、これは漉き返し、どんな簀で漉いたのか、とか

 

ひとつ発見しました

天正18年豊臣秀吉朱印状と 

天正20年豊臣秀吉朱印陣立書の紙に

同じ形の干し皺がある

同じ干し手の人だ と

 

紙表具が2点ありました

揉みからかみ 榛原揉みの掛け軸

下地黄土に上地灰色がかった藍

下地肌色に上地弁柄色 しぶくてたまりません

 

展示資料の中に「紙」の文字を見つけました

古田重勝年貢申付状写

古田重勝が徳山(岐阜県揖斐川町)の山年貢・紙年貢について

伝えたもの

 

その時代に旅したような心持ちになりました

 

薄美濃紙の原料である大子那須楮(だいごなすこうぞ)の「皮むき」と「表皮(ひょひ)とり」をしました

 

写真は表皮とりの仕事場

黒皮を削ったこうぞ、わらで編んだ特殊な台、表皮とり用ナイフ、床には黒皮

皮むきをしたこうぞ

黒皮を削ったこうぞは黄色いですが、日に干すと白くなります

 

ナイフで黒皮部分に刃を入れて5センチほど削っておこし

そこを持ってずるずるっと黒皮をはがしていく

うまくいく時は するするっと気持ちよくいくのですが

カミキリムシの食害にあった箇所では引っかかって

作業がはかどらない 

しかもその周りは固くなっていて黒皮が残りやすい

 

自然の植物ですから太い、細い、分厚い、薄いと様々あり

それに合わせて刃の入れ具合を加減することが必要

手間のかかる作業です

 

今回体験させていただいたおかげで

より深くこうぞの表情を知ることができました

 

この日はあたたかく 福寿草が元気に咲いていました

春の黄色はハッピー気分!

 

 

 

 

 

雪の翌日は晴れが多く

雪をのけて紙を干していました

 

冬は太陽が低く

 

電線の影が紙干し板にうつっています

 

しかしこの後 雪がちらちら

あわてて板を取り込んで 晴れるのを待っていましたがダメ

しっかり日を当てて紙を乾かさないとあきません

また次の日に出し直し

 

天気のことなので仕方ない

いつも太陽の恩恵にあずかっているのだから

 

雪の大変な地域からみたら

ほんまにかわいいもんです