#年収で図れるものか? | 【ハノイより】『自分勝手な還暦男』

【ハノイより】『自分勝手な還暦男』

仕事の関係で一年間の2/3は、ベトナムはハノイを拠点に、
主に台湾、インドネシア、タイ、マレーシアなど東南アジアを訪問しています。

 

 

 

#年収で図れるものか?

本当に幸福なのはどっち?

「データと出自」で検証

 

こんにちは、中島でございます。

 

さて、60歳還暦まで1週間を切りました。

 

まぁいつもどおり歳を重ねるだけなので、正直ピンと来ていませんが、節目という捉え方はしています。

 

まだやり残しがあるので、もう少し頑張りますね。

 

さて、前回のブログで、年収1000万円について書き、その際に都市圏と地方との、年収と生活について少し触れました。

 

今回はその続編です。

 

※このブログの後半で書いています

 

 

ネットの掲示板やSNSで時折目にし、炎上論争となる、定番のテーマがあります。

 

「都内勤務で年収1000万円(だけど激務&通勤地獄)」 「地方企業勤務で年収500万円(だけどマイホーム、定時退社、自然豊か)」

 

……ぶっちゃけ、

 

本当に幸福度が高いのはどちらですか?

 

この話です。

 

額面の数字だけを見れば「年収1000万円」の圧倒的勝利に見えますが、現代人の幸福はそんなに単純な数式では測れないのではないか。 

 

今回は、最新の経済データ、時間コスト、そして「北海道のリアル(札幌 vs 地方町村)」という地方のグラデーションを踏まえながら見ていきたいと思います。

 

分かり切った内容ですが、まさにそれがリアルだと思い書いていきます。

 

 

 

 

 

 

1. 「都内1000万円」のリアルな位置づけ

 

まず、そもそも「都内で年収1000万円」や「23区内の給与水準」はどのくらいの位置づけなのか、公的なデータからファクトチェックしてみましょう。

 

●都内で「年収1000万円以上」を稼ぐ人は何割?

国税庁の統計によると、日本全国の給与所得者のうち年収1000万円を超える人の割合は約6.2%。これが東京都に限定されると、単独給与所得者で約10%〜13%前後(世帯年収では13.4%)まで上がります。都内では「10人〜8人に1人」がこの層のようです。

 

●東京23区内企業の平均年収は?

東京都全体の平均年収は約595万〜644万円。さらに、本社が集中する「東京23区の上場企業」に限定すると平均年収は約729万円まで跳ね上がります。つまり、23区でバリバリ働くということは、平均ですら「地方の高所得クラス(年収500万以上)」を大きく超えていくという経済構造がそこにあるようですね。

 

 

 

2. 「地方から都内へ」vs「都内生まれ」

幸福の前提条件がズレるワケ

 

この論争を最も複雑にしているのが、「育った環境(出自)」による認知のバグです。

 

① 「地方から都内」に出てきた人の葛藤

地方出身で、高い志を持って上京し、23区の荒波を生き抜いて年収1000万円を勝ち取った人たち。彼らが突き当たるのは「実家のバックアップのなさ」と「圧倒的な格差」です。 頼れる親が近くにおらず、子育てのピンチには高額な外注サービスに頼らざるを得ません。また、都内の本当の富裕層(億ションをキャッシュで買う層)を日常的に目にするため、「1000万稼いでも上には上がいる」という相対的剥奪感に陥っている皆さんが多いと言われています。

 

② 「都内生まれ・都内育ち」の無双

一方で、都内ネイティブ(実家が都内にある人)が年収1000万円を稼ぎ出すと、幸福度は跳ね上がるみたいです。「土地や実家を相続できる(住居費ゼロ・ローンのプレッシャーなし)」「親が近くにいて、子育てを日常的に手伝ってくれる」という実家パワー(最強のチート)が使えるからだそうです。人混みや満員電車への耐性も幼少期から備わっているため、都内の恩恵(医療、教育、最先端のカルチャー)を最も高コスパで享受できるそうです。夫婦どちらの親であるかも重要な部分だと思うので、一概にパワーワードとは言えないかも・・・・・・。

 

 

「本当に幸せなのはどっち?」

 

都内企業の平均年収をはるかに超える「1000万円」は魅力的ですが、その代償として「時間」や「心の平穏」をすべて切り売りしているのだとしたら、それは本当に幸せなのでしょうか。

 

他人のモノサシや「年収の額面」という数字の魔力に惑わされず、ご自分が人生で最も削られたくないもの(お金、時間、あるいは心の平穏か)を、ぜひ見極める必要があると感じます。

 

 

 

 

 

 

 

ここからは、住む場所に関係なく、年収のリアルです。

 

個人年収1,000万円と世帯年収1,000万円

そのリアルは?

 

3. 手取り額は「世帯1000万」の圧勝

 

日本の税金(所得税)は「累進課税」のため、1人の稼ぎが多いほど税率が高くなります。

 

●個人年収1000万円(片働き)

・手取り:約720万〜730万円

・所得税・住民税の負担が非常に重く、さらに社会保険料も高額なため、額面の約3割近くが差し引かれます。

 

●世帯年収1000万円(夫500万+妻500万)

・手取り:約780万〜800万円

・それぞれにかかる税率が低く抑えられるため、個人1000万と比べて年間で「約70万〜80万円」も手取りが多くなります。 

 

月換算で約6万円の差は、生活レベルにおいて非常に大きなインパクトです。

 

 

 

4. 国からのサポートも「世帯1000万」が有利

 

日本の公的な支援制度や助成金の多くは、「世帯合算」ではなく「世帯主(所得の高い方)の個人年収」を基準に制限がかけられます。

 

●個人年収1000万円

児童手当の所得制限、高校無償化の対象外、各種自治体の医療費助成の対象外など、いわゆる「所得制限の壁」にことごとく引っかかります。「税金はたくさん払うのに、恩恵はまったく受けられない」という不満が生じやすく、幸福度を下げる大きな要因になります。

 

●世帯年収1000万円(500万+500万)

夫も妻も基準値以下(年収500万円)のため、国の教育無償化や児童手当などの恩恵をフルに受けられるケースがほとんどです。

 

へぇ~そうなんだ。

 

 

 

 

 

 

5 「ゆとり」と「分散」のトレードオフ

 

一方で、「時間」や「精神的ストレス」の観点では、一長一短があるようです。

 

●個人年収1000万円(片働き)の幸福度

・メリット

配偶者が専業主婦(主夫)やパートの場合、家事や育児のベースを任せられるため、稼ぎ手は仕事に100%コミットできます。家庭内での役割分担が明確で、お互いの役割に対する衝突が少ない傾向にあるようです。

・デメリット

自分が倒れたら終わり」というプレッシャーが常に付きまといます。また、1000万円クラスの仕事は激務であることが多く、仕事のプレッシャーや長時間労働によるストレスが幸福度を押し下げがちみたいですね。

 

●世帯年収1000万円(共働き)の幸福度

・メリット

「リスク分散」が効いている精神的安定感が最大の強み。どちらかが病気や転職、失業などで収入が途絶えても、もう片方の収入(500万円)があるため、即座に生活が破綻することはないようです。

・デメリット

夫婦ともにフルタイム勤務となるため、平日はとにかく時間がありません(時間的貧困)。「仕事・育児・家事」のトリプルパンチで、夫婦間の家事分担を巡る衝突が起こることも少なくなく、日々の精神的余裕を失いやすいのが課題のようです。

 

 

 

どちらが「幸福度」が高いのか?

 

総合的に見た場合、現代の社会構造において「幸福度(コスパと安定感)」が高いのは、圧倒的に『世帯年収1000万円(共働き)』の皆さんの方が高い傾向とされているようです。

 

世帯年収1000万円(500万×2)が幸せな理由

 税金が安く、手取りが最大化され、国の補助金もフル活用できる。片方が倒れても生活が維持できる安心感がある。

 

個人年収1000万円(1人)が幸せな理由

家事・育児を完全にパートナーに任せ、自分はキャリアに邁進できる。ただし、税金と所得制限のトリプルパンチで、実質的な豊かさは世帯1000万に劣る。

 

まぁ、あくまで傾向なので、どっちが正解かということは無いと思いますけどね。

 

 

 

 

 

 

「北海道(札幌 vs 地方町村)」のリアル

 

ちなみに、我が故郷である北海道はというと・・・・・

 

① 札幌市(200万人都市)

車不要・適度な都会・ただし平均年収は低め

●平均年収のリアル

札幌市の平均年収は約370万〜490万円前後。全国平均から見てもやや低めです。そのため、札幌で「年収500万円」は割と高所得の安定層に入るでしょうか。

●生活のリアル

家賃相場が東京の半分以下。地下鉄やバス網が発達しているため、「車なし生活」が可能であり、維持費を大幅に浮かせられます。東京ほどの人混みはなく、外食の質が高くて安い。「適度な都会感」と「余暇の安さ」を両立できるため、最もバランス良く幸福度を感じやすいエリアです。

 

② 地方町村(1次産業・過疎地)

広い家と自然・ただし「見えないコスト」が満載

●平均年収のリアル

 一般的な公務員や一部の農林漁業関係者を除けば、平均年収は300万円台に留まることも多く、年収500万円はかなりの「高給取り」となります。

●生活のリアル(冬の落とし穴)

「家賃が激安だから生活コストが下がる」と安易に移住すると、冬の現実に打ちのめされます。

・冬の暖房費(灯油・電気代)

冬場は光熱費が夏場の2倍(プラス月1.5万〜2万円以上)に跳ね上がることが普通。都市ガスではない地域もあり、燃料の単価も高いケースがありますから、札幌よりは出費は高くなる傾向ですかね。

・車が必須(夫婦2台体制)

その地域内を公共交通機関で移動することができない地区では車は必須です。世帯人数分だけ車を所有しているケースが多く、その分、車に係るスタッドレスタイヤ、車検、ガソリン代などの経費は、2倍以上かかります。

・除雪はつらい?

北海道内でも降雪量は住む場所によって違います。まぁ、氷点下の中で行う除雪は、未経験の方にはかなりの重労働であることは事実です。広い敷地がある家庭では、自前で除雪機を持っていたり、除雪業者に依頼しているケースもあります。

 

まぁ、除雪に関しては札幌で一軒家を所有している方は同じ悩みがあると思います。

 

 

 

 

 

 

都会で暮らすのか、地方(田舎)で暮らすのか、いずれの場合でも難しい点がありますが、もしかしたら田舎で1000万円の方が無双なのでは・・・・・・・。

 

 

●都会で暮らす難しさ

高コストと「他者との比較」が精神を削る点です。家賃や生活費が高く、年収を上げても税負担や教育費に追われ、満員電車や人口密度による日々のストレスが蓄積します。また、多様な選択肢と圧倒的な富裕層が身近に存在するため、無意識に自分と他者を比較して「自分はまだ足りない」という相対的な剥奪感に陥りがちです。インフラや医療は充実している反面、人間関係が希薄で、万が一のトラブル時に自力や有料サービスで解決せざるを得ない孤独感もリアルな難しさです。

 

●田舎で暮らす難しさ

人間関係の密接さと「隠れたコスト・手間」です。コミュニティが狭いため近所付き合いや地域行事、除雪作業などの共同作業が必須で、プライバシーが保ちにくい面があります。また、生活面では車が必須(夫婦なら2台保有もザラ)となり、維持費や燃料代、冬場の暖房費など「家賃以外」の固定費が重くのしかかります。仕事の選択肢や賃金水準が限られているうえ、医療施設や教育機関までのアクセスも悪く、利便性の低さを個人の体力や時間でカバーし続ける必要があります。

 

 

という感じで、どちらもそんな甘いものでは無いですよね。

 

 

 

 

 

そうそう、北海道に関して言えば、サラリーマン以外、特に第一次産業では、その年により波がありますが、総収入が億を超え、所得に換算すると何千万円という方もかなりいるんですよ。

 

高級ブランドを身に纏い、高級車に載っていたりと、そんな皆さんが結構います。

 

今の時代、どこに住んでいても情報弱者になることもなく、都会でしか買えないというモノもほぼなく、地方に暮らしていても十分に楽しんで暮らすことができます。

 

教育に関しても、同じで、塾に通わずともWEBで同じ環境が作れますから、チョー難関の職業を目指さないということであれば、十分に進学のチャンスはあります。

 

あるに越したことは無いお金ですが、幸福の尺度は違う面の方が割合が高いのでは・・・・・・。

 

やっぱり、この話を結論付けるのは難しいなぁ。

 

ちなみに、貴方の年収はいくらですかって?

 

私は人並みです。

 

ではまた、