今回は、ボードゲームで使用するオリジナルコマの作成について書きたいと思います。

以前紹介したF1のボードゲームに、実在するマシンを登場させたいと思い、

オリジナルコマを作成することになりました。
では、オリジナルコマの作成の過程を見ていきましょう。


目次
1.ボードゲームコマ作成
1ー1.コマ作成
(1)準備するもの
(2)作成の流れ
1ー2.塗装
(1)準備するもの
(2)塗装の流れ
1‐3.完成品
(1)F1コマの紹介
(2)レース再現
2.終わりに

1.ボードゲームコマ作成
1ー1.コマ作成
(1)準備するもの
まずは、F1マシンのコマの本体を作ります。以下に用意するものを記載します。
①F1コマ
ボードゲームのF1コマを原型として、使用します。


②おゆまるくん
高熱のお湯をかけると柔らかくなり、冷えると固まる物質です。型どりに使用します。

③UVレジン
紫外線に当てると固まる液体です。オリジナルのF1コマ本体を形作る材料になります。

④デザインカッター
レジンで作成したコマの不要な箇所を削ぎ落とします。

⑤紙やすり
コマの表面を平らにします。
最後の仕上げに使用します。


準備が整ったら、いよいよ作成です。
(2)作成の流れ
①型取り
おゆまるをお湯で温めて、柔らかくします。柔らかくなったら、

F1コマをおゆまるに押し付けます。
押し付けた後は、左右もしっかりコマに密着させましょう。
こちらが型取りした写真です。数分経つと固まります。

②レジン流し込み
型取りが無事に出来たら、レジンを流し込みます。たっぷり流し込んでください。

気泡ができたら、つまようじなどで潰しましょう。流し込んだ後は、太陽の光に当ててください。

太陽の光の強さによりますが、30分以内に固まると思います。



③カット
レジンが固まったら、型から取り出します。余分な箇所をデザインカッターで削ぎ落とします。

コマの出来栄えが大きく左右されるところなので、丁寧に削りましょう。
こちらが削る前


こちらが削った後


④仕上げ
出来上がったコマを丹念に磨いて、表面を平らにします。
次はいよいよ、塗装です。

1ー2.塗装
(1)準備するもの
作成したF1マシンのコマを塗装します。以下に用意するものを記載します。

①サーフェイサー
コマの塗装前の下地に使用します。レジンの塗りを良くします。


②模型用塗料
コマの塗装に使用します。


③筆
コマの塗る時に使用します。


④洗浄液
筆を洗う時に使用します。

洗浄液を入れるための容器もご用意ください。


(2)塗装の流れ
①下地
サーフェイサーをコマ全体に塗ります。


②塗装
F1マシン、それぞれの色に合わせて、塗装します。

1‐3.完成品
塗料が終わったら、完成です。では、完成品を紹介していきます。

(1)マシンの紹介
①マクラーレンホンダ
赤と白のコントラスト、うまく再現できた気がします。


②ウィリアムズルノー FW15
使用している色が多い‼️かなり手間が掛かりました。


③ベネトンフォード B191
色が重なりそうな箇所を綺麗に塗れるようになりました。


④フェラーリ 641
真っ赤なボディーがかっこいい。
色が少ないので、思いっきり塗れました。


⑤ロータスホンダ 99T
黄色一色。シンプルで塗りやすかったです。


⑥ラルースランボルギーニ LC90
色が多く、細かいところの特徴もあり、大変でした。

かっこよく仕上り、気に入ってます。

⑦マクラーレンメルセデス mp4/16

⑧ジョーダン無限ホンダ 199

⑨フェラーリ F399


(2)レース再現
①1990年再現
フェラーリ、マクラーレンが強かった年です。日本人ドライバーのマシンも登場してます。

スタート前の上からの写真

横からの写真


セナとプロストのバトルを再現した写真

雰囲気が出てますね~。

②1993年再現
ウィリアムズルノーが強かった年
マクラーレンのセナとベネトンのシューマッハの戦いも見物です。

スタート前の上からの写真


横からの写真


苦しいシーズンながらも奮闘するセナを再現した写真です。

先頭、セナ。続いて、プロスト、シューマッハ、デーモンヒルが追っている

イメージです。


2.終わりに
いかがだったでしょうか。コマを作成するイメージがつきましたか。

久しぶりにプラモデルを作成した気分になりました。ボードゲーム会でお披露目する時が、楽しみです。難易度は、そこまで高くないので、興味のある方はチャレンジしてください。