今回、おすすめするゲーム「列強の興亡」を紹介します。


このゲームは、他国を侵略し、領土を広げるゲームです。時代背景は第二次世界大戦になります。では、ゲームの説明をして行きます。

目次
1.ゲームを始める前に
 1ー1.カードについて
     (1)領土カード
     (2)戦闘カード
     (3)イベントカード
 1-2.戦闘について
    (1)中立国の戦闘について
    (2)プレイヤーとの戦闘について
 1ー3.戦後の処理について
2.ゲームプレイについて
  2-1.ゲーム準備
    (1)国決め
    (2)中立国の配置
    (3)手札配布
  2-2.ゲームの流れ
    (1)カード補充
    (2)アクション
    (3)カードの限度枚数調整
3.終わりに


1.ゲームを始める前に
1ー1.カードについて
(1)領土カード

領土カードには、国力、国名、隣国が記載されています。

「日本」を例に説明していきます。

①国力

日本の国力は「5」です。国力はこのゲームの肝になります。侵略した国の国力がゲームの勝敗を左右します。

②隣国

日本の隣国は、「シベリア」「中国」「南大平洋」になります。
侵略を進行するためには、隣国が記載している領土を所持している必要があります。例えば、保有している領土が「日本」の場合、「アメリカ」をいきなり攻撃することができません。「アメリカ」を攻撃するには、「アメリカ」の隣国、「ハワイ」、「アフリカ」、「イギリス」のいずれかを領土にする必要があります。
日本からアメリカへの侵略を行う場合、まず、「南太平洋」に進行し、

「ハワイ」までを領土化します。

アメリカ」の隣国に「ハワイ」が含まれているために「アメリカ」攻撃することができます。


隣国は、陸から攻めることができる場所と海から攻めることができる場所があります。
隣国に紐づいている線の色を確認ください。黒色が陸、青色が海から侵略できる場所になります。

フランスを例に説明します。

「ドイツ」、「イタリア」から「フランス」を攻める場合、陸から侵略します。

「イギリス」から「フランス」を攻める場合、海から侵略します。


攻める場所によって、兵器利用の制限があります。
陸から攻める場合、以下の制限があります。
【利用可能】
戦車(陸)、戦闘機(空)
【利用不可】
戦艦(海)

 

海から攻める場合、以下の制限があります。
【利用可能】
戦艦(海)、戦闘機(空)
【利用不可】
戦車(陸)
実際の戦闘をイメージするとわかりやすいと思います。
(2)戦闘カード
戦闘カードには、武器の名前、戦闘力、生産国名が記載しています。戦闘力の記載には、色がついています。紺色は海、茶色は陸、水色は空から相手を攻撃することができます。海、陸、空の兵器を見てきましょう。
①海の兵器

  日本の戦艦「大和」です。戦闘力「2D」です。

※2Dとは、サイコロを2個振って、出た目の合計を示します。

②陸の兵器

 アメリカの戦車「M-4 シャーマン」です。戦闘力は「2D」です。

③空の兵器

 イギリスの戦闘機「スピットファイア」です。戦闘力「4F」です。

※4FのFは、戦闘機を示します。戦闘力は「4」です。


(3)イベントカード
イベントカードは、戦闘を有利にするカード、戦略カードがあります。うまく利用することによって、戦況を優位にします。
①戦闘を有利にするカード

戦闘時に使用します。単独では使用できません。


②戦略カード

アクションの1つとして、単独で使用できます。


1ー2.戦闘について
領土を広げるには、他国を侵略しなければなりません。プレイヤーは、「まだ侵略が行われていない中立国を攻める」 or 「他の列強国(プレイヤー)に宣戦布告し、領土を奪う」を行います。
(1)中立国の戦闘について
プレイヤーは、侵略したい中立国(隣国が記載している領土を所持している必要あります)に対して、宣言布告します。好きな枚数分戦闘カードを選び、場に出します。中立国は、国力に応じた枚数分、山札から場に出します。プレイヤーのカード、中立国のカードをそれぞれカードをオープンにします。戦力を確認します。戦力の総数が大きい方が勝利です。(同じだった場合は防衛した国が勝利)。

「中国」を例に説明します。

①国力に応じた枚数

中国の国力が「 3」なので3枚山札から場に出します。

②戦力の確認

プレイヤーが「シベリア」、「インド」から「中国」が進行してきた場合は、陸戦を行い、戦力の確認をします。(中立国は戦艦カードを除外)。

プレイヤーが「日本」、「南太平洋」から「中国」が進行してきた場合、海戦が行い、戦力の確認をします。(中立国は戦車カードを除外)。


(2)プレイヤーとの戦闘について
プレイヤーは、侵略したい列強国の領土に対して宣戦布告します。手にいれたい領土(隣国が記載している領土を所持している必要あります)を宣言し、攻撃を仕掛けます。好きな枚数分戦闘カードを選び、場に出します。
防衛するプレイヤーは、好きな枚数分戦闘カードを場に出します。戦闘の勝敗の判定及び兵器の使用制限は、中立国と同様です。

1ー3.戦後の処理
戦闘に敗北したものは、戦闘カードをすべて失います。戦闘に勝利した国は、戦闘カードの生産国が領土内のものであれば、手元に戻ってきます。日本を例に説明します。日本が、イタリアを領土にしている場合は、戦闘カードの生産国が「日本」、「イタリア」であれば、手元に戻ってきます。

こちらが戦闘勝利時に戻ってくるカードの例です。

生産国「日本」の戦艦大和

生産国「イタリア」の戦艦リットリオ


2.ゲームプレイについて

2-1.ゲーム準備

(1)国決め
プレイヤーは、アメリカ、ソビエト、ドイツ、(イギリス or 日本)のいずれかの国を選び、自分の前におきます。

 (2)中立国の配置
残りのカードをすべて、自由に配置します。
※自分がプレイしたときは地図に従って配置しました。

(3)手札配布
各プレーヤに手札を5枚配ります。手札にオープンカードの「レジスタンス」がある場合は、カードを山札に戻し、1枚補充してください。


2ー2.ゲームの流れ
(1)カード補充
山札から一枚カードを引きます。
(2)アクション
アクションは、戦闘 or イベントカード使用のいずれかを行います。
(パスも可能)
①戦闘
中立国 or 列強国に宣言布告します。戦闘の詳細については1-2をご確認ください。
②イベントカード
戦況を有利にするカードです。イベントカードの詳細は、1ー1の(3)をご確認ください。
(3)カードの限度枚数調整
手札が5枚になるように枚数調整してください。

(1)~(3)を山札がなくなるまで繰り返します。最後に最も国力があるプレイヤーが勝利です。

3.終わりに
このゲーム、ものすごく上がりました。手札の状況、領土に隣接する国、敵国からの襲来によって、状況が変わり、激しい戦闘を繰り広げられました。ルールがシンプルで、スピード感もあり、とても楽しめました。また、イラストが渋くて、格好良かったです。手軽に遊べるWARゲームとしておすすめです。