古い話になりますが、1980年代、パソコンはNECといった時代がありました。

当時の職場の同僚がAppleのパソコンを買ったというので、驚きとともに、非国民的?な感を抱きました。

そのころはBASICでプログラミングするのが面白く、

世間でも、やたらとプログラミングのテキストが売られていました。

 

私はあまりお金がなかったので、シャープのポケットコンピュータを買って仕事に使いました。

電子回路の数式を入力して、出力のばらつき範囲をボールペンプリンタで出力させました。

もしかしたら、自分の図書目録が作れるかもしれない、というのもありましたが、

データベース的な利用には、ちょっと無理がありました。

 

そんなこんなで時は過ぎまして、転職もしたりで、1980年も後半、環境が変わりましたが、

一番の収穫はMacintoshとの出会いでした。

その昔、同僚がMacintoshを買ったという、その理由が分かった気がしました。

使いやすすぎる!直感でわかる!つまり、GUIが最高だったわけです。

簡易データベースや、ドローソフトにペイントソフトも当時としては画期的でした。

 

自分のやりたいことは、このパソコンでできるじゃないか!

高かったけど、ExcelやFileMakerはもともと完成度が高く、

表計算、グラフ作成、データベースはらくらくこなせました。

DOSのロータスとか…いずれ駆逐されると思いました。

 

案の定、DOSはMacのまねをしてWindowsに切り替わり、ExcelとWordも移植され、仕事ツールの標準になりました。

今誰もが使うソフトはもともとはMacintosh用のソフトでしたね。

AdobeのPhotoshop、Illustratorも。

 

とにかく、ExcelとFileMakerは飯の種でした。

いまも、基本的なコマンドは変わらないので、素晴らしくいいソフトだと思います。

つくづく、その昔、Macintoshに出会ってよかったと思っています。