アーカイブとはいつの日かの記憶を探るのに便利です。
自分の記憶の中にあるものの大半はきっと良くないんだけど
ダイアリーとして記録した曲を見ると
稀に鷹揚とした姿のない音を聴けるから
そんなのを探す。
https://youtube.com/playlist?list=PLPIaZPTKTla9LEhk67PVwMFvCocDLVc6l&si=HYYtd5fV4we6qle4
大宰治の葉という作品を最近見た。
破棄しきれなかった詩から短歌、短篇、小篇等集積した短文集で
葉というのは華として開花できなかった作品という意味合いとされているらしいが
その短い作品の中にとても著者の人格から価値基準や根底にある思想が伺える。
そういう作品だった。
保存した曲で出せずに放置していた曲を掘り起こして
吐き出したものとして数本アップロードした。
自分の作風としてこのような寡黙で鷹揚とし
単調で一定な曲はあまりなく
かつこういった曲を即興で弾く時は
心の負担が少なくもしくは何か忘れそうな
なんとも言い難い想いの時が大半だ。
感動しそうな曲は自分が弾くのは違和感があるんだ。
でもきっとこういった気持ちもあって弾いて
優しさを模写する優しさでは無いものたちの音による具現化。音とは抽象的だが。
多分こうして吐き出していた。
自由に違和感も感じずに。だから無法で
自分の1部のように少しふわりとしているのかも。
ただの在り来りのような曲だけど。
暇があれば寝る前にでも聴いてみてください。