前記事に記載しました夏花の仕立て
先々週小雨の降るなか、作業をし、
今日、追加で買ってきた苗の作業をしました。
夏日の様に熱い日でしたから、陽のあたらない狭い自転車置き場での作業です。
土が足らないため、前回仕込んでおいた土に、
追加の資材を加えて作ります。
ちなみに私は作った土を、
こんな土嚢袋(?)のような通気性のよい袋に入れて保管してます。
これならカビが生えないし、自然と乾いていくんです。

前回作った土も良い香り、
おいしそうな匂いがします。
ここから微塵を除去していきます。
今回は水で流さず、乾いたまま、振るうことにしました。

使うは、ケーキ用の粉ふるい
どの程度までの大きさを微塵とするかが鍵になると思うのですが、
you tube などの園芸の動画を見てみると、
なんとも目の粗いザルのような網でふるっていらっしゃるのが多いのですが、
それだとほとんどの土を捨てることになり、
砂石のような土しか残りません。
当初、こうした偉い先生型の動画どおりに行って、
花がさんざんな結果になった失敗が幾度もあるので、
今の私の基準は、このケーキ用の網をすりぬける大きさを
『微塵』と定義することにしています。
実際、これで行うと、鉢に入れて水を注いだとき、
詰まることがありません。
そんなわけで、これをふるっていきます。

時折、手で軽くかきまぜながら、落としていきます。

すると、出てくる埃のような土

わかりますか?
これが土のなかの根を窒息させてしまったり、
水をいつまでも通過できずに根腐れさせてしまうのです。

こうしてふるいに残ったものを、バケツに入れていきます。

えいや!

ふるっている過程で、これはすりぬけないけど、
粒小さいんじゃない・・・?と思うときは、

今度は指古いっていいまつか、
指に乗せてのこった粒だけ使う容器に入れ、
指からこぼれたものは微塵とすることにしています。

そうして出てきた微塵の土
このふわふわ、さらさらは、ほんと、まじでケーキに使う小麦粉のようでつ。

しかし、それを手のひらにのせて、そっとつまむと、

そっとつまんだだけでも、ぎゅっと固まるのです。
水を含むと、微塵はまるで粘土のようになります。
粒と粒の間にあるちいさな空気の層を、これらの土が隙間に入り込んでしまうと、
根は酸素を取り込めなくて呼吸ができず、苦しいのです。

このあと、加えた新しい赤玉土もこうしてふるいにかけて追加しました。
赤玉土も焼成赤玉でないと
かなり土がつぶれていて、相当な微塵量がありますので、要注意です。
そんなわけで、今日で夏花の土づくり、3時間かけて植え替え完了です。
今回の土づくりに使った資材は
リサイクル土に
赤玉土、腐葉土、苦土石灰、パーミュキュライト、サラブレッドお馬の堆肥、
カルシウム、ニーム入り野菜肥料、マグァンプ、乳酸菌

熱い夏、我が家を通る方々に、
ひとときの気持ち安らぐ景観となりますように・・・。